みずうみ
一体どれだけの奴が
似たような言葉を並べたろう
延々と繰返されるであろう文字の羅列に
一体どれ程の意味が在るのだろう
受話器越しの声に
画面に映る文字に
どれ程の確実性が在るのか
俺にはわからないけれど
其れでも
瞼に浮かぶ其の顔は
俺の心を掻き毟り続けるから
心が
磨り減って
何時かは消えてしまう物ならば
想いが
其の隙間から
溶けて零れ落ちる前に
如何しても
届けたい言葉が在る
「 」
手を伸ばして
触れる機械の冷たさで
肌の温もりを思い出す
大丈夫
まだ
大丈夫だ
例え今
俺の心が砕けて散っても
不確かさへと繋がる番号を
この指先は忘れはしない
2003.09.23
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