- 112 名前:前スレ830:1/4[sage] 投稿日:04/04/18 22:02 ID:njS1Qo43
朝起きると妹に、
プロレス技をかけられた。
「グレートムタばり、フラッシングエルボー!」
鋭角に落ちる毒針エルボーが畳に布団で寝る俺のボディに突き刺さった。
「グホッ!」
夢のなかでふにふにしてた俺のふにふにな腹に突然の衝撃。
まさに寝耳に肘。
妹の全体重のかかった一撃に、俺は呼吸困難に陥った。
「アニキおはよう。」
「・・・・・(まだ苦しい)」
「わーん、つー、すりー、ふぉー。」
「数えるなぁ!朝からなんのつもりだ妹よ。」
「起こしにきてやったのよ。(エッヘン)」
わざわざ起こす為にエルボーを落とすな。
「俺は昨日遅かったのだ。もう少し寝させろ。以上。」
俺は布団を頭からかぶる。
「どうせエッチなゲームやってたんでしょ。」
ズッボシ図星。
「まったく、せっかく妹がチョコをプレゼントしにきてやってるのに、『エッチなゲームのために起きれませーん』て。なんてバチアタリなアニキだ。」
そういえば今日はバレンタインだ。
そういうイベントに無縁な俺のためにわざわざ届けてくれるとは我ながら良い妹を持った。
「悪かったよ。どうかこの兄にチョコレートをくださいませ。」
俺は布団から起き上がって、両手を差し出した。
だが妹はチョコを渡すどころかひっこめてしまう。
「気が変わった。」
「へっ?」
「チョコを欲しくば私を倒してみろ!」
なんで朝から戦闘モードに入ってるのだ、我が妹は。
- 113 名前:前スレ830:2/4[sage] 投稿日:04/04/18 22:02 ID:njS1Qo43
「アニキィ、バレンタインは毎年さびしいよなぁ。それは俺も一緒なんだよぉ。」
左手で俺を指差し、右手はマイクのパフォーマンス。
いったいなんの物まねなんだか。
しかし、妹はやる気でも、俺にその気はない。
本気を出せば妹を組み伏せるなど造作もないことだ。だが妹をいじめて喜ぶ俺じゃあない。
「はいはい。もういいから部屋から出てきなさい。」
「あ〜、負けるのが悔しいんだぁ。」
カチ〜ン。
「そうだよねぇ。妹に負けると恥ずかしいもんねぇ。まぁ、エッチなゲームで腰くだけなアニキに負ける私じゃないけどさぁ。」
カチカチカチ〜ン!!
妹の軽い挑発に俺はまんまと釣られた。
「お前は今、言ってはならんことを言った!俺を馬鹿にしてもエロゲを馬鹿にするなぁ!」
「ふ〜ん、アニキは馬鹿にしていいんだ。」
「やかましぃ!」
俺は立ち上がると構えを取る。
「俺が勝ったらチョコをいただく。」
「勝てるもんならね。」
俺はエロゲの威信を守る為、いや、兄の尊厳を守る為、いま立ち上がる。
- 114 名前:前スレ830:3/4[sage] 投稿日:04/04/18 22:03 ID:njS1Qo43
「あ、ちょいタンマ。」
さぁ、やってやろうというところで妹が水をさす。
「まさか、女の子に向かってグーパンチとかしないよね。」
・・・・・。天龍なら女だろうと容赦なくグーパンチだが。
「まさかまさか、女の子に向かってキックとか打撃系はないよねぇ。」
妹よ。お前は俺に西村ばりのプロレスをしろというのか?
ちっ、まったくわがままな妹だ。
「まぁ、人間、本気で殴ったら死んじゃうからな。打撃なしのルールでいいよ。」
「あ、私はありだよ。ハンデハンデ。」
おい、ごっついハンデだぞ。
まぁ、いい。一気に組み付いて関節技で締め上げればギブアップするだろう。それでいい。
「OKOK。」
俺は枕もとに置いてあったミネラルウォーターを取るとゴクリと一口飲んだ。
「好きにするがいい。」
「あと、バックドロップとかの投げ技は・・・・。」
「ブーーーーーーーーー!!」
「ひぎゃあああああ!」
不意打ち!
俺は妹に向かって口に含んだ水を噴射!!
ザグレートカブキもびっくりの毒霧攻撃だ。ちなみに昨日の晩飯は餃子だ。
「アニキ汚いィィィィィ!!」
「ぬあははは〜。」
妹は二重の意味で汚い毒霧攻撃をまともにくらい、両手で顔を押さえてしゃがみこむ。
俺は獲物に飛びかかるランスのごとく大声をあげ、スカート履きの妹の両足首を掴み、妹を仰向けに倒した。
- 115 名前:前スレ830:4/4[sage] 投稿日:04/04/18 22:05 ID:njS1Qo43
「こら、やめろ!放せ!」
「うるせー!あひゃひゃひゃひゃ!」
両足首を持った体勢から出す技と言えばサソリですよ。サソリ固め。
妹のきゃしゃな身体を俺のパワーでぐいぐい締め上げればそうとうキく。
サソリをかけるには妹の両足の間に俺の右足を通して・・・・・・・・、
おお、これは!!
俺の視界に飛び込んだのは黄色と白のストライプの生パンである。
スカート履きだからそら当然ご開帳だわな。
素晴らしい、君は英雄だ!
生パンを目の前にして俺は両手を離した。
「神に向かって、敬礼!」
永田ばりの敬礼で黄色と白の生パンツを称える。
「なにが敬礼だ!!」
ゲフッ!
妹はガードポジションから突き上げる角度で何発も蹴りを叩き込んでくる。
俺が後ろに吹き飛ぶと妹は立ち上がった。
「よくも・・・・・・、よくもやってくれたな!」
両手のこぶしが震えている。
う・・・、妹を本気にさせちまったか・・・?
「くぉのぉ!ちょっと待ってろ!」
あ、出てった。
第一試合
兄貴[無効試合]妹