891 名前:妹萌えとかわかんねぇ2[sage] 投稿日:04/04/10 01:21 ID:V2XFHhr/
朝起きたら妹に、なっていた。
これが俺の寝起き頭が導き出した、何より確からしい回答だった。

一応確認の意味も込めて、考えがそこに至った経緯を整理してみよう。
まず、昨日の状況。
・昨日は妹と同じベッドで寝た。
・俺は窓側、東側に寝ていた。
そして、今朝の状況。
・目の前に、毎朝顔を洗う時などによく目にする顔がある。
・カーテン越しに朝日が眩しい。
・加えて、どうやらちんちんが無いようだ。
この場合、最も適切な答えは"夢"であるが、明晰夢ならば「目を開く」という強い意志によって解ける。
しかしながら、いくら目を瞬かせようとも、寝息を立てる俺のマヌケ顔が見えるばかりである。
それ故、必然的に冒頭の解にたどりつく訳だ。俺には退屈過ぎるほどの極めてシンプルな推理である。

さて、この先は考えるまでもあるまい。実に陳腐極まりない入れ替わり劇だ。
頭と頭をぶつけた覚えはないので原因が気がかりと言えば気がかりではあるが、
昨夜はしこたま身体をぶつけあったのだからそれで入れ替わるということも偶にはあるだろう。
予定調和、そのうち何とかなる物にエネルギーを消費するのは非効率な事だし、俺の信条はケ・セラ・セラ。
ああ、朝っぱらから頭を使ったので、目が冴えてしまった。
「さて、もう少し寝るかな」

892 名前:>>879サンクスコ[sage] 投稿日:04/04/10 01:21 ID:V2XFHhr/
小声で呟き、目の前の男にしがみつくと、パジャマ越しに体温が伝わってくる。
多少固くはあるが、重量感のある抱き枕のようで、触れていてなかなかに安心出来る。
グッジョブマイバディそしてサンクスマイダッド&マイマァム。
やはり、誰かに触れているというのは良いことだと思う。同様に、誰かに触れられるということも。
「うぁぅっ」
突然の刺激に、俺は喉の奥から引きつれたような声を漏らしてしまった。
誰だ俺のケツもとい愛する我が妹の臀部をなで回す不埒な輩は。
と思い目線を上げると、"俺の身体"が目を覚ましていたずらっぽく笑っていた。
これは客観的に見てちょっと嫌な顔なので元に戻ったら表情には注意しよう、などと考えていると第二の刺激。
「ぅやぁ……」
頭蓋骨を直接伝っているせいか、いつも聞いている妹の声とはかなり違ったように聞こえる。こちらの方がエロくて好きかも。
「昨日の、お返し」
俺の身体が、妹の身体の耳元でそう囁いた。我が声ながらその重低音はなかなかに刺激的でよろしい。背筋にゾクゾクが走りましたよ。
しかしながら俺の記憶が確かなれば、昨日は妹の方が積極的で無かったろうか。
いやもちろんそれは最初だけで、後にはしっかり俺が主導権を奪ったように思うのだが……
どちらにせよ、俺も「昨日のお返し」をいつかしてやろうと思っていた。
それを妹め、俺の身体を手に入れたからと立場まで逆転出来ると考えていやしまいか。
……たまにはそういうのも良いかもしれない。物の本で読んだ覚えがある。快楽とは本来的に受身なのだ、と。
ならば長い人生に二度無いだろうこのチャンス、逃す手は無い。それは"俺"に入っている妹にしても同じ事だろう。
だから、俺は身体からゆっくり力を抜いた。

893 名前: >>880試しに書いてみたらスレ違い甚だし[sage] 投稿日:04/04/10 01:23 ID:V2XFHhr/
流石に自分の普段着ている服だからなのか、"俺"は俺の着ているパジャマのボタンを滞りなく外してゆく。
うわ、これは思いのほか恥ずかしい。
男で居る時は妹の前で上半身を晒すことに一片たりとも躊躇いを感じたことは無かったが、
服がはだけられて乳房が露わになった瞬間、反射的に目をつぶり、思わず胸を手で覆ってしまった。
そしてそのまま数秒固まってしまう。そして、ここはさすが我が妹と言うべきか、ここで無理強いはしないようだ。
そうして固く閉じた目をゆっくりあけると、俺の顔が眼前に迫っていた。いやおいそれは待てまだ心の準備が
「んんぅ……」
よかった一安心、"コレ"は男女間に大きな相違は無いようだ。いつものように舌を突きだし……
心なしか舌が短い。俺の口の中で好きなように"俺"の舌が動き回る。
「んぅぅ……」
ああ、これは危険かもしれない。身体全体が暖かくなるのが分かる。
舌に伝わるねっとりざらざらした感触が、全身を内側から撫で回されているような錯覚に陥らせる。
「ぷぁっ……」
ようやく"俺"が俺を解放してくれた時には、既に俺の全身が熱を帯びて、
いつの間にか"俺"の寝間着の背中を握り込んでいた俺の手のひらは、じっとり汗ばんでいた。

894 名前:エロSSとか六年ぶり?なんで適当でスマソ[sage] 投稿日:04/04/10 01:25 ID:V2XFHhr/
"俺"は俺が休む間もなく、俺のパジャマを手際よく「外」し、そのまま俺の首筋にむしゃぶりついた。
肩の裏側あたりから首筋、耳の裏へと舌を這わせる。いつもの俺とそっくり同じ。
そうしながら、空いた手では下をゆっくりずらしにかかっているのだから、器用なものだ。
などと頭では冷静に考えている間も小さい電流が何度も背中を駆け回る。
俺はただ短く息を吐いて、何か確かな物を探すように"俺"の身体を抱きしめる事に精一杯だった。
「お兄ぃ、ちゃぁん……」
知らないうちにノリノリだなぁ俺。
多分、俺は今凄く無様で不細工で泣きそうでエロい顔してるに違いない。いつも妹がそうであるように。
そして、目を瞑っているから見えないけれど、"俺"の顔も同じようなものだろう。見たら多分萎えるのでやめておこう。
"俺"の指が、俺の胸や背中やお尻や腰や内股を満遍なく撫で回すと、我が事ながら面白いように身体が反応する。
(ああ、これが濡れるってことか……)
("俺"の手でかい。もうでかいなんてもんじゃない、超でかい)
(女の身体か受身の姿勢かその両方か分からないけど、コレめちゃくちゃきもちいいじゃないか……)
新鮮な感動と感触の連続のせいなのか、いつしかに涙が零れていた。うはぁ、止まらねえ。妹よ、涙腺弱すぎです。
「そろそろ入れるね」
ノリで反射的に頷く俺。俺の足を持ち上げる"俺"。そして我に返る俺。
ときに待て兄者もとい妹者、お前コンドームの付け方知って

895 名前:連投甘くて良いね[sage] 投稿日:04/04/10 01:26 ID:V2XFHhr/
つ……

「入ってくる」というよりは、「入ってる」感触。
身体の内側から擦られるこの感覚は、キスに似ているかもしれない。
それ自体が気持ちいいというより、入っているエロさに酔っている感じ。キスのが好きかも。
ああ、ゴムもしっかり着いてる。いつの間にそんなスキルを手に入れたのだ妹よ。
などと頭は冷静に考えて居るのに、身体はそのエロさにしっかり酔ってしまっている。
舌が回らない、言葉が出ない、犬の呼吸するみたいな仕草でただ息を吐いていた。
そうしているうちに、"俺"の動きが早くなる。
すごくエロくてきもちいいけれど、イクとかいう波は来ていない。
演技すべきかと一瞬間逡巡したが、相手が妹であればその必要は無いだろうと断じた。
そして、力一杯"俺"に抱きついた。爪が立ってるかもしれないが、この際気にしない。俺の身体なんだし。

俺のなかで、"俺"が萎えたのが分かった。
俺は今回、唯一積極的にキスを求めた。今は身体が逆だけど、やっぱり妹ラヴ。

896 名前:妹萌えとかわかんねぇ2[sage] 投稿日:04/04/10 01:28 ID:V2XFHhr/
ああ、しかし。徹頭徹尾マグロっていただけだというのに、女の身体という物は、かくも体力を消耗する物なのか。だけれど、
「たまには女の身体ってのも悪くないかな。なあ、夢?」
そう言って、俺は力の入らない身体を"俺"にすり寄せる。汗がべとべとくっつくのも心地良い。
「ど、どうした夢。今日はやけにおとなしかったと思ったら、ダウナー電波系妹にジョブチェンジした、のか?」
と、"俺"。

……え?


〜〜そのころ隣の並列世界では〜〜
朝起きたら兄に、なっていた。
これが起きて顔を洗い20分経過した冷静至極マイブレインの導き出した、何より確からしい回答。
しかし目の前に居る彼女も、どうやら私のようだった。
兄の身体に入っている私と、目の前にいる私の身体を持つ"私"。私が二人になってしまった。
一体、誰と誰が入れ替わったのだろう? そして私の兄は、どこへ行ってしまったのだろう……