村のみんなとつくったのは
 おおきなおおきな、雪だるま

 威厳のあふれる、まんまるのおなか
 天を抱くように広げられた、小枝の両手
 身長はエーコよりも、ビビよりもたかく
 炭でできた愛嬌いっぱいの下がりまゆは、
 わらっているような、こまっているような

「この子に名前をつけてあげない? そうだな、567号くん、ていうの、どう?」
「それなら、888号くんのほうがすてきじゃない?」

 この重大な問題について、44号さんと189号さんは、
 熱心に、議論を戦わせます

「ねえ、ビビ君は」
「エーコちゃんは、どう思う?」

 エーコはビビと顔を見あわせ、そろって首をひねり、
 それから雪だるまを見上げます

「うーん、そうだね」
「どんな名前がいいのかしら?」

 青空にむかって手をのばした雪だるまのかおは
 笑っているような、こまっているような
 


Season's Greetings - WINTER WONDERLAND 【2】





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