「だッ・・・誰だあんた!」
かなりびびってシンジが言った。
そりゃ急に変な生物が女の人になったら普通びびるだろう。
でも作者は思う、本当にあったらちょっとおいしい。
「私の名は『カグヤ』と申します。」
実に普通なつまらない名前だった(全国のカグヤさんごめんなさい。嘘です)。
「それじゃあ、お元気で!」
(捨て子だ!こいつは捨て子だ!)
そう思ってシンジは走る。風のように走る。
笑顔で壁を壊して走る。
今にして思う(最初からこうして帰ればよかった。)
来たときより1.5倍は速い速度でシンジは家にたどり着いた。
「ただいま!」
息切れた状態もおかまい無しにシンジは家の中に入った。
アスカはもう起きていて、今は本を読みながらお菓子を食べている所だった。
金髪で人気のとれそうな顔。
さらに頭には赤い猫耳のようなものがついていた。
「お帰り」
そう言いながら笑顔で近づいてくる。
なんとなくで安心したシンジだったがその時・・・
ドゴォーン
アスカの正拳がシンジの右の頬にヒットした。
「誰よその女は?!この馬鹿シンジ!」
見るとシンジの後ろには1人の女性がいた。
奴の名は・・・・・・カグヤ。
「なっなんで君がここに?」
「初めまして、私はカグヤと申します」
それから数分間説明が続いたが省略。
簡単にまとめると、彼女はまだ生まれてきたばかりらしく
自分の事は名前以外何も知らなかった。
しかし生活に必要な知識などは備えられているらしく
それ以外の事はいくつか分かった。
まず彼女は月に住んでいる人間らしく
あの竹は宇宙船らしい。
しかしシンジ達は宇宙船など見た事も聞いた事もないので
(変態だ!)としか思えなかった。
そして月では遺伝子操作で子供が作れると言う事だった。
「それで、なんでここに来たのよ?!」
機嫌悪そうにアスカが言った。
「やはり日本の伝統として、この際やしなってもらおうかと」
かなり図々しい話だった。
「駄目に決まってんでしょ!」
「なんですって!」
カグヤが驚く。どうやら断われるとは思っていなかったらしい。
「けどそれでは数千年の日本の伝統が・・・」
「そんなの知らないわよ!」
「あぁ、なんてことでしょうか!
数千年と言う月日は、人の心までも変えてしまったんですね。」
カグヤが大げさに嘆いて見せる。
なぜか周りは暗くなって
カグヤにだけスポットライトが当てられている。
「だめったらだめよ!」
冷たく言い放つ。シンジは横で立っているだけの悲しい存在だった。
「チッ・・・」小さく舌打ちをする。
明かりがついてライトを照らしていた『クロコ』達が退散する。
しかしそれについては誰も何も言わなかった。さすがクロコだ!
「一応お礼として竹の中にある金銀は差し上げますが。
どうでしょうか?」
カグヤは小さな声で言った。
その瞬間、アスカの意思で彼女との同居が始まった。
ようやく半分を過ぎました\(^○^)/