- 875 名前:妹萌えとかわかんねぇ。[sage] 投稿日:04/04/08 16:52 ID:3U+nt5Ep
朝起きたら妹に、なっていた。
昨日の今日で届を出してしまうとは、我が親ながら何とも決断の早いことだと呆れはしたものの、
親には親の人生があるのだから、子と言えどその選択に口を挟むつもりはない。
また、私は小さい頃から兄が欲しいと思っては居たし、その昔友人の兄を羨ましく思い、
幼心に無理と理解しつつも、親に兄をねだった事もあったように思える。
何も問題はない。新しい父が来ること、そしてそれに伴い新しい兄が出来ること。
それ自体は何の問題も無い。しかし、私は思うのだ。何もこの男でなくても、と。
「どうした妹よ。箸が止まっているぞ」
ウズラを落とした納豆をわしわしかき混ぜながら、隣のイスに座っているあの男が言う。
ああ、この男は。いつもの事ながら、なんというか、実に幸せそうな面をしている。
いや、前日比120%程度の幸せオーラを発している? …きっと気のせいだ。
「伊予うるさい」
私は無愛想に言い返すが、別段この男が嫌いという訳ではない。
「不機嫌そうだな妹よ。もう二人とも伊予なのだ。名字が同じなのだから、兄と呼んでくれ給え。」
無理があるほど幸せそうにとぼけた台詞を吐くこの男の事は、嫌いではない。
むしろ好き、というか、つき合い始めてからもう……三月にはなるだろうか。
- 876 名前:普通にスレ違いな気がしてきた[sage] 投稿日:04/04/08 16:52 ID:3U+nt5Ep
「純、ご飯粒が飛んでる。それと、妹とか言わないで」
だからこそ、こういう台詞も出ようと言う物だ。
早速仲睦まじい(?)兄妹を、母と新しい父がニヤニヤしながら見ている。
全部知っていて楽しんでいるのだ。二人して性格の悪い理想のカップルだコンチクショウ。
「妹を妹と呼んで何が悪い妹よ。それと兄を呼び捨ては良くない。
兄くんでも兄君でもお兄たまでも良いから、兄と呼ぶべきだと思うがどうか」
そしてこのモトカレ。じゃなくてカレシ兼兄。私はどうやら家族に恵まれているようだ、涙が出てくる。
「妹よ妹よって、かぐや姫じゃ無いんだから。雪のような花嫁衣装も着ないし味噌汁の作り方も知らない」
「母さんに似て器量も良いしな」
ネタを解した新しい父がフォローを入れてくる。しかし、敢えて飛ばした所を言わないで欲しい。母も照れないで欲しい。
「さあ、新しい家族の初めての会食なのだ。余計なしがらみを後に残さぬためにも、素直に俺のことを兄と呼んでくれ給え!」
両親のためとは言え、こんな下らない会話を何時までも続けるのはアホらしい。
兄、いや純の台詞にも、やはり無理が出てきたように思う。
それは普通、新しい父を父として受け入れるか、という話だろうのに。
だから私は言ってやった。
「必死だな兄者(´<_,` )プッ」
嗚呼、何とお似合いの四人家族。