「利己的球形内の角」




僕は右手に拳銃を握っています。
僕は左手にナイフを握っています。
僕は12歳です。
僕は末っ子です。

ある時街を歩いていたとき、立派な服を着たとっても大きな大きな人が
僕と同じ位の人達を連れて歩いていました。
その人達も拳銃とナイフをもっていました。
     ・・・僕と同じだ・・

ある時あの時みかけた立派な服を着た大きな大きな人に会いました。
手を震わせながら拳銃を撃っていました。
だから僕はこうするんだよって教えてあげました。
僕も前にこの人と同じ様な大きな大きな人に教えてもらったから・・・・・

暑い夜の日母と姉が殺されました。
僕は家に帰りたかった。
でもダメだって怒られました。。
僕は寝床で母のあの優しく僕を撫でてくれた手の温もりを思いだし・・・
姉のいつも安心させてくれる声を思い出し・・
声を殺して泣きました。

僕はお腹が空きました。
僕はお腹が空きました。
大きな人達が僕にこう言いました。
ーあいつら全部殺したらお腹一杯たべれるぞー
僕は殺しました。
そして街であった僕と同じ位の人達も僕と一緒になって殺しはじめました。
みんなお腹が空いてるんだ・・・

もう家に帰っていいといわれました。
やっと帰れる・・・
父に会って兄に会って・・母と姉の墓参りをして・・
ベットで眠って・・・
それからそれから・・・・・

僕は何もない荒れ果てた場所でしゃがんでいます。
そこには父がいました。
母がいました。
兄がいました。
姉がいました。
僕がいました。
・・・・でも今は僕しかいません・・・

ずっとしゃがんでいたら空が暗くなりました。
星が出ました。
昔絵本で読んだように星が降ってきたらいいのになと思いました。
僕は目をとじました。
すると僕の頬に星が降ってきました。
沢山空から降ってきました。
冷たい冷たい星でした。
うれしくなって目をあけました。
曇った空から降った雨でした。
僕の頬を沢山ぬらしました、
僕の涙にかわりました。

僕は歩くが嫌になりました。
立っているのも嫌になりました。
しゃがんでいるのも嫌になりました。
食べるのも嫌になりました。
眠るのも嫌になりました。
だから横たわりながら薄目を開けていました。

もうわからないくらいずっとそうしてました。
僕は何も考えられなくて・・ただそうしているしかありませんでした。

僕の耳元で音がしました。
僕のぼやけた視界に足がうつっていました。

大きな大きな足でした。

その人は僕の前でひざまずきました。

大きな大きな手が僕の濡れた目を覆いました。

汚れていて冷たい手でした。

その手はゆっくりと僕の目を閉ざしました。

僕は動かない手を伸ばそうとしました。
触れたかった・・・
離れてほしくなかった・・・
一人は嫌だから・・・・

その人は僕の横に座りました。
そして僕を抱きしめました。
僕はもう開かない目を開けようとしました。


僕が冷たくなるまでその人は僕を抱きしていてくれました。


僕は右手に拳銃を持たされました。
僕は左手にナイフを持たされました。
僕は12歳でした。
僕は末っ子でした。
僕は人を殺しました。
僕は死にました。

こんな僕でも一生懸命生きていました・・・・


■終わり■



「後書き」
えと・・初めて小説には程遠いけれど
小説もどきを書きました。
ふふふ・・・・りょう殿感謝☆
なんだかくら〜くなってしまいました・・・・
まぁ・・でも・・私は一人でウンウンと納得して書いてました(自我自賛)
とりあえず精進します。
ここまで読んでくれて有難う御座いました。