2001/9/13 UP カタリストの部屋V
「Final Fantasy ] : ハリウッド志向の限界」
タイトル:Final Fantasy ]
製作:SQWEASOFT
価格:8,800円
ジャンル:RPG
ハード:PS2
>Opening 「ちゅーとりある」
竜牙兵:皆さん、待っていないでしょうがお久しぶり。およそ一年半ぶりとなる「カタリストの部屋」のお時間です。
みねこ:ほっほぅ〜。そんな長い間私をほっぽらかしにしておいてくれた理由や言い訳はちゃんとあるんでしょうねぇ、うん?
竜牙兵:いやだなぁ、みねこさん。理由らしい理由があったら、私らしくないじゃあ〜りませんか。(注1)
みねこ:それもそうですね。あっはっは。
竜牙兵:そうそう。あっはっは。
みねこ:あっはっは。
竜牙兵:あっはっは。
どかん。ばきん。どごん。ぐしゃん。ぐわし。めき。ひでぶ。あべし。
みねこ:ま、こんなもんかな。壊れると喋らなくなるし。
竜牙兵:……か、川が見えたぞ、俺は。
みねこ:いつもの事だからどんまいどんまい。さて、今回のネタはPS2のキラータイトルとして馳せ参じた大型ソフト、「ファイナルファンタジー]」です!
竜牙兵:……何事もなかったように進行するなぁ!
みねこ:もう少し続けますか?(にっこり)
竜牙兵:いや、その、…いつものをお願いします、みねこさん。
みねこ:はい、それでは。
>>>CAUTION!!<<<
この文章はネタバレ文です。出来ればゲームをやった人、クリアーした人、やる気の無い人、別にネタバレでもいいやっ!て言う人以外には勧められません。気をつけてくださいね?
>Chapter 1 「それは、不幸な出会いかもしんない」
竜牙兵:時にみねこ君。この頁は何のコーナーか知ってるかい?
みねこ:え? ゲーム考察と批評の頁じゃないんですか?
竜牙兵:ちがう。この頁は私の無駄話を読んでもらうための頁だ(断言)
みねこ:は、はぁ。
竜牙兵:つー訳で、何でまたFF10を買ったりしたのかという話をしよう。
みねこ:ああ、その話ですね。わざわざ自分のダメっぷりを見てもらいたいと。
竜牙兵:うっさいなぁ。もとはと言えば、FF10を買う気なんてさらさらなかったんだ。大体PS2だって持ってなかったし。前々回で懲りたんで、中古で買おうと思っていたんだ(注2) 夏にやるゲームは他に予定していたんだけど…。
みねこ:予定していたゲームが二本とも、延期になったんでしたよね?
竜牙兵:つーか、FF10のようなメジャータイトルと発売日がかぶる事に恐れを抱いて逃げ出したんだろうね。チキンだよねぇ。どうせかぶった所で販売数が減るようなタイプのゲームじゃないくせに。
みねこ:なかなか酷い言い様ですねぇ。確か一つは「スパロボα」でしたね。
竜牙兵:そう、そのDC版。8月末に延期って…。
みねこ:だから部屋から「なんてこったぁ!(大木民夫の声で)」って叫んでたんですね。(注3)
竜牙兵:まぁ、こんな事もあろうかと、こんな事もあろうかともう一本用意していたんだけど……。
みねこ:それも流れた、と。もう一本って「こみパ」ですよね?
竜牙兵:ああそうさ、そうだとも! よりにもよってコミケ前日だぁ! なめてるのかLEAF! 「なめるなぁ!(矢尾一樹の声で)」(注4)
みねこ:まぁまぁまぁ、どうどうどう。
竜牙兵:はぁはぁはぁ…。つー訳で、夏にやる予定のゲームがなくなっちまって……。
みねこ:「せっかくだから」PS2を買ってまでFF10をやったんですか?
竜牙兵:まぁ、そのときたまたまお金があったし、いつかはPS2を買う気だったからねぇ。
みねこ:それにつけてもすごい理由ですねぇ。「スパロボα」と「こみパ」が出なかったから、PS2ごとFF10を買う。
竜牙兵:漢だッ! 今、私は確実に漢ッ!
みねこ:(漢って大変だなぁ(汗))
>Chapter 2 「減算法の表現」
竜牙兵:さて、では本題に入ろうか。今回のテーマはゲームの演出法って事で。
みねこ:演出法? RPGの、ですか?
竜牙兵:そう。もっと言うとキャラクターの映像表現の仕方、かな。
みねこ:今回、すごくきれいになりましたものねぇ。FFシリーズは伝統的にグラフィックにこだわっていますけど、今回はリアル度が増したというか。
竜牙兵:うん、それが今回の中心議題かな。
みねこ:え?
竜牙兵:「リアル」ということがさ。「リアル」ってどういうことだと思う?
みねこ:う〜ん、「現実的」かな? あるいは「現実に近い」とか。
竜牙兵:半分あたり、かな。FFの場合はそれでいいと思うけど。
みねこ:それじゃ、もう半分って何ですか?
竜牙兵:「嘘の(架空の)リアリティ」というのがある、と私は思うんだ。ついでに言うと、私は「リアル」「リアリティ」を「実在」「実在感」じゃないかと思う。
みねこ:「実在感」……「架空の実在感」?
竜牙兵:そう。例えばよくできたアニメーションを見るとき、それは「描かれた物」である以上、「絶対的に架空の物」だよね?
みねこ:確かに、架空の物ですね。
竜牙兵:でも良くできたアニメーションには血肉が通り、リアリティを感じる。例えばコナンがゴリアテの翼の上を走るとき、あるいは板野サーカスを見たとき、それは架空の物であり、現実では絶対にありえない映像なのにその中に「リアリティ」を感じる事がある。(注5)
みねこ:それが「架空の実在感」ですか?
竜牙兵:うん。そしてこのタイプのリアリティは「描かれたもの(本質的に架空の物)」を機軸としているために、書き込めば書き込むほど(情報量が多くなるほど)基本的にはリアリティが増すんだ。
みねこ:なるほど。加算のリアリティ表現ということですね。
竜牙兵:そのとうり。これに対し、実写映画や写真、写実絵画などは「現実を模写」する事によってリアリティを獲得している。
みねこ:前者とは違い、「現実」と地続きのリアリティなんですね。
竜牙兵:そう。でも、結局は模写なんだ。だから、それだけだとリアリティが足りなくなってしまう。だから架空リアリティを足すんだ。写真の陰影や「描かれないところまで描かれている」肖像画のようにね。
みねこ:映画はどうなんですか?
竜牙兵:映画だってもちろんそうさ。ハリウッド映画や香港ムービーのような娯楽作は「マンガ的な表現」を多用するだろう? だからといって現実リアリティと齟齬をきたさないように調整するんだけど……。まぁ、無理すれば人間できるかも、というところで止めるのかな。
みねこ:「MATRIX」は無理だと思いますけど……。
竜牙兵:それは個人差かな?(笑) さて、それじゃ問題。ゲームってどっちのリアリティを機軸とする物?
みねこ:まぁ、いくつか例外はありますが、基本的には「架空」よりですね。(注6)
竜牙兵:じゃあ、FFシリーズによく関せられる形容詞と言えば?
みねこ:映画的? あれ?
竜牙兵:そう、特に最近のFFはハリウッド志向だといわれている。そこに齟齬が生じているのではないのかな、と。
みねこ:齟齬……。
竜牙兵:つまり実写に近づけようとして、けれどもそこに至らないために嘘っぽく見えるんだ。特にCGムービーを見せられた後なんかにはね。例えばドット絵の頃はこんな事は感じなかったと思うんだ。
みねこ:それってつまり言いたい事は……。
竜牙兵:そう、目指している方向性そのものに問題があるような気がする。
みねこ:大胆ですねぇ〜。
竜牙兵:もちろん、それを乗り越えて、例えば常にCGムービーでゲームを進めるとか、いっそのこと実写で全部作るとかすれば話は別かもしれないけれど。
みねこ:実写を基軸にしていながら、実写に及ばないからリアリティがたりない。しかも架空リアリティもたりない。だから全体的にリアリティが足りない。
竜牙兵:まぁ、映像のせいばっかじゃないんだけどね。言ってみれば、減算のリアリティといったところじゃないかな。
> Chapter 3 「印象感想」
みねこ:そう言えば今回は「ユウナたん萌え〜」とか「リュック萌え萌え〜」とか言うのはなかったんですか?
竜牙兵:……君ねぇ、人を万年発情期みたいな言い方しないでくれよ。
みねこ:違うんですか?
竜牙兵:違う! 大体FF10には眼鏡もメイドも先輩もいないじゃないかっ!
みねこ:で、今回の萌えキャラは?
竜牙兵:人の話を聞けって! まぁ、気に入ったキャラクターと言えばアーロンとジェクトかなぁ。
みねこ:……「やおい考」に根つめすぎて、そういう思考しかできなくなったんですか……?
竜牙兵:(頭の中に毒袋でも詰まってるのか?) いや、あのさぁ。この話って結局ティーダの物語であるわけなんだけど、話の背骨を背負ってるのはこの二人だよなぁって。
みねこ:う〜ん……。
竜牙兵:結局、一番かっこいいんだよね、この二人が。滅びる美学ってのもあるし。
みねこ:う〜ん……。
竜牙兵:最初嫌いだったのが、かえって好きになった理由かもしれないなぁ、アーロンは。
みねこ:う〜ん……。
竜牙兵:…何いつまで唸ってるの?
みねこ:どっちが攻めでどっちが受かな?
竜牙兵:……。
>Chapter 4 「終わり終わり」
竜牙兵:さて、やっと終わったよ。正直な所、このテキストの考察内容を完成させたくて途中からやってたようなものだったからなぁ。
みねこ:すごい言い様ですねぇ。つまんなかったんですか?
竜牙兵:そんな事はないんだけど、「究極召喚をしたらユウナは死ぬ」って言う所で、「ええっ! 今まで言ってなかったっけ?」って言う感じになったのが最大の失敗かなぁ(笑)
みねこ:シナリオの先読みのし過ぎじゃないですか?
竜牙兵:あれはバレバレだろう。それと「ッス」はやめい。
みねこ:後、むやみに難易度高かったりとか?
竜牙兵:うん、とても一般向けのFFとは思えなかったぞ、と。
みねこ:ああ、ヌルゲーマーになっちゃって。それではアドバイザーは私「誰かイラスト描いて下さい」みねこと、
竜牙兵:主筆の竜牙兵でした。
注1:さん付けは猫が腹を見せるのと同義の降伏ポーズらしい(参考:「月姫」)
注2:FF8の好きな人、ごめんなさい。
注3:わからない人は「トップをねらえ!」を見ること。
注4:わからない人は「起動戦士ガンダムZZ」を見ること。
注5:「未来少年コナン」、「超時空要塞マクロス」参照の事。
注6:アイドル系ADVなど実写を使用した物など。
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