夢
 
 このむしむしと暑い今年の夏は今まで味あうことのできなかった体験をするなんてこのとき想像できなかった。
 それは、終業式の日私が教室に戻るとき友人と話していたときから始まった。
「やっと終わった。校長の長話につき合い、 長かった三ヶ月の学校生活からも、明日から解放されるわー。」
背伸びをしながら廊下を歩いていると、後ろから何かに抱きつかれた、
「ねぇねぇ、喜美恵知っている?」
「雪恵!ビックリするじゃないの。」
私の名前は島原 喜美恵。ピチピチの高校一年生。そして今話しかけているのは中学校からの友達の色茄 雪恵である。
「ごめん、ごめん。そんなことよりいい情報仕入れてきたのよ。聞きたい?」
どうせ断ったて彼女には聞かないことは昔から知っているから、だいだいは話を流して聞いている。
「で、今回のいい情報てなに?」
「うっとね、このごろ変な事件起きているじゃない。あの14から17歳の若い女性がばかりが変死体で発見されているじゃない?」
 私は、ちょっと考えてた。
「ごめん、このごろ勉強などでテレビ見てないんだ。」
「そうなんだ、喜美恵はがんばるね。まあいいや、実はこの事件にはいろいろな噂があるんだ。」
私は、またかと思いながら、
「また、そんな情報どこから仕入れたのよ?」
「企業秘密です。」
雪恵がそう言うと、二人して大きな声で笑った。別にそんなにおかしくはないんだけどなぜか大笑いをした。
「でぇ、その企業秘密を教えてくれないの?」
私は雪恵に尋ねると
「知りたい?知りたいなら教えてあげる。実は、事件が起きる朝方に必ず訳の分からない電話がかかってくるのよ。その電話の内容ってのが、あるところに来てほしいって女性の声でかかってくるらしいよ。」
「よくそんな情報を。本当にどこから仕入れてきてるのよ。。」
私はビックリしながら尋ねると、雪恵は唇に人差し指をつけて「企業秘密です。」と、いつも通り答えた。
「まあ、いいや。」
私はそう思いながら歩いていると教室に着いていた。
 教室に着くとたんに、担任先生がやってきた。先生は夏休みの宿題や生活にプリントを分けて説明をしていた。だいたいの生徒はまじめに先生の話を聞いているが、ごく一部の生徒は、寝ていたり外を見たり何か作業してたり話を聞こうとはしていなかった。
私も、早く終わらないかなと外を眺めていた。そして、チャイムが鳴ると同時に委員長が号令をかけて、終わった。 
「はあー、やっとおわった。」
いきなり体全体におもりが乗った感じに重く感じた。やっぱり担任の話が長くて疲れたかな。私はそう思っているとクラスの友人達が
「ねぇねぇ、きみちゃん。どっか食べていか ない。」
「ごめん、今日用事あるんだ。また今度埋め合わせするから、今日はごめん。」
「しかたないか、また今度ね。」
「じゃ、またね。」
「うん、バイバイ。」
友人に別れを告げると私は荷物を鞄に詰めて帰宅した。
 家に着くなり私は部屋にこもり、鞄から筆記用具と宿題等を出した。
「さあ、夏休みの宿題を終わらせるわよ。」
引き出しから、はちまきを取りだし机の上に置いてあったメガネをかけた。
準備完了とさてやるわよ。
カキカキカキカキカキカキカキ
カキカキカキカキカキカキカキ
カキカキカキカキ・・・・・・
5時間後、・・・・
「ふぅ、なんとか終わったわ。」
私は、へとへとになりながらも一階に降りてきた。
「あら、喜美恵いたの?」
「うん、ちょっと宿題していた。」
いま話しているのが、うちの母親である。
「晩ご飯あと少しでできるからちょっと待ててね。」
母親がそう言っている横で私は冷蔵庫からお茶を取りだしてコップに注ぎ一気に飲み干した。
「はーい。」
そう言って、テレビのリモコンを取ってテレビをつけた。ちょうどこの時間はどこもニュースばかりで、あまりおもしろくない内容ばかりで、ソファーの上でウトウトしていた。
「喜美恵ー、起きなさい。こんなところで寝てないで寝るなら上で寝なさい。」
「えっ、」
私はその声で起こされて、時計を見てみると11時を過ぎていた。
「晩ご飯どうする?暖めて食べる?」
「もう眠いから、明日食べるよ。」
私は、半分寝ながら階段を上り自分の部屋に入り、寝間着に着替えてベットに倒れ込んで深い眠りについた。
次の日の朝
 なにもすることがなく家でゴロゴロしていた。親たちは毎日と変わりなく仕事に出かけていった。
「夏休みって、暇だな〜。やってくるまでは 楽しみなのに、いざ来るとやることがなくて毎日家でゴロゴロばっかり、友達はバイトに明け暮れていて遊ぶこともできないから、本当に暇だね。」
そう思いながら、ソファーの上で、ゴロゴロテレビを見ていた。
 毎日、空きもせず変わらないニュースが、やっていた。
少年犯罪・政治不信・強盗などなど、
一日一日どこかで同じ事の繰り返し、私は ”まあよく飽きず同じ事の繰り返しをしていて飽きないね”
 そう思いながらテレビを見ていると、いきなり電話が鳴りだした。私はすぐソファーから立ち上がり受話器の元に駆け寄り受話器を取った。
「はい、もしもし島原ですけど?」
私が出ると、受話器の奥の方から変な音がしていた。何か虫の動く音にも聞こえる不愉快な音だった。
「あのー、どちらさまですか?」
再度返事してみるもの、なにも返事は返ってこず変な音だけが聞こえてきた。
「いたずらかなー?」
そう思い、受話器を切ろうとした次の瞬間、ガラガラ声の女性の声がした。
「喜美恵さんは、いっらしゃいますか?」
 
「喜美恵は私ですけど、どちら様ですか?」
「喜美恵さんですね。今日の夜11時に北夢 見公園までいらしてください。」  
「えっ、」
私は疑問に思い話しかけようとした瞬間電話が切れてしまった。
「なんだったの今の電話。」
私はぶつぶつ言いながら、ソファーに座りながらコップに麦茶を入れていると、テレビのニュースでとんでもないことをいっていた。
「次のニュースです。昨晩市内に通う女子中 学3年の女子が、近くの公園で変死体で発見されました。これと同様の事件は7月に 入って、すでに12件目に入っており、警察報告によれば12件ともに夜11時前 後に起こっておりすべて公園で発生しているも様子。市内では、夜間の外出には注意するようにと・・・・」
このニュースを聞いてビックリをしてしまった。今のニュースと今の電話には共通点がありすぎだからだ。
 私はあまりの恐怖感でふるえが止まらなくなった。
ーこんなところで私の人生は終わるの、いや、そんなのは絶対にいやよ。
私はただで死ぬわけにはいかないわ。どうせ死ぬんだったら最後まであがいて死んでやる。このとき私は心の中で誓った。
 まずは、少しでもこの事件のことを知らなきゃいけないね。
私は電話の受話器を取ってある新聞社に電話した。
トゥルトゥルトゥル、
トゥルトゥルトゥル、
このとき、呼び出し音を長く感じたのは初めてだった。今までも友人に電話したときも、長く感じたが、今回はそれと比較にならないほど長く感じた。
「まだなのー、」
かなりの焦りが私の中に襲ってきた。
カヂャリ、
「はい、統計新聞社ですけど?どちら様です か?」
電話に出たのは若い男の人の声だった。
「島原といいますけど、神楽さんいますか?」
「うーん、ちょっとまってて、」
そう言い残すと、電話から呼び出し中の音に変わった。
しばらくして、呼び出し中の音は終わり若い女性の声に変わった。
「はい、お電話かわりました。」
「神楽さん私です、親戚の島原 喜美恵です。」
「喜美恵ちゃん?どうしたの珍しいわね私のところに電話してくるなんて、なに悩み事の相談?」
「まあ、そんなところです。今からそっちに 行ってもいいですか?相談に乗ってほしいことがあるんです。」
私は、神楽さんに頼み込むと神楽さんは、
「いいわ、どうせ午前中は社の方にいる予定だったし。」
「すみません、わがままをいって」
「いいの、いいの、かわいい従兄弟の頼み事だもん。」
陽気な声で神楽さんは答えた。
「じゃ、10:00頃に来てちょうだい。」
「はい、わかりました。」
そういって電話が切れた。
「さて、10:00まであと1時間あるのか。なにしょうかな?」
そう考えながらも、まずは寝間着のままではだめだなと思い服を着替えることにした。
15分後・・
「さて、服も着替えたししばらくテレビを見て時間でもつぶすこうかな。」
私はテレビのリモコンを取って、テレビをつけた。テレビのチャンネルはさっきのニュース番組のままだった。
「まだ、やっていたこのニュース。」
半分あきれた顔をして、私はソファーに座り込んだ。
私は、違うチャンネルに変えたがどこも同じニュースばかりあきれていると9:30に、なっていた。
「そろそろ、出かけるかな。」
テレビを消してソファーから立ち上がると、電話が鳴りだした。私はさっきの電話の件もあってなかなか取ることができなかったが、勇気を出して電話を取ると、
「はい、もしもし島原ですけど、・・」
「喜美恵?私、雪恵だよ〜。」
「雪恵?」
ビックリしながら返事をしてしまった。
「どうしたの喜美恵?何かにおびえてるよ。」
「なんでもないよ。」
私は、友人にはあの事件のことがばれないように気をつけた。
「どうしたの急に電話をかけてくるなんて。めずらしいわね。」
「うん、ちょっとあってね。」
雪恵は、そう言い終わると
「喜美恵どうしょう。うちに電話があったよ。」
「電話?」
「この間いっていた事よ。」
この間・・・・・、もしかして、
「雪恵、もしかしてあの電話がかかってきたの?」
私は不安になりながら雪恵に尋ねると、
「そうなのよ。どうしていいかわからなくて、人にも相談できなくて、」
雪恵の声からは今にも泣きそうな声だった。少し考えて私は、
「雪恵、今から私の親戚の新聞記者のところにいくけど一緒にいく?」
「なぜ?」
少し口ごもったけど、私は雪恵にあの事を話した。
「私のところにもあったのよ。その電話!」
「えっ、本当に、」
「うん、だからなにしないよりも、少しでも何とかしたいから、私は行くの。」
私たちの会話は、しばらくの間沈黙が続いた。そしてその沈黙を破ったのは、この会話だった。
「喜美恵、私も行くは」
「えっ?」
「私だって、なにもしないまま終わりたくないから。」
「わかった。じゃ、駅の近くのコンビニで待ち合わせしましょ。いいわね。」
私は雪恵に時間と町合わせ場所をきめて、家を出た。
私の家から数十分歩いたところに待ち合わせのコンビニはあった。そこで私は本を立ち読みをして、時間をつぶしていると、雪恵が外にいるのが見えた。
「まった?」
「ううん、今来たところだから。じゃ、いく?」
雪恵は首を縦に振り合図した。
 私たちは、近くの駅から電車に乗り込み、親戚のいる新聞社に向かった。
15分後・・・
「たしか、ここのはずだけど?」
私は、昔もらった地図を見ながら同じところをぐるぐる回っていた。
「喜美恵〜、もしかして道に迷った?」
うっと、私は思いながら歩いていると目の前に大きな看板が目に入った。
「サクラ新聞?」
「たしか、喜美恵の親戚の新聞社って?」
「ここだわ。」
私は、半身喜んでいたがそうもいられなかった。私はそのビルの中に入った。ビルは、かなりの老朽化が進んでおり階段を上るたんびにきしむ音がした。
「かなり、古いわね。」
 私はたちは、少しビビリながらも新聞社の前に着いた。
「なんとか、ついたー。」
ドアの前に座り込んでしまった。
「喜美恵、こんな床で座り込んだら服が汚れるよ。」
「いいの、気にしないから。」
雪恵とたわいのない会話をしていると、新聞社のドアが急に開いた。
「だれ、騒いでいるの。」
ドアからは、一人の女性が出てきた。
「神楽さん。」
「喜美恵ちゃん、もう来たの結構時間には正確に来るわね。」
神楽さんは、笑いながら
「まあいいわ。汚いけど気にしないでね。それと、君は誰?」
神楽さんは雪恵の方を指をさして、不思議な顔をして訪ねた。
「あっ、紹介するわ。こっちは友達の雪恵。そして、こっちが親戚の神楽さん。」
「あ、初めまして。」
「こちらこそ、従兄弟がお世話になって、」
二人は軽くおじきをしてから、私たちは中に案内された。
 中は思ったより狭く、タバコやコーヒーのにおいはひどく充満しており、机の上には資料の山だった。しかし、そんな中を神楽さんはスイスイと抜けていった。
「二人とも、こっちだよ。」
神楽さんは軽く私たちの方に手を振った。
「はやいですよ。こんなところ速く進められませんよ。」
息を切らしていった。
「ごめんごめん、でもこんな中で話なんかしたくないでしょ。さっ、この部屋に入った入った。」
私たちは、神楽さんのゆう通りにその部屋に入った。部屋に入る直前ドアに「会議室」と書かれた表紙があった。
中にはいると、中はいい香りであっちの部屋とは大違いだった。そう思っていると、
「まあ、二人ともイスに腰掛けて今ジュース 持って行くから。」
神楽さんは冷蔵庫の中から、オレンジを取りだしコップに注ぎ込んでいた。
「で、いったい何の相談。お金以外なら聞い てあげるよ。」
神楽さんは、ジュースを運びながらいった。
「実は、あの変死事件の事が知りたくて来たんですけど。」
「変死事件?」
そう言って、神楽さんは悩んでいた。
「若い女性が次々と変死していった、・・」
「あーあ、思い出した。あの事件なら今私が 取材しているやつじゃない。で、そんな事件の事を聞いてどうするの?」
神楽さんの台詞で私たちは止まってしまった。神楽さんは、ジュースを飲みながらこっちをのぞき込みながらこういった。
「あなた達、何か隠してない?うーん、どうしょうかな、一応企業秘密なんだよね。」
ギクリ、私の中で大きくなった。やばいなこのまま隠し通せる物でもないし下手すれば教えてもらえないかもしれたと思っていると、雪恵がこう発言した。
「少しでもいいですから、教えてください。 無理なのはわかっています、しかし、私たちにとって今とても必要なんです。お願いします。」
雪恵は言い終わると頭を下げた。
「神楽さん、私からもお願いします。今の私たちにとって少しでもいいから、・・・」
「いいわ、あな達がそこまで言うんだから、 何かあるんでしょ。でも教えられる範囲だ けだからね。」
神楽さんから、この事件のことをいろいろと教えてもらった。なぜ、このようなことが起きたか、原因はいったいなんなのかなど、いろいろと話し合ったが全く何一つわかることはなかった。
「あっ、もうお昼だわ。」
神楽さんが腕時計を見ながら言った。
「あっ、ほんとだ。私たちはそろそろ帰ります。」
「そう、ごめんね。なにも役に立てなくて」
私たちが立ち上がると、神楽さんは申し訳なさそうな顔をしていった。
「いえ、少し話ができただけでもよかったですよ。」
私はそう言って、新聞社をあとにした。
「ねぇ、喜美恵このあとどうする?」
「うーん、とりあえずどこかで昼食にしょうか?」
そう話しながら近くのファーストフードの店に入った。
昼食を食べながら、私たちはこのあとどうするかを話し合っていた。
「ねぇ、このあとどうする?」
私は食べながら雪恵に尋ねると、
「しばらく家で休むは、いろいろとあったし少し疲れちゃった。」
「そう、じゃ私も少し休むは夜に備えてね。」
私は、笑顔でいった。
しばらくして、昼食を終えた私たちは電車に揺られながら家路についた。
「ただいまー。」
そう言っても、家には誰もおず、静かな物だった。私は、ボイラーをつけて汗を流すことにした。
「ふぅー、疲れた。」
風呂から上がった私は、ソファーにぐったりしながら冷たいお茶を飲んでいた。
しかし、いろいろなことがこの一日で起こったわね。謎の電話から親戚に掛け合っていろいろと相談したりなどと、あって本当に疲れた。
「少し、寝ようかな。」
ソファーから立ち上がり自分の部屋のベットに倒れ込んでしまった。
ーいい夢は見れそうにないわね。
 
「喜美恵いるの?」
下から、母の声が聞こえた。私は目が覚めて時計を見ると夜の7時を回っていた。
私はあっと思いながら下に降りていった。
「喜美恵いたの?」
「うん、上で寝ていた。」
寝ぼけながら母と会話しながら、冷蔵庫からお茶を取りだしてコップに注ぎ飲みほした。
「夕食食べるでしょ?」
「うん、食べる。」
そう言って、ソファーに座った。
しばらくして、静かな夕食を食べてまたテレビを見て時間をつぶした。
ゴンー、ゴンー、ゴンー
壁に掛かっていた時計が10時の鐘を鳴らした。
「ちょっと、出かけてくる。」
私は、母にそう言って部屋をあとにした。
 夜は昼の暑さとは一転しており、涼しかった。私は、腕時計を見ながら指定された北夢見公園に向かいながら、コンビニエンス・ストアーでいろいろと買い物してから向かった。
 公園に着いたとき時計を見てみると、10:45分を回ろうとしていた。
「早く来すぎたかな。」
そう思いながら、さっき買った袋からお茶を取りだして飲んでいると入り口の方に人影を感じて振り向くと、
「雪恵?」
そこには、大きなフードに覆われた雪恵がいた。
「キミはここにいる目的はいったいなんだ?」
「雪恵なにいっているの?」
「キミはここにいる目的はいったいなんだ?」
雪恵は同じ事を5回以上しゃべっていた、次の瞬間、
「語れない物に明日を生きる資格はない。」
そういった瞬間に私の目の前まで来ていた。 そして、雪恵の光った右手が私の顔に襲いかった。私は、なっとかその右手をかわした。
「雪恵、あなたいったいどうしたの?」
雪恵に対して私は叫ぶと、
「雪恵と呼ばれた少女は、今ここにはいない、いるのは人を審判する物である。」
「人を審判する物?」
「そう、かつて世界は大いなる闇に覆われて いた。しかし、ある時一筋の光が現れ世界のバラスが崩れた。だから我々審判する物たちが世界のバランスを保つため審判を下している。その審判の結果は、キミの処分」
雪恵はそう言い終わると、また光った右手が私に襲いかかってきた。私は、なんとか紙一重に避けるが、体力が持ちそうになかった。しかし、容赦なく雪恵の攻撃は止まらなかった。私は避けようとした瞬間、石につまずき倒れ込んでしまった。
「さぁ、観念しなさい。あなた一人の死が世界のバランスが保てるのだから。」
そういって、私はだめだと思い目をつぶった。・
ピピッー、ピピッー、ピピッー、
私は、思いっきり手を伸ばし目覚ましい時計を止めた。
「あー、よく寝た。」
私、ベットから起きて回りを見まわした。
たしか、昨日北夢見公園で雪恵と会って、その後私はどうしたのだろ、思い出せない。
そう考えながら一階に下りると、母親がいつものように朝食を作っていた。
「おはよう。」
母は、こっちを向かず挨拶だけかわした。
そして、朝食を机の上に置き食べ始めた。
「母さん、私の朝食は?」
私の場所には、なにも置かれずそして、私はしゃべりかけても反応しない。
「それは、キミがここにいないからだ。」
私が振り向くと、そこに雪恵が立っていた。
「雪恵、いったいどうゆうこと?」
「キミは、元からここにはいなかった。違う 世界の存在、さあ返るのだ元の世界へ、」
そう言い終わると、私の後ろに黒い空間が私を覆い隠そうとしていた。
「最後に一つ教えて、私はなぜこの世界にいたの?」
私は、とぎれてゆく意識の中彼女に尋ねると
「すべて、夢だったのだよ・・・・」
彼女の最初の部分しか聞き取れず私の意識は闇の中へと消えていった。

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