スターオーシャン セカンドストーリー

私は生まれて初めてプレイしたRPGがこの作品だったので、この「スターオーシャン セカンドストーリー(以下スタオー2nd)」が自分の考える「面白かったRPG」の基本になっています。

「ドラクエ」で初めてRPGの面白さを体験した人が、どうしても「ドラクエ」シリーズを買ってしまうように、私も、たとえどんなにキャラデザがダサかろうが、ストーリーがRPG屈指のダメダメさを誇ろうが、ボス敵のレベルがバランス的にムチャクチャだろうが、この「スタオー2nd」が、私が今までプレイしたRPGの中で一番面白い!!と思っています。私の、大切な心の1本です。

 

とりあえず好きすぎて、冷静に感想が書けないんですが、とにかくこのゲームの魅力は、

・マップの読み込みや、セーブ&ロードが速く、快適なプレイができること

・キャラが自由に動き回り、戦略性を要求される戦闘の面白さ

・仲間にできるキャラクターの多彩さ(11人。仲間にできるキャラは最大8人)と、PA(プライベートアクション)と呼ばれる
キャラ固有イベントの量の多さ

・最初から行ける場所の範囲の広さ(イベントなどは進みませんが、最初からDISC1の中盤までに登場する全ての街に行けるようになっています。DISC2にはいると序盤で飛行手段が手に入るため、さらに行ける場所や攻略順序が自由です)

というところでしょうか。

 

レベルアップすると、スキルポイントという値が各キャラに振りこまれ、それによって

・戦闘能力を上げる

・戦闘に有効なアイテムを作れるようになる

・料理を作る

・本を書く

神の電波を受信する

お金・株券を偽造する

街の人や仲間の持ち物を盗む

などの能力が取得でき、パーティキャラ全員をカスタマイズできます。

同じ能力を持ったキャラが多いと、これをさらに強化して新たな能力が発生します。自分のパーティを最強の勇者ご一行様にするもよし、本を書きまくる素人作家集団にするもよし(余談ですが、「同人誌即売会」まで出てきます…)、仲間といえどもうかつに背中は見せられない悪徳窃盗集団にするもよし。

プレイ終盤までいくと、もらえるスキルポイントも莫大になるので、このどれもを網羅したパーティにもできます。
悪いことばっかりしていると、プレイ中ほんとに仲間の好感度が下がっていったり…。

 

パーティキャラ全員には隠しパラメータとして好感度が存在し、PAをこなしたり(選択肢しだいで下がることも)、特定のボス戦を一緒に戦ったりすると上がっていきます。好感度は80種類以上あるキャラ別エンディングを決定します。

主人公キャラのみならず、全員に、カップルエンディング、同性との友情エンディング、一人のエンディングが用意されています。

思っていたとおりのエンディングを迎えることもあれば、「ええっ!!お、お前らいつの間に…。」と驚くこともあり。まあ、カップルにするべく狙ってプレイしなければ、たいていはパーティ全員1人エンディングなんですが。

 

私にはいいところばかりのゲームですが、もちろん欠点もあります。1番上に書いたことにプラス、

・DISC1・DISC2序盤、そして一部のPAで、状況説明のオートイベントが長すぎること。

しかも、オートでメッセージが流れていくのではなく、1回1回◎ボタンを押して流さなければならないので、めんどくさいやら疲れるやら。

・レベル上げが頻繁。中ボスから次の中ボスへのレベル差が10近くあるのはざら。

まあ戦闘が楽しいので、これはあまり苦にならないのですが。

・これが最大の欠点だと思うのですが、レベル上げで戦闘を繰り返したり、時間がかかったボス戦などで、戦闘終了後に画面がブラックアウトしたままフリーズすることがあります。 

…二時間かけたレベル上げや、やっとの思いで倒したボス戦がパー。…泣きました…。

めんどうくさがらずに、こまめにセーブしておけば良かったんですけどね。

 

あと、このゲーム、いつでもステータス画面でパーティ全員の名前を変えられます。

最近は、主人公の名前や複数の仲間の名前を変えられるRPGが増えてきましたが、名前を変えられるのは大体1回きりでした。いつでも、好きなときに変えられる、というのはPSのRPGではスタオーだけだと思います。(「クロノクロス」もできますが、いつでもというわけではない)

「スタオー」はエニックスからの発売ですが、ゲーム内容はトライエースという会社が制作しています。
そのトライエースがスーパーファミコン時代に制作したのがナムコのテイルズシリーズ第1作目「テイルズオブファンタジア」で、「スタオー」発売後にPSでリメイクされたのでさっそくやってみましたが、やはり、いつでも名前を変えられるシステムでした。
小さなことですが、これがあるととても嬉しいです。

スタオーをプレイしてから約3年がたち、その間色々なRPGをプレイしましたが、私が今でも1番スタオーを好きなのは、パーティメンバーを多人数から選べるようにしたり、いつでも名前の付け替えを自由にしたり、エンディングも好きなキャラと迎えられるようにしたりと、できるかぎり「プレイする一人一人の頭のなかにそれぞれの物語がある」というロールプレイングの基本を大切にしているところです。