昔ある所に『竹取のシン爺さん』と言う奴がいた。
シン爺さんは16歳ぐらいなので皆には『シンジ』と呼ばれていた。
シンジは小さいときに母親は他界して、父親は仕事で行方不明なために1人で竹を取って生きぬいてきた。
そんなシンジにも約1年前に彼女ができて今は2人で暮らしていた。
そんなある日、シンジはいつものように竹を取りに出かけた。
「じゃぁ、行ってくるから。」
シンジは誰もいない玄関で1人言った。
彼女の『アスカ』はいつもこの時間はまだ寝ていた。
シンジはいつも寂しさをまぎらわす為にこの台詞を言うのだがその方が悲しい気がする。
「はぁ〜・・・」
軽くため息も出る。
アスカは家事を一切しないうえに仕事もしない、シンジは働くと一緒に家の仕事もしなければ行けないのだった。
なんでこんな女と結婚したかと言うと簡単に萌えたのだった(作者&シンジ)。
<『萌える』・・・・・若芽が伸びる。一部の場合は『燃える』とも書く。(国語辞典より)>
<『萌える』・・・・・大きいお友達が小さい登場人物に傾倒すること。とめどもなくなると『燃え萌え』となる。(ある特別な辞書より)>
後者がこの場合は正解である。ある意味、欲望の一種だとも思う(作者より)。
まぁそんな訳でシンジはアスカと同棲しているのだった。
そして今日もシンジは竹取に1人で行った。
山の上のほうに竹林がある。シンジはいつもそこで竹を取っていた。
しかし今日に限ってはいつもとは違った。
ちょうど竹林の真中の方に大きな他とは比べれないほどのサイズの竹があった。
それを見たシンジは、(あれなら数年間は楽ができる!)そんな事を考えていた。
シンジはまだ若い。時間はあるにこした事はない。
なんたっていつも家の家事をこなして竹取までしているのだから家事だけならどんなに楽だろうか。
そんな訳で(何で急にあんなのが生えているんだ!)とか(本当に竹か?!)とかは思わなかった。
ひとまずシンジは走った。しかもかなり速かった。
体育の授業でこの速さで走ったら確実に陸上部に連れ去られるレベルで速かった。
さらに言うとアメリカ版ゴジラより早かった。
(自分以外には誰も見つけていないのだろうか?)走りながらシンジは考えていた。
(もしも他にも発見した人間がいたのならその時は・・・・・・・)
手の中にある鎌に力がこもる。
(殺る!)
人というのは怖いものだった。

数分後、シンジはようやく竹の前まで来た。
通った道には倒れた木が散乱していた。
速すぎる弱点、それは前が見えないことだった。
しかし体には傷1つ無い。
お前生まれる時代間違えてるぞ!
今の時代ならK-1やオリンピックにでもでて
大儲けできているだろう。
まだ息は整っていないのだが
ひとまず辺りに人がいないのを確認すると竹に近づいた。
(あれっ?)
竹にしてはおかしかった。
周りに微妙にネジのようなものが見えた。
しかもあからさまにドアのようなものもついている。
「やっと来たかシンジ」
急に後ろから声がした。
後ろを向くと同時に右手に力がこもった。殺る気だ。
「なっ!」
しかし、シンジは後ろを向いて驚愕した。
「父さん」
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