あの事件から、はや3ヶ月がたとうとしていた。
俺はいまだ病室のベットの上で寝ていた。
「まだ、退院できないんかな。いいかげん体がなまってきたぜ。」
そう言いながら、ベットの下から50キロの鉄アレイを取りだし筋トレを始めた。
「125,126,127,・・・・・200。」
両方の腕で200回終わると、次に腕立て伏せに入った。
「さすがに、毎日やっているとなれてくるな。」
俺は、息一つ乱れずに腕立て伏せをやっていると、
ガラッラララー
「Yuuithiさん、なにしているんですか。まだ安静にしていないとだめですよ。」
看護婦のナイシャーは、怒鳴りつけた。
「全く、これで何回目ですか。あれほどいってもわからない人なんだから。」
そう言いながら、俺の器具が取り上げられた。
「なぁ、看護婦さん。いつなったら、退院できる?もう傷も完治しているのに」
俺は、ナイシャーにたずねると、
「まだ、完全に直ってないですから、もうしばらく寝てていただきますといいたいですが、退院許可が、先生から降りてますので退院して結構です。」
そう言い残し、ナイシャー部屋から出ていってしまった。
その場に取り残された。
「まあいっか!」
とりあえず、服を着替えて帰宅支度をして部屋を出ようとしたら、
「急患が入りました。空いてる病室はどこにありますか?」
「203号室がたしか空いているはずよ。」
一瞬にして車輪の音が、通り過ぎていった。
まあ、とりあえずここから出ますかここにいてもしょうがないしな。
俺は、そう思いながら部屋を出ると目の前に一人のアンドロイドがいた。
(うぁ、ビックリした。・・・)
しかし、よく見ると見覚えのある顔をしていた。俺は少し考えていると、
「よぉ、Yuuithiじゃないか。ここで何してるんだ?」
「あっ、イーガか。久しぶりだな。しかし、こんなところに何かようなのか?あんた見る分にはどこも悪そうじゃないけどな。」
俺は、イーガの体を見てそうゆうと、
「ああ、今日来たのは俺じゃないんだ。娘がちょっと、」
「えっ〜、あんたに娘がいるのか?」
俺はビックリして言葉が出なくなった。まさか、アンドロイドに子供がいるなんて信じられないから。
「おい、娘といっても自分の娘じゃないぞ。」
「えっ、じゃなに?」
俺は、顔を元に戻しイーガの話を聞くことにした。
「まあなんだ、立ち話もなんだから、座って話そう。」
俺達は、近くにあったイスに座った。
「さっきの話なんだが、何であんたに娘がいるんだ?」
「ああ、そのことか。もうかれこれ3年も前の話だ。」
・・・
あの時は、ハンターとしてなれてきた時期だった。
そんなある日、仲間と地下の洞窟を探索しているとき、・・・
「なぁ、イーガ今回の依頼はかなり速く終わりそうだな。」
「ああ、しかし探索だけというのがつまらないな。」
俺達は、そう思いながら地下へと進んでいった。
地下に進むにつれて、回りの気温は下がってきた。
「なぁ、この階、さっきより寒くないか。」
「たぶん地下水のせいだろ、あちこち流れているからな。」
回りを見回すと、あちこち水が流れていた。
「おいおい、気をつけろよ。この辺の敵がいきなり出て来るからな。」
「大丈夫だよ、おれたちにはこのイーガがいるから大丈夫だよ!」
次の瞬間、地中から小さな緑色のカマキリみたいな敵が集まってきた。
「なんだ、これは?」
「グラシスアサシンだ。奴らは1つにまとまり襲って来るぞ。」
「よし、散開して攻撃するぞ。」
「おう」
そうして、俺達は辺りに散らばり武器を構えた。
グラスアサシンは両手の大鎌を振り上げて突進してきた。
「うわぁー」
突進したグラスアサシンは、仲間の一人に体当たりした。
「大丈夫か?」
私は、装備していたハンドガンを打ちながら仲間の元に駆け寄った。
「おいしっかりしろ。」
仲間の体を揺すってみるが、返事はなかった。
「くそー」
持っていた、ハンドガンを投げ捨てて腰についていたグレイブを構えた。
「ギェ、ギェ、ギェー」
グラスアサシンは、私に向かって鎌を振り落としてきたが、紙一重の差でよけた。そして相手の懐に潜り込み。
「仲間の仇だ〜!」
グラスアサシンの頭上に飛び上がり、真っ二つにした。
「やったか?」
次の瞬間、グラスアサシンの体はこまかい姿となって、どこかに消えていってしまった。私は息を休む暇もなく仲間の元に駆け寄った。
「おい、しっかりしろ。」
返事をかけると仲間は、
「ああ、何とかな・・。しかし、この状態では足手まといだ。テレパイプを出してくれ。」
「ああわかった。」
私は、腰に付いていたアイテムボックスからアイテムを取り出して地面に投げつけた。
地面に光の柱がでた。
「後は、任せた。」
「おお、任せておけ。」
そういって、傷ついた仲間はシティーに帰った。
「ふぅー、これからは二人で探索か。気を締めていかないとな。」
「ああ、」
我々は、その場から離れて奥へと進んだ。
・・・・
「いったいどこまで続くんだ。」
「さぁな。」
私たちは、水の広場と呼ばれるところを抜けてちょっと奥に進んだところにいた。
「この辺の雑魚にも飽きたぜ。」
「まあな。」
俺たちは、そうしゃべりながら歩いているといきなり、
ズズズッーーー−
「何だ、この揺れは?」
「おい、やばいぞ。俺の計算だと、・・この地面は崩れるぞ!」
「なにっ、」
次の瞬間、我々の地面は崩れた。
「うぁーーーー」
「おい、大丈夫か?」
俺は、目が覚めると周りは洞窟のようだった。
「ああ、しかしここはどこだ。」
「さぁな、こんなところは始めてくるぜ。」
俺は、周りを見渡しながら、
「ここにいてもしょうがない。この辺を探索してみないことにはな。」
そういって、立ち上がった。
「ああそうだな。」
私は、そういいながら立ち上がり奥へと向かった。
・・・しばらく、あたりを探索するものの何一つ手がかりはなかった。
「くそ、どこへ行っていいかわからない。」
俺たちは、休めそうな場所で一息ついていた。
「オーイ、イーガ。あっちにテレポート装置があったぞ。」
「本当か?」
「ああ、しかしどこにつながっているかわからないぜ。」
「でも、ここにいるよりましだ。」
私は、仲間と一緒にそのテレポート装置があるといわれる場所に向かった。
・・・
「ここだよ。」
私の前には、今までのより大きなテレポート装置があった。
「よし、行くか。」
「ああ、いいぜ。」
私は、先導してテレポート装置に乗り込んだ。
目の前の星が流れていき、私の中では不安という感情が強く働いていた。
「ここは、」
私が着いた先で目にしたのは、
「なんだここは、」
仲間が私の横で驚いていた。
そこに広がっていたのは、下水道に浮かぶ台の上にいた。
「いったい、ここはどこ・・・・」
「どうしたんだ。」
私は仲間の向いている方を向くと、そこには巨大なワームが下水道の中を泳いでいた。
「なんだあれは?」
「さぁな、俺のデータにもあんな奴はいない。」
私たちは、警戒して奴を見ていたら、
「ギェーーーーー」
巨大なワームは水面から顔を出して、私たちに攻撃を仕掛けてきた。
「くそ、そう簡単に帰してはくれないか。」
「ああ、そのようだな。」
私たちは、腰につけていた武器を取りだして構えた。
巨大なワームは水中をゆっくりと泳ぎながら我々に向かってきて、台と平行についた時、背中から青紫の光球を打ってきた。
「うわ、なんだこれは、」
「くそ、よけるのでせいっぱいだ。」
私たちは、紙一重でかわしていった。
光球を打ち終わると、ワームは私たちの前に出て、何か物体を投げつけてきた。
「何だ、これは?」
「内部に高エネルギー反応!やばい爆発するぞ。」
チュッドーーン
「んっ、やるな。」
「大丈夫か?」
私は、仲間の元に駆け寄って持っていたディメイトを使った。
「助かったぜ、しかしこいつは手強いぜ。」
「ああ、そうだな。」
前に出ていったワームは、再び横について大きく飛び上がり、我々の台に飛び乗ってきた。
「イーが、これはチャンスだ。いっきに叩くぞ。」
「よし!」
私は、持っていたグレイブをワームに向かって連続攻撃を叩き込んだ。
「でぇっ、やぁっ、どりゃーーー」
「ギェーー、ギェーーーー」
ドカッーーーン、
私が叩き込んだグレイブはワームの外装をはぎ取り、下から大きな口が出てきた。
「なんだこいつ、下から気持ちの悪い顔が出てきやがった。」
仲間がそういって攻撃の手を止めた瞬間、ワームの背中にあった触角がのび、仲間に向かって伸びてきた。
「うわっ、」
伸びた触角は仲間の腹に刺さっていた。
「大丈夫か?この刺さりかたを見ても致命傷にはならない。」
私は、見ただけでかなり奥まで刺さっていることがわかり、助からないとわかっていたが、本当のことはいえなかった。今考えればあの時なぜいえないのかわかっていた、しかし経験の少なかった私はなぜ本当のことがいえないのかわからなかった。
「ああ、まだ生きているようだな。」
仲間は目を覚まし立ち上がった。
「おい、無理は危険だ。しばらく休んでいろ。」
「そうはいかない、こいつを倒さない限り先には進めない。しかも、こんなところでは休める場所などどこにもない。」
そういって、震える足をしっかりと地面につけながら立っていた。
「わかった。でも、無理はするなよ。」
「おうよ。こんなところで死ねるかよ。」
私たちは、そういいながらワームと戦った。
ワームは岩石を落としたり、レーザーを打ってきたりしてきた。
しかし、そんな攻撃をかわしつつ攻撃をするものの、ワームはいっこうに傷が付かない。一方、私たちはどんどんと体力を奪われていった。
「なぁ、イーがそろそろ俺は限界だ、後はよろしく頼むは」
「おい、何弱気になっているんだ。」
私は、そういって仲間の方を向くと傷口から血を流している様子が目に入った。
「ああ、確かに早くこいつを倒して町に戻ろう。死ぬなんて考えるな。」
「いや、もういい。自分の体は自分がよく分かっている。」
そういって、懐から、ダメージトラップを取り出した。
「おまえ、まさか。自爆するつもりか?」
「いや、俺は死なない。しかし、しばらくは帰れないだろ。だから、俺の娘を頼む、イーガ。おまえだから頼むことだ。」
そういって、仲間はワームへと向かっていった。
「やめろーーー!」
ドカーーン、 
次の瞬間、私の目の前で仲間の死に対する悲しみと敵を倒した安心感が一緒に私の中に、入ってきた。
「本当にこれでよかったのかな?」
私は、その場に座り込み彼の死に対して考えていた。
しばらくして、私たちの乗っていた台はある場所で止まった。そこには、上に上がるための階段があった。
「とりあえず、上に上がるか、」
私は、その場を後にして階段を上がっていった。
階段の上には、テレポート装置があり私は何も考えずそれに乗り込んだ。
しばらくの間、私の周りに星が飛んでいく姿が見えた。それを見ていたら、昔のことを思い出した。
昔ある人間が、こんなことを言っていた。人が生まれれば星は生まれ、人が死ぬとともに星は流れ落ちる。人には自分の星があるといっていた。なら、この風景に流れているのはそれだけ人が死んでいるとゆうことなのかと思いながら、テレポートをぬけた。
「ここは?」
私は辺りを見ま渡すと、私は森の中にいた。
「そうか、あれは森につながっていたのか。」
私、とりあえず町に帰ろうと持っていたテレパイプを使った。
私が、次に目覚めたときはメディカルセンターの医務室のベットで寝ていた。
「あら、やっと目覚めたの?」
そこには、一人の看護婦が立っていた。
「あなたが、倒れてからかれこれ一週間も経つのよ。」
私は、自分の体内時計を調べるとあれから丸一週間経っていることが分かった。
しかし、なぜ一週間も寝ていたのだ、あれぐらいの損傷なら二、三日で直っていたはずなのにと思いながら考えいると、
「そうそう、あなたが寝てるとき娘さんがきましたよ。」
「えっ、」
「また、午後から来ると行ってましたから、」
「あっ、はい。」
「なら、何かあったらそこのボタンを押してください。」
看護婦はそういって、部屋から出て行った。
「えっと、娘っていったい誰のことだろ?」
私、考えていながら時間をつぶしていると、
コンコン、
部屋のドアがノックされた。
「部屋、開いてますよ。」
そういって、中に入ってきたのは小さな女の子でフォースのような格好をしていた。
「君はいったい?」
私は彼女に尋ねると、返事は返ってこなかった。
しばらくの間私たちの間には沈黙は流れた。
そして、彼女はスケッチブックをアイテムボックスから取り出して、何かを書き始めた。カキカキカキカキ・・・
彼女は書き終わると、書いたものを私に見せてくれた。
<私はしゃべることができないから、いつもこのスケッチブックを通して会話しています。>
私は、へ〜と思い感心していた。
「ところで君はいったいだれ?」
私は、急に話を戻すと彼女はスケッチブックにまた文字を書いていた。
<私の名前はマイです。>
私は、そう読み上げると笑顔でうなずいた。
「で、マイは私に何か用があるのかね?」
「・・・・?」
マイは、少し頭をかかえながらスケッチブックに文字を書いた。
<お父さんにいわれたから>
私は、その言葉を読んであの時のことを思い出した。
{しばらくは帰れないだろ。だから、俺の娘を頼む、イーガ。おまえだから頼むことだ。}
そうゆうことだったのか、だからあの時私に、・・・ 
私は、深く考えていると、
トントン、
横から、マイが心配そうな顔をして私にスケッチブックを見せていた。
<身体まだ痛むの、寝ていなくて大丈夫。>
「ああ、大丈夫だよ。でも少し眠たいから寝るよ。」
そうゆうと、マイはこくりとうなずいて部屋から出ていった。
へやにだれもいなくなり、私は少し寝ることにした。
「これが、娘と私の出会いの話だ。」
「ZZZ〜、」
「おい、寝てるじゃないか。」
イーガは私に向かって大きなハリセンを取り出して殴りかかった。
バッチーーーーーン
「いっ、いきなり何するんだよ。」
「人の話は聞くもんだ。」
イーガはハリセンをアイテムボックスに戻して、少し怒った顔をしていた。
「まあ、その娘さんに何かあったのか?」
「ああ、洞窟の探索の仕事でギルシャークにやられてな。」
ふーん、と思いながら俺はその場に立ち上がった。
「じゃ、そろそろ行くわ」
「ああ、すまないな変な話をしてしまい。」
「気にしなくていいさ。」
そういって、俺は病院を後にした。
そして、その足でハンターギルドに向かった。
ギルドに着くなり掲示板のところにたくさんの人だかりができていた。
「うっ、何かあったのか。」
俺は、人混みの中を割ってはいり掲示板の前へと着いた。
「なになに、下水道のワーム退治の依頼!洞窟の奥底にいる実験体の退治してほしい。」そういえば、イーガの話の中にワームののことがでてきたな。しかし、あの時イーガが倒したはず、そう思いながら考えていると、後ろから一人の男が俺の肩に手を乗せてきた。
「おい、新米、俺と手を組まないか。」
俺は、後ろを向くとレンジャースーツを着た一人の男がいた。
「まあ、なんだここじゃ話できないからあっちの方ではなそうぜ。」
そういって、人気のいない机に着いた。
「とりあえず、自己紹介しないとな。俺の名は、バーニングだ。一応レンジャーをしている。」
そういって、手を伸ばしてきた。
「おれは、Yuuithi。ハンターをしている。」
伸ばしてきた手を取り合った。
「で、どうだ一緒に行かないかワーム退治?」
「ああ、おれもそのつもりだったからいいっす。」
「じゃ、決まりだな。」
俺たちは、そういってハンターギルドを後にした。
しかし、この後ああなるとは思いもしなかった。
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