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春の夜の夢(楊太) ・春の夜の夢:短くはかないことのたとえ。 ・はかない:これといった内容がない。頼りにならない。あさはか。 というわけで、本文も楊ゼンさんも“はかない”。・・・これに限ったことじゃないけど(ダメ) |
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百戦殆うからず(楊太) ・彼を知り己を知れば百戦殆うからず(孫子) 相手と敵をよく知れってねv 初めての『豊邑の話題』編 |
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一将功成りて(楊太) ・己亥歳詩 曹松 沢国の江山 戦図に入る / 生民何の計あってか 樵魚を楽しまん 君にたのむ 話すなかれ封候のこと / 一将功成りて万骨枯る 有名な詩です。一人の英雄の陰には多くの名もない犠牲があるということ。 でも拙文は隴西行(陣陶)の“憐れむべし 無定河辺の骨 / なおこれ 春閨夢裏の人”ほうが近いかも。 河のほとりで朽ちている憐れな骨。故郷で待つ妻子たちは春の夜に彼らの夢を見る。ってな感じでしょうか? どちらにしても昔も今も変わりません。 |
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閨の所作(楊太) ・酒見賢一『後宮小説』新潮社 『老師問ヒテ曰ク、後宮房事ニ於テ必ズ為スベカラザル所ノ者ハ如何ト。 小宮女答ヘテ曰ク、其レ必ズ為スベカラザル者ニ三有リ。壱ハ後庭ヲ龍陽ヲ以テ衝ク。弐ハ玉茎ヲ得テ口腔ニ含哺スルヲ以テ精ヲ奪フナリ。参ハ陰ニ陰ヲ以テ接シ、陽ニ陽ヲ以テ会ス。コノ三ハ敢ヘテ禁ズルコト肝要ナリ。 老師、掌ヲ撃チテ曰ク、大ダ好シ』 とても好きな本です。 TVでこれが原作の作品『雲のように 風のように』を見て、買いに行ったのを覚えています。 中学生だったかな? 初めて読む大人向けの本に、どきどきしながら読みました。 大真面目で閨の講義をしている様子を想像すると可笑しい。 あと、コトの最中を事細かに記録されるなんて、いくら3食昼寝つきでも真っ平です(笑)。 |
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上には餐飯を加えよと言い(発太) ・出典不明 てっきり詩経だと思っていたのですが、読み直してみるとどこにもない! “遠くに行っている夫から魚が届き、お腹を開いてみると中から手紙が出てくる。 手紙の始めは『餐飯を加えよ(ちゃんとご飯を食べているか?)』とあり、おしまいには『長く相憶う(ずっと愛している)』とある。” というような内容だったのですが、この詩を知っていらっしゃる方がいましたら教えてください。 |
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風のふくやうに 雲の飛ぶやうに(発太) ・高村光太郎『智恵子抄』より『或る宵』新潮文庫 (前略)最善の力は自分等を信ずる所にのみある / 蛙のやうな醜い彼らの姿に驚いてはいけない / むしろその姿にグロテスクの美を御覧なさい 我等はただ愛するこことを味わへばいい / あらゆる紛糾を破つて / 自然と自由とに生きねばならない 風のふくやうに、雲の飛ぶやうに / 必然の理法と、内心の要求と、叡智の暗示とに嘘がなければいい 自然は賢明である / 自然は細心である / 半端者のような彼等のために心を悩ますのはお止しなさい / さあ、また銀座で質素な飯でも喰ひませう この詩に影響を受けて、そして見事に引きずられてしまいました(玉砕)。 |
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或る夜のこころ(楊太) ・高村光太郎『智恵子抄』より『或る夜のこころ』新潮文庫 オリジナルと拙文とは何ら関係がありません。タイトルに困ったので借りてきました。 弱水とは浮力のない水のこと。溺れると浮き上がることができない。 金ダライはもちろんお約束v |
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ねこに未来はない(楊太?) ・長田弘『ねこに未来はない』角川文庫 この広い空の下には、どこか僕たちの知らないねこの死場所というものが、きっとあるに違いない。ねこたちは、じぶんの死期がちかづいていることを察するや、さりげなく家出をし、そして、お遍路さんたちのように首の鈴をチャラチャラ鳴らしながら、軒の下を、細い路地を、ひたすらその秘密の死場所に向かって急いでゆくのではないか。 ねこが好きじゃないのに、ねこ好きの奥さんと結婚したため、ねこと暮らすことになってしまった主人公。 たのしいねことの生活と、切ない別れが、とても豊富な比喩表現とともに語られているのです。 これを読むといつも、猛烈にねこが飼いたくなるのと同時に、ねこを飼うのを躊躇してしまいます。 |
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夏之日 冬之夜(発太) ・葛生(詩経) 葛生ひて楚に蒙り 鏡草野に蔓れり / 予が美ここに亡し 誰とともにか 獨り處らむ 葛生ひて棘に蒙り 鏡草域に蔓れり / 予が美ここに亡し 誰とともにか 獨り息らむ 角枕粲たり 錦衾爛たり / 予が美ここに亡し 誰とともにか 獨り旦かさむ 夏の日 冬の夜 / 百歳の後 その居に歸せむ 冬の夜 夏の日 / 百歳の後 その室に歸せむ 葛が伸び鏡草が生い茂るこの墓に、夏の長い日も冬の長い夜も愛しいあの人は眠っている。 百歳の後には私もそちらに参りますから、待っていてください。というような詩。哀しいけど綺麗で愛情に満ちた詩だと思います。一目惚れ 某保険会社では、お客さんに「万が一の時・・・」と言うのを「百歳の後」と言っているらしい。 ラストは姫昌さまの最期から(武成王のひとりごとね) ついでに『鏡草』は草カンムリに“斂”と書きます。 |
| 浮雲の思い(楊太) ・浮雲:不安なこと、定めなく移ろいやすいもののたとえ 「だめだこりゃ」を知らない人っているのかなあ。でもドリフやってたのって20年近く前だからね(うわーっ、そんな前なんだ!) よく考えたら、いかりや長介ってタラコ唇じゃないよねえ。なんでモノマネではあんなにクチビル強調されているんだ? |
| ウラシマ(楊太) ・火浦功『丸太の鷹』より『ウラシマ』角川文庫 「ずーっと考えてたんだ。ずーっと。そしてようやくわかったのさ」 「ウラシマ・タローを白髪に変えたのは、決して玉手箱の煙なんかじゃないってことがね。そうとも。そんなものがタローをお爺さんにしてしまったわけじゃないんだ。わかるかい?」 亀を助けた恐竜が現代にタイムスリップしてしまった話。今読み返してもかなり切ない話です。 故郷にも仲間のところにも二度と帰ることのできない伏羲の孤独がこのような感じかと。 はたして、玉手箱は卑劣な罠か、慈悲深い救いか。 |
| あとしまつ(発太)(楊太) 特にモトネタはありません。塗り薬と見紛う飲み薬というのはどこかであったかも(笑)。 姫発と楊ゼン、太公望に対するそれぞれの愛し方と葛藤というのは、自分にとって小説を書く上でひとつの大きなテーマでもあります。 |
| 未来への懐古(楊太) これもモトネタなし。強いて言うなら日渡早紀『僕の地球を守って』白泉社(出来上がってから思ったので、意図したわけではないのですが) 始祖の記憶はなくしているけれど、仲間が融けたこの星に懐かしさと愛おしさを感じる太公望。 |
| いつか来る日(楊太) ・NHK『その時歴史が動いた 第72回』−日本を愛したアインシュタイン・その悲劇 書いているときは、『いつか来る日』というタイトルも、懐中時計の小道具も全然出てきませんでしたが、ラストを書いていて、自然に太公望の台詞が出てきてそれをタイトルにしました。 そうしたら話も変えたくなって、懐中時計も出てきて、あんな話になったのです。途中からするすると勝手にお話ができてしまった不思議な体験でした。 |
| 望郷(楊太) ・望郷:故郷を慕い望むこと。故郷に思いをはせること。 伏羲の滅んだ故郷の最期がこんな感じかなというので一つ望郷。そして太公望の生きていた時代や場所や人はもう繰り返さないということで、も一つ望郷。 |
| 夢から醒めたら(楊太) モトネタは・・・何なんでしょう。だいぶ昔にあらすじを人から聞いた映画が元になっているはずなんですけど、それが何かがわからないし、今となっては原形をとどめているかどうか・・・。 実はもうほとんど出来上がっているのです。アップしないのは、書きたいところだけ書いてしまい、書いた場面と場面の間を埋めるのに飽きてしまうから進まないのです(ダメ)。 |
| 甘美な契約(楊太) ・Le Guin "A WIZARD OF EARCHSEA" ル=グィン『ゲド戦記』 At that Ged lifted his scarred face, meeting his friend's eyes. "Estarriol,"he said,"my name is Ged." とても好きな児童文学書です。っていうか“児童”文学なのか? 最近続編が出ました。『最後の書』って出したくせに〜(笑) 万物にはそれぞれ本当の名前があり、その名を知られてしまうと支配されてしまうというのは東洋思想でもおなじみ。だからこそ、本当の名前を教えあうというのは何よりの友情の証なんですね。陰陽師でも「晴明」「博雅」と互いに名前を呼び合っているのがツボv ヴァンパイア楊ゼンの話は続きがあるのですが、やっぱり途中で飽きてしまい、今に至る(ダメ)。 |
| 月夜を包む(発太)(楊太) ・浅田次郎『珍妃の井戸』講談社 遥かゴビの砂漠から吹き運ばれた黄砂が、悠久の時間を埋めつくして行く。 支那の大地を、槐の並木を、胡同を、瑠璃色の城を、紅牆の小路を。そして井戸の底に眠る、悲しい王妃の骸を。 さらさらと、音もなく。 一気に読んで、ラストでぼぞーっと泣いてしまいました。『蒼穹の昴』もいいけど、これもいい。 でもまだ『鉄道員』読んでないのよね。歴史物が好きなので。『日輪の遺産』とか『シェエラザード』とか(最後が説教くさいけど)。 『壬生義士伝』は先に本読んじゃったけど、映画見ても大丈夫かなあ。先に原作読むと映画で幻滅するときありますよね。 |
| 愛しきことつくしてよ(楊太) ・恋ひ恋ひて 逢へる時だに 愛しき 言尽くしてよ 長くと思はば(大伴坂上郎女 万葉集) 「好きだって言ってよ!」ということですな。 長く付き合っていても言葉は大事 |
| 星眼を望む(楊太) ・星眼:xing(一声)yan(三声) ぱちっとした綺麗な目。女性の目について言う。 楊ゼンさんのクサイ台詞募集中です。 |
| 籠まで投げても(楊太) ・票有梅(詩経) なげうつに梅あり その實七つ / 我を求むる庶士 その吉なるにおよべ なげうつに梅あり その實三つ / 我を求むる庶士 その今なるにおよべ なげうつに梅あり 頃筐に尽きたり / 我を求むる庶士 その謂ふにおよべ 思い人に梅の実を投げて「(色よい)返事をしろ!」と迫る。梅の実がなくなったら入っていた籠まで投げて「何とか言え!」という詩。 積極的で大胆な師叔を目指してみました。・・・なのになんともマヌケくさい楊ゼンさんが出来上がり。ナゾだ。 ちなみに票有梅の『票』は手偏がつきます。 |
| ひとときの安閑(楊太) ・安閑:安らかで静かなこと。気楽に過ごすさま。何もしないでのんきにしているさま。 本当はしんみり終わらすはずだったのに、どこをどう間違ったのかあんな下品なオチに・・・。 |
| 天使が降る日 ・サン=テグジュペリ『星の王子さま』岩波書店 「ね、遠すぎるんだよ。ぼく、とてもこのからだ、持ってけないの。重すぎるんだもの」 小学生のときに読んだときは、何がいいのかこれっぽっちもわかりませんでした。 身体が重くて持っていけない師叔が書きたかったのです。 |
| 幸ヲ徼ム(楊太) ・君子は易に居て命を待ち 小人は険を行って幸を徼む(中庸) 小人は君子と違って、身分不相応なことに手を出して、大きな成果を期待するのです。 でも楊ゼンさんは険を行い、みごと幸を手に入れました!(笑) 鼻血の池はライエル(『ハーメルンのバイオリン弾き』ガンガンコミックス)より。あれってフルートが王女さまだったところまでしか読んでない。 |
| 夢見る佳人(楊太) ・冴木忍『夢見る佳人』富士見ファンタジア文庫 でも『夢見る佳人』って題よく聞きますけど、オリジナルは何なんだろう。フォスター(?)の“beautiful dreamer”かなあ。 どちらにしても内容とはまったく関係ありません。夢見てる佳人は楊ゼンさんということで。 |
| 隻腕で誘惑(楊太) 師叔の部屋は二部屋だというのが自分設定。半パブリックと完全プライベート。いつでも入れてもらえるとは限らない(笑) |
| 想い望みて擦れ違う(楊太) ・想望:想い慕うこと。ある事の至るのを予期して待つこと。 うちの楊ゼンさんは期待してばっかりです(笑) ギャンブルと一緒で、ごくたまーに報酬を与えられる行動というのが人にとって一番脱け出しにくいのです。「次こそはきっと!」って(憐) |
| 夏の夜の戯れ(楊太) ケサランパサランとは、綿っぽい生物(?)で、捕まえると幸せになるとか。ちなみにエサはおしろいの粉。 バーミューダ諸島の一島を借り切れるかどうかは不明。 |