「スティル」






自分にあった靴を探してい

る。そいつをはけば、今眺

めている雲の上、あの水平

線と空が交わるさらにその

先、その気になれば、月の

裏側にだって行けるやつ。

そんな靴を履いて、俺は天

国の門を蹴破ってやりたい

喜びがそこから豪雨となっ

て地に降り注ぐ。呼び戻さ

れた洪水が奴らも俺たちも

ないまぜにして地獄へ押し

流す。




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