模型など RX-121-2A [ガンダムTR-1]アドバンスド・ヘイズル

 

HGガンダムシードシリーズで最早ダレ切ったバンダイが送り出した久々の力作。
電撃ホビーマガジン誌上で連載中の「アドバンス オブ Z ティターンズの旗の下に」
作中で登場する…ってこの辺は別に良いか。
ココ見るような奴なら知ってるか興味ないかの2極だろうし。

原作等の背景を端折ってプラモデル単品で見ると、これがまた素晴らしい出来栄え。
HGガンダムシードシリーズ(以下種プラ)を展開しているのと同じメーカーのプラモデルとは到底思えない内容である。
というか、実際に設計をしている開発室が根本的に違うのではなかろうか、とか思っているんだけど、どうなんだろう。

 


キットは第一弾・ヘイズル改の色変えに追加ランナー2枚。ABS1枚、色プラランナー1枚の構成。
追加となったのは、
強化型シールドブースター
足底部ハイヒールブロック(追加スラスター)
頭部高性能光学センサーユニット
バックパック・マルチジョイントブロック
腰部サブアームユニット
ホールディンググリップ用左右握り手
以上。
ヘイズル本体のパーツは何も削られていないので、普通の黒ヘイズルとしても組み立てたられる親切設計。
そして、この黒ヘイズルがまた妙に格好良い。
ボリューム大目の全体像が引き締まって見えるような気がする。
ただ、パッケージの微妙に赤みが差した青は再現できていない、極普通のティターンズブルー。
あの色が絶妙なだけに、できれば塗装してやりたいところではある。

形状・カラーともアンシンメトリーなシールドブースターが目立ちますネ

追加パーツで一番サイズの大きい、強化型シールドブースター。
ポリキャップ含めて全4パーツ構成と、とてもシンプル白一色。
このパーツについては、バンダイから白1色で成型できる新型シールドをキボンされて設定された、との説も有る。
色は無いがボリュームは充分で、パッと見の印象以上に面白い+格好良い形状をしている。
ぜひ手にとって舐めるように眺めて欲しいパーツ。
ただ、蓮コラやフジツボが苦手な人には鳥肌が誘発されてしまいそうではあるが…。
藤岡建機イラスト版の塗装パターンだとこの印象は大分安らぐ。今月号の電撃ホビーマガジン参照。

足首はこれ以上伸びない

そして、足底部ハイヒールブロック。
バーザムを意識して取り入れられたこのパーツは、完成したスリッパパーツを左右から挟みこむ構成。
残念ながら、仕様のままでは組み上げた後に取り外すにはパーツをバラさなければならない。
そして、ハイヒールなだけに足首の関節を伸ばさないと体勢が整わない所で、
ヘイズルの可動面の弱点である『足首の伸ばし』が障害になってしまう。
足首関節をギリギリまで伸ばさないと足首から上体までが綺麗な立ち姿にならないのだ。
…ただ、ハイヒールなだけにスリッパ部は角度が付いたままの形で固定されるので、
飛行ポーズ等にも特に支障は無いとも言える。
あと、ヒールの高さがそのまま足の長さに加わるお陰で、上半身に重装備を施した際の短足感が薄らぐ模様。
本当はフトモモを伸ばした方がいいんだけどね。

ブースターポッドの余りパーツが一寸勿体無い

バックパックのマルチジョイントブロックはフレキシブルブースターポッドと交換。
左右張り合わせ2パーツなのだが、パッと見、用途不明の穴が開いていて、何だかパーツ欠品っぽくてもにょもにょする。
実はコレ、HGUCゼクアインの脚部プロペラントタンク装着用の穴。
セコいととるか、プレイバリューが豊かととるかは人次第。
同型のシールドブースター2枚を左右に装着した際の威圧的なフォルムは中々の物。


こういうのはジムでやれ、ジムで

頭部高性能光学センサーユニット。
コチラもバーザムを意識した装備。V字アンテナと差し替えで装備する。
パトレイバーのイングラム三号機(電子戦仕様)みたいなもんだと思え。
設定では下端のカバーが更に下方にスライドし、バーザムっぽいモノアイセンサーが露出する。
…ツインカメラを隠してまで装備するパーツとは思えないんですが…。
微妙に設定画と形状が異なる。
(設定上では)開閉するカバー部は一部モールドが途切れているので要修正。


なんか、自動車のオプションフロントバンパーっぽく見えてくる…

そして、賛否両論分かれるチンコアーマー・隠し腕こと、腰部サブアームユニット。
コレのお陰で腰周りの厚みが凄まじい事になっている。
設定画ではそこそこ本体に密着し、サイズもコンパクトに纏まっているように見えたが、
実際に立体になってみると本体との隙間、存在感の主張が激しい。
この辺りは本当に個人の好み次第だろう。
デザイン・ギミックとも面白く、単純な機構の割には表情が付けやすい。
マニピュレーター部は、ビームサーベルやショートバレルビームライフル程度なら充分保持できる。

 

ホールディンググリップ用左右握り手は、ぶっちゃけゴミ。
棒を握るとシールドの角度がヤバい事になる。
そもそも、設定画のように機体を包み込むようにシールドを展開できる筈が無い訳で。
左手用ビームサーベル握り手、と思っておくのが吉。

 

キットの設定は制式カラーヘイズル改+強化パーツだが、実際の商品内容としては全く逆。
強化パーツをキット化するから本体もまた一緒に買って♪みたいな。
バンダイとしても折角金型を起こした以上、可能であればバリエーションは展開しておきたい所だろうし。
ただ、本体も追加パーツも出来が良いので、ボッタクリ感は薄い。
2個買い必須なキット内容も、そこまでは懐に響かない価格設定だし。
私的評価は90点/100点。
ちなみにヘイズル改は95点/100点。
5点差は色分けや一部増加パーツの割り方だけど、
ランナー配置の関係上、色分けが崩れるのは当たり前と言えば当たり前だし。
本当にクオリティ高い奴等だ。

 

 

 

 

 

 

…というのが、キット単品で見た際の評価。
強化パーツ単品で出してもアレだから本体も色変えでバリエーション出しちゃえー、
っつーのが本音なんで、このキットにおいて本体はオマケ(断言)
このキットは複数買いしてパーツをコンビネーションさせて、初めて真価を発揮する…!!

てことで以下、我が家のヘイズルさん。

 

重MSじゃなく重装備MSってのが個人的にシビれるポイント

カルテットシールドブースター・フル装備仕様。
ヘイズル改x2、アドバンスドヘイズルx2+αでやっと完成する金食い虫。
ヘイズル改を素体にして、アドバンスドパーツを全部盛り込んである。
強化型シールドブースターはやっぱり腕装備でしょ。迎撃兵装だし。

左手のライフル持ち手はG.F.F.ガンダムMk-II・FA/スーパーガンダムより。
軸を削って無理やり持たせている。

センサー部もモナカ割り この分割が少々マイナス

ヘッドパーツは単品で見ると格好良いものの、どうにもガンダムのツインカメラを隠してしまうのが私的に頂けなかったので、
両面テープで適当な位置で固定。
本来の位置にも移動できる、ジムスナイパーIIとかのゴーグルカメラに見立ててみた。
あと、アンテナも軸を削って開き気味に固定。
角と目が2対あれば何でもガンダムにしちまうって?それの何が悪い!!

サブアームユニットはどーも板切れ感が拭えなかったんで、
関節でグニグニ動かして表情を付けてみた。
サイドビューからだと、本来のフロントアーマーがチラリして、
本体のスマートさと増加装備のボリュームが両方堪能できて
個人的にもっさり感が減ってると思うんだけど、どうよ?

 

以下。
アクティブシールドバインダー装備・駆逐仕様と、
FXA-05D装備・ディフェンサーヘイズル。

組み終わってから、GFFのGディフェンサー流用すれば良かった事に気付いたorz

Gディフェンサーは増加パーツ一切掠め取られた黒ヘイズルに移管して、
白ヘイズルはGパーツ・フルドド用に開けておく。
来月はこのページに追加が有るだろう、多分。

 

 


しかし…シャープなエッジと繊細な面取り、細かいディテール。
この辺りはまさしく、種プラの台頭で失われて久しい要素である。
バッキバキに成型されたパーツは触っていて心地良い。
バンダイにはこういう方向で頑張ってもらいたい。是非に。


つうか、コレ等を見た後だと種プラのあまりのボッタクリ具合にクラクラ来る事請け合い。
ほっといても売れるキットは手を抜くってのはホントっぽいなー。
単に開発スタッフが種に愛想尽かしてて適当ヤってる、とかそんなんかもしれないけど。
不遇の最強MS・デスティニーがあそこまで愛を注がれてるのも辻褄合うしなー。

 


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