春・・・桜舞い、新規生達の希望と不安に満ち溢れる季節
春・・・それは夢と現実の狭間、幻想の見せる虚ろな季節
出逢いと別れ、そしてまた出逢い・・・
高校2年、俺はどんな夢を見るのだろう・・・なーんてな
-序章-

春、桜舞い、新たな旅立ちの季節。
俺も、この春から新たなる出発をする。
とはいえ、ただ高校1年から、2年に上がるだけなんだがな・・・
まぁ、なにかの弾みで生徒会長なんかにゃあなったが、
それも去年から引き続きだし、さほどスパイスにはならない。
「なにボーっとしてるの?早く行かないと遅刻だよ?」
あー、人がせっかく春を感じてるのに・・・こいつらときたら風情のかけらもない。
「??」
「今日の竹センいじめメニューをセレクトしてた」
「もう・・・あの先生と張り合うのやめなよぅ。」
「あいつは俺にきっと恨みがあるに違いない。人が気持ち良く寝てたら起こすし、
クラスの仲間とスキンシップとることさえ禁止しやがる」
「・・・そりゃあ授業中は怒るよ・・・」
「いや、この自由社会、禁止事項があってはならない!俺は、そう、
この自由社会を断固として守るため戦うんだ!自由社会万歳!!」
このままこいつと真面目にやりとりしてても時間の無駄なので、
この辺で無理やり話しを切り上げかつ、遅刻対策のためにダッシュ!
うーん、我ながら無駄の無いナイスなアイデア。
「待ってよぉ・・・
全く、とろい奴だ・・・と、振り返る俺の背で、予鈴が鳴る。
ああ、今日も遅刻か・・・
春・・・それは新しい旅立ちの季節・・・のはずが、俺の旅立ちはまだまだのようだ


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