キャンペーン・リプレイ

第 三十五話 「 彼 の 者 達 の 聖 典 」  平成13年4月22日(日) 

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 ここはご存じライバの街。クサナギ達一行がラゾレ商会の依頼を受けて旅立ってから数日が経った。竜の牙亭には、雨期による不安定な天気と土砂崩れなどの災害を避けて仕事を切り上げた人々が暇そうに屯していた。そしてその中には、操兵整備の仕事のために一行においてきぼりを食らったミオの姿もあった。
「だぁーっ!もう、頭に来る!!。おっちゃん、もう一杯注いで!!!」
 ミオは口もとが白くなりながらも、ジョッキを突き出して追加を要求する。
「もう止めときなよミオ。それ以上飲むと腹を壊すぞ?」
「ぬぁに?あたしには注げないっての?お・か・わ・り!」
 突きつけられた空のジョッキから漂う"乳臭さ"に、主人はげんなりした顔でお代りの牛乳を注いでやった。酒に弱い彼女が代用品を飲むのは(きちんと清算するから)勝手だが、それにも限度というものがある。本人は平気で杯を重ねているが、はたから見ている方が胸やけを起すありさまだ。その時、
「ただいまぁ〜」
 と、久方振りに呑気な声が聞こえてきた。ここのところライバを離れていたアファエルだった。そんなのほほんとした森の妖精の声にミオは、急に立ち上がって彼女の元に駆け寄った。
「あぁ!アファエルだぁ!!」
 たったったったった……だきゃ!……ずりずりずり……
 ミオはアファエルを強引にカウンターに座らせた。そして……
「こいつが帰ってきたところで、もう一杯おかわり!」
 アファエルは勧められた牛乳を怪訝そうな表情を見せながらもとりあえずは飲み干した。そしてミオに再び話しかけた。
「〜随分とご機嫌ですねェ〜。何か良いことがあったんですか〜?」
 のほほんとしたこの妖精は[恐いもの知らず]でも有名だ。この爆弾発言の後、水を被った猫のようなミオの唸り声が主人と他の客達をビビらせた。
「クサナギの野郎……アタシら置いてきぼりにしたのよ!そりゃあアタシは雨季で故障しやすい操兵修理の仕事が増えてたし、アファも大道芸の稼ぎ時で忙しかったけど、一言ぐらい声掛けてっても良いじゃない!?」
 そしてミオはアファエルの前にまたもジョッキ一杯の牛乳をどんっ!と置いた。それを見たアファエルはこれ以上飲まされてはたまらないと思い、たて琴を取り出して、
「あのぉ〜私が作った[冒険の歌でも]どうでしょうかぁ〜」
 と、軽やかな音を奏で始めた。それでもミオは牛乳を勧めることを止めなかった。そこでアファエルは今度は(牛乳で!)酔った振りをしてその場を誤魔化した。いくらなんでも普通は騙されないのだが、錯乱しかかっているミオにそんなことが分かる筈もなく、すっかりその演技を信じ切ってしまった。それを見たアファエルはさらに調子に乗って、主人にこんなことを言った。
「そうそう、私たちの再会を祝してぇ、何か奢ってくださらないでしょうかぁ〜」
 それを聞いてどこかがプチッと切れた主人は、
「今奢れるものはこれだけかな……!!」
 と言ってとんでもないものを持ち出してきた。それは何と……
「たぁんと飲みな!!」
 主人がカウンターの上に置いたのは、金属性の巨大なバケツ一杯の牛乳だった。しかもそれは搾り立てで、とても新鮮だった。
「さすがおっちゃん!。太っ腹!!」
 ミオは喜々として牛乳をジョッキで汲み上げ、自分と主人の前にどどん!と置いた。
 二人が店の中でそんなことを続けていると、これまた久しぶりな顔が竜の牙亭にやってきた。工房都市の公証人ゼノアだった。
 だが、ゼノアに再会の言葉を交わす暇はなかった。久しぶりにこの公証人の顔を見たミオは、酔って寝た振りをしたアファエルの代わりの[犠牲者として]指名するかのように、ゼノアにジョッキ一杯の牛乳を突きつけたのだ!。何が起きたのか理解できなかったゼノアは、とりあえずはその牛乳を飲み干した。口をつけたが運のつき……。
 その後、竜の牙亭の奥から、
「へあああぁぁぁぁぁ……!!」
 との、男の断末魔が響き渡った。
 なんだかんだで時間が経ち、ようやく落ち着きを取り戻した竜の牙亭では、ゼノアがミオの愚痴を聞いてため息をついていた。
「それでミルクの自棄酒ですか……仕方ないじゃないですか。ああいう商売は期限が第一ですからね。まぁ、場所が場所だから、二週間もすれば戻ってくるでしょう」
「あと二週間……暇だよ暇だよぉ、エルグラーテの修理もできないし……」
 じたばたしているミオにアファエルはまたもやのほほんと話しかける。
「ミオ、ミオ、二週間なんてあっという間。[一晩越す]みたいなものですよぉ〜」
「[人の一生が瞬き一つ]の妖精族に言われたくないやい!!」
 などということをやっている最中、またも竜の牙亭に珍客が訪れた。それはツバサビトの郵便少女だった。彼女は手羽先の爪で器用に手紙を鞄から取り出すと、その宛先を読み上げた。
「えっと、ここにミオ=ポ……何とかって人いますか?」
 自分の名前を呼ばれたミオは無言のまま立ち上がり、ツカツカとその翼の少女の元に詰め寄った。そしておもむろに羽の付け根を掴んでカウンターに座らせ、ジョッキ一杯の牛乳を突きつけた!。
 その時、竜の牙亭の奥から、
「きゃあああぁぁぁぁ……!!」
 と、少女の断末魔が聞こえた。
 その後、(一応)正気に戻ったミオは机に突っ伏したツバサビトから手紙を受け取った。それは何と、意外な人物からの手紙だった。
「ゼロ?!」
 そう、その手紙は年明け直後にライバを離れ、その後今まで全く便りを寄越さなかったゼロだった。ミオがその封を破り捨てて中を開いて読んでみると、その内容は驚くべきものだった。
「何々?……ござる?何語だこれ?……喧嘩の仲裁?ゼロがぁ?……酒場の喧嘩?……子供の喧嘩?……犬や猫の喧嘩?……え!空しくなってまた樹界に行ったぁ?!」
 その手紙を読み進んだミオは、その先の内容にさらに驚愕した。それによるとゼロは途中で一人の女性を助けたらしいのだが、何とその特徴が静夜にあまりにも一致していたのだ。しかもその静夜とゼロが異母姉弟らしいと云うことなのだ!!。何でも、静夜の父が浮気をして出来たのがゼロで、家族は受け入れたのだが、父が世間体を気にして捨てたのだという。
「ちょいと実家に戻り、おやじをぶん殴ってくるでござるよ。〜というわけでしばらく会えないでござるが、皆と元気に再会できることを願うでござるよ……ニンニン?!」
 ミオは最後の[ニンニン]という締めくくりの言葉が妙に気になった。それを聞いた主人はこんなことを言った。
「そういえば、[倭の民族]がそんな古語を使っていたと聞いたことがあるなぁ」
 [倭の民族]とは、太古に故郷を失い、都市国家をさまよう流浪の民である。彼らは独自の文化を持ち、その中には確かに[ござる]と云ったような古語も含まれているという。だが、[ニンニン]という言葉があったかどうかは定かではない……。
「なるほど……ゼロは羅 諸国連合に行ったのね……?!」
 手紙を読み終えたミオは、「キーッ!!」と叫んで手紙を放りだし、再び客を巻き込んで[牛乳パーティ]に再突入した。首をかしげたアファエルがその手紙を読み返し……
「……いい性格してますねぇ〜」
 このアファエルに溜息を吐かせるとは、ゼロ恐るべし(笑)。
「なるほど〜ミオさんが怒るのも無理ないですね〜」
「でしょ、でしょ?」
 賛意を得て嬉し気に相づちを打つミオだったが、次の台詞にずっこけた。
「恋人ほっといて実家に帰られるなんて〜」
「……おい」
 見ればこの耳長娘、あらぬ妄想に頬を染めていたりする。
「どうせなら〜御家族にお嫁さん紹介するくらいの気概が……」
「あいつは弟!」
 アファエルの更なる暴言はミオのジト目とドスの効いた声で封じられた。
「……みたいな奴だったのよ。ちゃんと家族がいたんなら、余所者が姉貴面する必要もないじゃない?むしろ肩の荷が下りて清々したって感じ!」
 と言い捨ててやけ牛乳をあおるミオ。はたから見れば、「弟扱いしてきた年下の少年の成長ぶりに、急に異性を感じてときめいてしまった少女!」そのものなのだが……王朝結社の軍師を手玉に取った脳細胞も、自分のことになると途端に活動が鈍るようだ。
 触らぬ神になんとやら、アファエルは牛乳の飲みすぎで飛べなくなった翼の少女を二階まで運んで休ませると、そのまま「じゃーねー〜」と言って街の散策に出かけていった。
 さて、改まって街の散策といっても、このライバの住人となっていたアファエルにとっては特に今更珍しいものはなかった。確かにアファエルが最初この街を訪れた時は工場や操兵など珍しいものがたくさんあったのだが、彼女にとってはそれすら今は見慣れた存在となっていたのだ。だが、それでも一つだけ目新しいものがあった。
 気がつくとアファエルは、巨大な縦穴式住居の前に立っていた。それは御仁族モ・エギの家だった。この巨大な茅葺きの建造物を見たアファエルは驚き、茫然と見上げた。
「はぁぁ〜」
 アファエルはため息を一つついてまたモ・エギの家を見上げた。そしてしばらくして、ある衝動が湧き出てきた。
「天辺に〜登ってみたいですねぇ〜」
 そんなことを口にした途端、アファエルの体はその欲求に忠実に答え、唐突にその藁葺きの斜面に取りつき、そのまま登り始めた!。もともとこういった体術が得意なこの妖精は、その急な斜面を軽々と登っていった。この様子を見ていた街道沿いの人々が何かをしきりに叫んでいたが、もはや登ることに夢中なアファエルの耳には全く届かなかった。
 程なくしてアファエルは、モ・エギの家の頂上にたどり着いた。好奇心に駆られたアファエルは明かり取りの天窓から中を覗き込むと、そこには不思議な光景が広がっていた。中にある調度品はすべて通常の五倍程の大きさで、棚には骨董市で買ったと思われる人間用のタンスが小物入れとして飾ってあったりした。
 アファエルはしばらくそうして眺めを堪能した。そして自分がここに来たという証として、矢の一本に自分のバンダナを縛りつけ、旗代わりに突き刺した。矢羽の旗がはためくのを見たアファエルは、そのまま滑るように斜面を降り、転がるように着地した。
 思わず尻餅をついたアファエルが埃を払って立ち上がると、周りに人だかりができていることに気付いた。人々はアファエルの[暴挙]に驚いていたが、とりあえず無事なようなのでとりあえずはほっとしていた。そんな人々を見たアファエルは、それでものほほんとした態度を崩さずに「どーもどーも」とその場を立ち去ろうとした。
 その時、その人だかりの中からひときわ変わった男が出てきてこんなことを言った。
「何ということだ!。このような大都市に[悪魔の家]が立っていようとは……!!」
 アファエルは知らなかったが、その個性的な顔立ちの男はリダーヤ正教司祭の正装で身を固めていた。その男に興味を持ったアファエルが近づくと、男は声を荒げて叫んだ。
「おぉ、あなたは気がつかなかったのですか?!。ここは恐ろしいあの樹界の住人[御仁]の家出すぞ!!」
 それを聞いたライバ市民は思わず「知ってるよ!」と叫び返す。そしてアファエルも、「私の友達!」と、言い放ち、何故か男の近くによって額に手を当て、「いけない?」と聞いてきた。 男は「いったい何を?!」と取り乱してその手を払いのけ、
「この街の住人は御仁を受け入れているのか?!」
 と憤慨し、再びアファエルを睨つけた。この時、男はアファエルの耳が異様に長いことにようやく気付いた。
「何という耳だ?!……この少女は人間ではないのか!!おぉ……」
 驚愕した男は思わず胸に手を当てて魔除けの印を切った。それを見たアファエルは面白がってその行為の真似をした。どうやら彼女は男の行為が何なのかを理解していないようだ。そんなアファエルの行動は男の怒りをさらに掻き立てる。
「きさま……我がリダーヤを侮辱するというのか!!」
「て、言うかぁ〜私、神様知らないしぃ〜」
「か……神を知らないだとぉ!!」
 そのやり取りを聞いていた市民が思わず呟いた。
「リダァーヤぁー?!またぁあー?!」
 それを聞いた男はますます激怒した。が、アファエルの
「〜神様って何ですかぁ?〜神様って、偉いんですかぁ?」
 という[すっとぼけた]質問攻撃に思わずたじろぎ、返す言葉を見失った。
 その時、位の低そうな司祭が男の元に駆け寄ってきた。
「そろそろ出発いたします。今日中に城に入ってこの国の王に謁見いたしませぬと……」
 それを聞いた男は思い出したかのように叫んだ。
「そうだった……ふんっ!。こんな建物など、この国の王に掛け合って、すぐに撤去させてやる!!。その時は……」
 男はここでアファエルに向き直った。
「お前も一緒に火炙りにしてくれるっ!!」
 言いたいことを叫んだ男は、そそくさとこれまた豪華な馬車に乗り込んだ。それを見送りながらアファエルは別れの言葉を投げかけた。
「じゃあねぇぇぇおじさん!。神様に逢ったらよろしくねぇ!!」
 アファエルの声を聞いた男は話しかけられたこと自体を忌まわしきことと思ったのか、その場でまたも魔除けの印を何度も切った。それを見たアファエルもまた「あいさつーっ!」と返すようにやはり同じように印を切る。その滑稽な光景に人々は思わず笑い転げ、お捻りを投げた。
 その後アファエルは思わぬお捻りを拾い、武器屋に矢を注文し、さらには薬屋でミオのために腹下しの薬を購入して宿に帰って行った。
 宿では、ミオが完全に腹を壊してうだっていた。そして薬を買ってきたことを聞きつけた翼少女もその薬を分けてもらい、その日は宿で休ませてもらうことにした。飲み慣れない薬を苦そうに飲み、階段を這って登る翼少女を哀れに思ったミオは、さすがに悪いことをしたと思って彼女に手を貸して部屋まで送っていった。
 何とか翼少女を寝台に寝かせたミオは、窓の外を通ったものを見て不快な気分になった。それはリダーヤ正教の紋章を掲げた馬車だった。その馬車は大通りを城に向けてまっしぐらに走り去って行った。

 その夜。暖かいものを食べたほうがよいという主人の勧めもあってミオは、今晩の食事は粥だけで済ませることにした。その時、何故かアファエルが厨房から出てきて皿一杯の粥を運んできた。それは、アファエル特性の[お腹に良い妖精粥]とでも言うべきものだった。料理に興味を持ち始めていたアファエルが主人に頼み込んで厨房に入れてもらい、腕に寄りをかけて作った香草粥だった。
 こうして二人が食事をとっていると、又々変わった客が店を訪れた。それはライバ王室近衛隊見習いレイムだった。彼女は普通、セフィロスがいるとしても特別な用事がなければこのような旅人街の、しかも酒場などに来ることはまずない。が、今日は特別な用事でもなさそうで、まるで疲れたようにミオとアファエルのところにやってきた。
 アファエルはレイムにも粥を勧めた。それを見たレイムは、
「今日は、こういったほうが美味しく頂けそうですね」
 と、その御相伴に預かった。そして周りを見渡してこう言った。
「今日は……セフィロス様はいらっしゃらないのですね……」
「セフィロス?置いてきぼり食らっちゃったよおぉぉぉ!!……お粥のおかわり……」
 ミオは再び昼間のことを思い出した。それを見たレイムは、思わず以前イーリスの話を思い出し、ミオの肩に手を置いて慰めた。
「捨てられたんですね……」
「あたしはイーリスとは違います!……て、そうじゃなくて……」
 今の一言で冷静に戻ったミオは、とりあえずアファエルを紹介した。妖精族を初めて見たレイムはその長い耳と可憐な容姿に驚いていたが、すぐに自分も丁寧に自己紹介をした。
 三人はその後、アファエルの粥を食しながら歓談に耽った。以前の白面党での一件以来セフィロスとの問題にとりあえずはカタをつけたレイムは以前にも増して明るく、そして丸くなっていた。そうして打ち解けた頃、アファエルは昼間の出来事を二人に語って聞かせた。
「〜昼間のおじさん、面白かったんですよぉ。こぉんなことして〜」
 アファエルが男の印を切る様子を真似すると、レイムがとても嫌そうな顔をして
「えぇ〜え……これぇ〜?!」
 と、自分も同じように印を切る。それを見たアファエルは「そう、それー!」と笑った。それを見たレイムは「やっぱり……」とさらに脱力した。
「実は、城に変な客が来ているのですが……」
 と、前置きしてレイムがここに来た理由を二人に話し始めた。それによると今ライバの城にはアファエルが見たというその司祭が滞在しているのだ。その男は一見すると優しそうなのだが、話がモ・エギの件になると急に血相を変えて彼女の家の撤去を要求し始めたという。
「もちろん、陛下はモ・エギさんがライバ救国の英雄の一人であることと、政教分離の観点から宗教上の理由による撤去はお認めになりませんでしたが、それでもあの司祭が詰め寄ってこられたので、その態度に陛下ご自身がご立腹なされる場面もありました……」
 ここでアファエルは、昼間モ・エギの家で起きた出来事を話して聞かせた。それを聞いたレイムはさらに話を続けた。
「私は彼の宗教を良くは知らないのですが、その司祭はリダーヤの中でもかなり位が高いお人らしいのです。その人はどうやらライバの政教分離についてもいろいろと口出しをしていたようですが、私は途中で交代の時間が来てしまいましたので……」
 レイムは一端話を切って粥を一口啜った。そしてため息をついて言葉を続けた。
「私、正直言ってあまり神様を信じていないんです……」
 これはレイムに限ったことではなく、このライバ、いや、都市国家群の半分の人々が思っていることである。現にライバ王も自他ともに認める無神論者で、この国の政教分離の政策をさらに徹底させたことは周辺の国々に衝撃を与えたことで有名である。さすがにこの都市国家群でも本格的に政教分離を唱えた国はまだ少なく、このレイ・ライバの行為は一時[神への冒涜]として一部の宗教組織(主にリダーヤ)から非難されたことがあった。
 アファエルはそんなレイムの考えに同意した。
「私も神様って知らない〜」
「そうですよねぇ……神様っていわれても、何となく実感がなくて……」
 レイムはアファエルの言葉に思わず頷いた。が……
「逢ったこともないしお話したこともないし一緒に踊ったり歌ったりしたことないし〜」
「あんた、そこまですれば信じるの……?」
 さすがのミオもアファエルの考え方には呆れ返るしかなかった。