- 938 名前:暇潰し[sage] 投稿日:04/04/13 13:55 ID:yL/bSGUg
朝起きたら妹が首を吊ろうとしていた。
「ヘイヘイウェーィッ!」
「止めないでお兄ちゃん!!!汚されるなら死んだ方がマシなの!」
「待て待て待て待て!!!話せばわかる!」
「やだぁぁぁあ!死ぬ!マジで死ぬ!今日死ぬ!今すぐ死ぬ!」
「タンマ(ちょっと待ての意)!マジタンマ!おまえ死んだらバレンタインに貰えるチョコがなくなる!!!」
「幼なじみちゃんから毎年本命貰ってるくせにぃぃ!」
「本命!?アレ本命だったの!?」
「私のチョコだって本命だったのにぃぃ!!!」
「な、なにいいいいいいいい!?(ジョジョ風に)」
「お兄ちゃんの鈍感!!!死んでやる!!!ついでに遺書にその件追加して死んでやるぅ!!!」
「今死んだら遺書も糞もないだろぉぉ!!!」
「あんな(ピー!)作教師に目付けられるくらいならいっそ死んでやる!!!」
「お、落ち着け、落ち着けって、コラァ!」
ようやく妹を天井から垂れていた有名ケーブルから解放する(羽交い締め)。
「何すんのお兄ちゃん!」
「目の前で妹が首吊ろうとしていたらそりゃ止めるわ!!!」
「うわぁぁぁぁ!!!」
どこからともなく妹の右手にカミソリ!!!
「待て待て待て待て待て待て待て!!!」
「リスカなんてヘボい真似なんかしない、頸動脈かっ切ってやる!!!」
「待・・・」
ザクッ!
「あ」
「おぉ・・・」
カミソリが、俺に・・・
「お、お兄ちゃん!?」
ブシュー!
- 941 名前:938参照[sage] 投稿日:04/04/13 22:54 ID:yL/bSGUg
「お、おぉ・・・血が、血が、血っがー!」
「あ、や、え、と、お、お兄ちゃん、手首、手首、私、カミソリ、え、いや、お兄ちゃんがリスカ?」
「出血ーーっ!!!流血ーーっ!!!止血止血止血ーっ!!!」
手首からは止まる事なく赤い液体。
リスカって全然出血しないんじゃなかったっけ?ああ、止まらない。血が止まらない。真っ赤なブラッドがノンストップ。
「真っ赤な色は真っ赤だぜ・・・俺の手首も真っ赤だぜ、真っ赤な色は素敵だぜ、真っ赤な薔薇は綺麗だぜ」
「お、お兄ちゃんお兄ちゃん!!!」
嗚呼・・・遠くに最愛のかわゆい妹の歌声が聴こえる・・・
「よせやぃ、俺は童貞じゃないって(てへっ)」
「お、お兄ちゃーん!今、今すぐ手当てするから!!!」
おーい待ってよ妹ちゃーん。二人でこの素敵に真っ赤な世界を楽しもうぜ?
「・・・お母さーん!救急箱どこ・・・っていねぇのかよあのババァ!!!」
・・・凄く遠くから妹の声が聴こえる。真っ赤だ・・・俺を包み込む全てが赤だ・・・。
何でこんなに赤いんだ?ああ、そうか。妹の自殺を止めようして、ミスって自分の手首切っちまったんだ。はっはっはっ。馬鹿だなー俺。
・・・手首?
「ってトリップしてるバヤいじゃねーっ!!!」
血ぃでとるやん!止めなあかんやん!
俺は脇の下をきつく抑えて動脈を止め、運良く転がっていたガムテープを拾い上げると思いっ切り手首に巻きまくった。