〜マジカル少女の独り言〜
その3
「や、やめてください!人を…人を呼びますよ!?」
真夜中の公園で、女性の悲痛な声が響き渡る。普通ならそんな大声をあげられたら誰でも人目を気にして、おたおたしてしまうものだが、その女性の前にいる二人組みの男はまったくそんな様子はみせず、いやらしい笑みさえ浮かべていた。
「おい、相棒。このお嬢ちゃん人を呼ぶんだってさ。大変だぜ,どうするよ?」
ちょっと小柄で、いかにも狡賢そうな顔をした男のほうが、隣に立っている大男のほうにのんびりとした口調で話しかける。話しかけている内容とは裏腹に余裕綽々と言った感じだ。
「…。」
大男はその問いに対して、何も答えなかった。ただ、腰のあたりからナイフを取り出し舌なめずりをする、と言う行動で自分の意志を示したようだ。
「うるさいから殺す、か?ま、確かに騒がれすぎたらいくら夜とはいえ人がきてもおかしくはないなぁ…。それも仕方なし、って感じかねぇ。ククッ」
小男は意味ありげにそうつぶやくと、さっきよりもさらにいやらしそうな笑みを浮かべ、女のほうに蛇のようなその目を向けた。
「さあ、どうするね、お嬢ちゃん。おとなしくしといたほうが特だと思うが?」
腰が抜けて動けない状態で、なお逃げようとしていた彼女も小男の一言と視線のせいで完全に動けなくなってしまった。恐怖のあまりからだが動かないのだ。
「へっへっへ…逃げようとしても駄目だぜ?」
ゆっくりと近づいてくる二人組の男から,何とかして逃れようとするが、恐怖にとらわれてしまっっている彼女はぶるぶると震えるだけで、悲鳴すらあげれそうになかった。
そんな状態の彼女の足を小男がつかんだその時…。
「待ちなさい!」
凛とした少女の声がそこに割り込んでくる。小男はつかんでいた女の足を投げ捨てるように離すと,声がしたほうに身構えた。
「だ,誰だ!?」
大男も小男に少し遅れて声のほうにナイフの切っ先を向ける。
「女性に乱暴を働くなんて…。恥ずかしいとは思わないのですか!?」
この近くにある学校の女生徒用の制服、カバン、度の強そうな眼鏡…。どう見ても学校がえりの生徒にしか見えない少女が、薄暗く光っている街灯の下にその姿を見せている。男二人組は安心したように息をついた。
「ふう…びびらせやがって…。何しにきたのかな、お嬢ちゃん?子供は家に帰って寝る時間だぜ。それともなにか?俺たちのやってることを止めにきたとでも言うのかな?」
落ち着きを取り戻した男たちの顔にさっきまでのいやらしい笑みが戻る。彼等の頭の中では「見つかった」から、「エサが一匹増えた」に置き換えられている事だろう。
「はい。もちろん止めるつもりです。そんな非道な行為,見過ごすわけにはいけませんからね。」
「ひゃっひゃっひゃ!おい,聞いたか相棒!止めるんだってよ、俺らを。このちっさいお嬢ちゃんがよ!」
小男は大笑いしながら横の男に話しかけるが、相変わらず返答はない。その代わりに一歩前に出る事によって、どうしたいかを小男に示しているようだ。
「おう、お嬢ちゃん。俺の相棒が俺を止めてくれ、って言ってるぜ。ま、でかいからしんどいかもしれんが、しっかり受け止めてやってくれや。ひゃひゃひゃ!」
小男はひとしきり笑うと、恐怖にゆがんでいるであろう少女の顔を見るために、そちらのほうに目を戻した。…が、そこにはぶるぶると震えている少女の顔はない。小男が見たのは、あきれたような少女の表情と、手に持っている1枚のカードだった。
「出来れば手荒な真似はしたくなかったのですが…。しょうがないですね。」
「そ、そのカードはまさか…き,貴様まさか、マジカ…。」
「もう謝っても駄目ですよ!『変・身』!」
少女のその一言とほぼ同時に輝き出すカード。その光は徐々に大きくなり、少女の体を包み込むように広がっていった。
説明:彼女は自分のマナをカード「変身」に注ぎ込む事によって聖戦士「セラ・アバター」
に変身…
少女:「ぼっとるのーむ!」
説明:…する予定だったのだ!(爆)
少女:「…あ、あれ???」
監督:「はい、カットォ!誰!?デッキにボトルノームなんかいれたのは!?(爆)」
〜特撮物「マジカル伝説少女」撮影現場より〜
今日のキーカード:Polymorph/変身 3青 ソーサリー
対象のクリーチャー1体を破壊する。それは再生できない。そのコントローラーは、そのライブラリーの一番上のカードを、クリーチャー・カードが公開されるまで公開し続ける。そのプレイヤーは、公開されたクリーチャー・カードを場に出し、公開されたほかのカードをライブラリーに戻して切り直す。
注意:ライブラリーにいれるクリーチャーの選別には気をつけましょう(^^;
〜この小説の団体名等はすべて架空のものです〜
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ちょっと強引に仕上げすぎてしまった感があります(^^;
ま、温かい目で見てやってください(^^;