70 名前:前スレ830[sage] 投稿日:04/04/16 22:55 ID:HtPNFbz3
朝起きると妹に、


布団の中にもぐりこまれていた。
僕の妹は昔からそう。
なにか嫌なことがあった日は僕の布団に入ろうとする。
父さんに厳しく怒られた時。
飼ってたハムスターが死んだ時。
初恋に破れて泣いた時・・・。
たぶん泣き疲れたであろう妹の頭をそっと撫でてみる。
「ごめんね、お兄ちゃん。」
「なんだ起きてたのか。」
「うん・・・。」
「今回はずいぶん泣いたな。」
「私って・・・、駄目な子なのかな?」
「なんで?」
「だってドジだし、なにかにつけて失敗するし・・・。」
「最初からなんでもできる子なんていないよ。」
「だけどね・・・。」
「大丈夫。お前はやればできる子だよ。」
「そっかなぁ?」
「僕が保証してやる。やればできるさ。」
「うん・・・。ありがとう。」
「さぁ、今日はもう少し寝ていよう。」
僕は妹の背中に腕を回して、眠りについた。今はおやすみ。

数か月後。

「お兄ちゃん、私、できちゃったみたい・・・。」

やればできる子だった・・・。