ノベル形式アドベンチャー
ブラック・マジシャン・ガールの冒険
ある所に、まったくもって不思議な世界があった。そこはまさにいろんな種族の生命があふれ、神や悪魔までもが入り乱れていた。そんな世界の中に、一人の少女が住んでいました。彼女の名は、ブラックマジシャンガール。元々、彼女は普通の人間であった。しかし彼女が幼い頃、恐ろしいモンスターに襲われていた所を、一人の魔術師に助けられました。その魔術師はとても強く、そしてその魔法は美しいほどに華麗でした。幼い少女は、そんな魔術師に強く憧れ、その場で弟子入りを懇願したのです。魔術師は大変に困りましたが、幼い少女の熱心さに折れて弟子入りを許しました。その魔術師の名は、ブラックマジシャン。この世界にも大勢の魔法使いが存在しましたが、その中でもトップクラスの魔法使いです。当然の事ながら、ブラックマジシャンの修行は想像を絶するほどの過酷なものでした。幼い少女にはとても辛いものです。しかし、彼女は必死で頑張りました。そして数年後、幼かった女の子は、大変に美しく成長をしていました。その美しさは、この世界のあちこちで噂されるほどでした。成長したのは美しさだけではありません。最初はまったく使えなかった魔法でしたが、努力の末に師匠のブラックマジシャンに認められるほどまで高まったのです。ブラックマジシャンは、そんな彼女にブラックマジシャンガールの名を名乗る事を許しました。こうしてブラックマジシャンガールは誕生したのです。
しかし、いつ何が起こるか分からないのがこの世界です。それはブラックマジシャンガールの周辺も例外ではありませんでした。ある日、いつものようにマジシャンガールが師匠と魔法の修行をしている時の事でした…。
ブラマジ 「……!!ガールよ気をつけろ!何かいるぞ!」
BMG 「え?ど、どこ?何がいるの?」
突然、師匠の表情が引き締まったのを見て、マジシャンガールも緊張した。そして、師匠の感じた気配を必死で感じ取ろうとした。
BMG 「……あ、何かいる。そこ!!」
マジシャンガールも、ようやくその気配を感じ取る事が出来た。マジシャンガールが見つめたその先に、あきらかに闇にまぎれて何者かが存在していました。
??? 「フェッフェッフェ、見つかってしもうたか。さすがじゃのう。」
ブラマジ 「何者だ?私に何か用でもあるのか?」
??? 「ワシか?ワシは魔天老というただの老いぼれじゃ。用があるのはそちらの娘さんの方じゃ。」
そう言って魔天老はマジシャンガールを見ながら薄気味悪い笑みを浮かべた。マジシャンガールの背筋に悪寒が走った。
ブラマジ 「お引取り願おうか。お前からは悪しき気配がする。どうせ良からぬ事を企んでいるのだろう。」
魔天老 「良からぬ事か。フェフェフェ、それではお言葉に甘えて、その良からぬ事とやらを企もうかのう。力ずくでその娘を連れていかせてもらうぞい。」
緊迫した空気が張り詰める!今まさにデュエルが始まろうとしていた。しかし、マジシャンガールにはかなり余裕があった。どう考えても、師匠が負けるはずはないし、魔天老からは自分でも楽勝で勝てそうなくらいの力しか感じなかったためである。
BMG 「お師匠さま。自分の事ですし、ここは私に任せてください。」
ブラマジ 「しかし…何か嫌な予感がする。」
魔天老 「どっちでも良いわい。一緒にかかってきてもよいぞ。」
BMG 「なんて生意気なおじいさんなの!お師匠さまを侮辱したら私が許さないから!」
師匠を見下した発言をした魔天老にムッとしたマジシャンガールは、怒りにまかせて魔天老に攻撃を仕掛けた!!しかし、魔天老はそれを待っていたかのようにニタリと笑って叫び声を上げた!!
魔天老 「今じゃ!悪魔の知恵よ。融合じゃー!!」
魔天老が叫ぶと、背後の草むらに潜んでいた謎の脳みそモンスターが飛び出してきた!そして、魔天老と合体してしまったのである!
BMG 「キャッ!」
ブラマジ 「こ、これは融合!!」
そしてブラックマジシャン師弟の前に、魔天老とは似ても似つかぬ者が姿をあらわした。予想外の出来事に、マジシャンガールは恐怖もあったが本能的に危険を感じて攻撃を中止した。
??? 「融合完了…。私はスカルビショップ。目的はブラックマジシャンガールの捕獲。そのまま向かって来ていれば、そのまま捕獲してやったというものを。」
BMG 「私を捕まえてどうしようっていうの?何を企んでるのよ。」
スカルビショ「私に捕まれば教えてやる。さあ、こっちへ来い。」
ブラマジ 「私の弟子には指一本も触れさせんぞ!」
スカルビショップとマジシャンガールの間に、ブラックマジシャンが割って入った。
BMG 「お師匠さま…(感動)。」
スカルビショ「愚かな…。」
にらみ合う両者。そしてブラックマジシャンとスカルビショップは、お互いの攻撃魔法をぶつけ合った!それは、凄まじいまでの激しいものであった。とてつもない爆音の中、土煙が辺りを覆い隠す。そして、土煙がおさまり辺りの様子が目で見えるようになって来た時、ブラックマジシャンガールの瞳には信じられない光景が映し出された。それは、師匠のボロボロになった姿であった。
BMG 「お、お師匠さまー!!」
ブラマジ
「く、来るな。逃げるんだガールよ…。」スカルビショ「まだ動けるのか?さすがは魔法使い族の中でも最高クラスだけの事はある。しかし、魔法使いとしては私の方が上のようだな。」
BMG 「お師匠さまは、あなたなんかに負けないわ!」
ブラマジ 「ああ…私は負けない。だからガールよ。私が戦っている間に逃げるんだ。」
BMG 「そんな事出来ません。お師匠さまを置いて逃げるなんて。私も一緒に戦います。」
ブラックマジシャンガールの目には涙が浮かんでいた。
スカルビショ「それでは2人一緒に眠ってもらいましょうか。安心してください。命までは取りませんよ。特にブラックマジシャンガール、あなたには傷もつけませんから。」
スカルビショップは魔法詠唱を始めた。本気で2人まとめて倒すつもりのようであった。そして、スカルビショップにはそれだけの魔力を秘めていた。
ブラマジ 「ガールよ。これが私のとっておきの魔法だ。」
BMG 「お師匠さま…。」
ブラックマジシャンは残された魔力を振り絞り、右腕に魔力を集中させた。
スカルビショ「無駄なあがきを。それではトドメだ。食らえ!!」
スカルビショップはその強大な魔力で、2人にめがけて攻撃を放った。それは、もはや絶望と思えるくらいの恐るべきものであった。そしてブラックマジシャンも、己の魔力を解き放つ!一瞬、マジシャンガールは時が止まったかのような不思議な感覚に包まれた。そして、なぜか師匠の優しい表情が見えたのであった。
ブラマジ (ガールよ…逃げるんだ。さらばだ。)
BMG 「!!!」
なんとブラックマジシャンの魔法は、スカルビショップにではなくマジシャンガールへと向けて放たれていた。マジシャンガールは一瞬眩しいくらいの光に包まれたかと思うと、一転して闇に包まれたような真っ暗な闇に包まれる。もうマジシャンガールの視界から師匠の姿もスカルビショップの姿も見えなくなっていた。
BMG (これって…もしかして転送魔法?)
しばらくして、マジシャンガールの目に光が感じられたかと思うと、眩しい光が差しこんだ。そして、目が慣れるにつれて視界がよみがえってくる。彼女の目に映ったのは、まったく見たこともない風景であった。彼女とブラックマジシャンの住んでいた所では見られなかった海が見える事から、かなり遠く離れた世界へ転送された事は理解出来た。
BMG 「そうだ!お師匠さまはどうなったの…」
彼女の記憶がよみがえる。あの攻撃を背にして、自分を助けてくれた師匠の事を思い出すと、自然と目から涙が溢れ出してしまいます。しかし、マジシャンガールもいつまでも泣いている訳にはいきませんでした。
BMG 「お師匠さま…。きっと生きてる。私、お師匠さまの所へ戻らないと。待っててお師匠さま!」
そう思うと、ずっとこんな所にいる訳にはいきません。ブラックマジシャンガールは、何も知らない所から師匠を探す旅を始める事になりました。彼女は魔法使いですので、当然空を飛ぶ事も可能です。しかし、魔法を使用しての飛行ですので、長時間飛行すれば一気に魔法力を使い果たし動く事すら出来なくなってしまいます。飛行を使うのはデュエルくらいでしょう。つまりマジシャンガールは、徒歩で冒険をしなければなりません。女の子の身にはとても辛い事です。それでも、彼女の決心には何の迷いもありませんでした。
ブラックマジシャンガールの周りには海が広がっていました。そして、海を背にすると大きな森があります。彼女には、このような場所を見た憶えはまったくありません。
どうしますか?
海岸沿いに冒険する。(制作進行中) 森へ入る(制作進行中) 闇TOP