《内 藤 列 伝 1》〜追われる者〜
何でこんな事になったのか、とうとうお尋ね者になってしまった。
懸賞金、一人につき100ギル。安すぎる、ふざけてやがる。
今時、100ギルじゃチョコボにも乗れない。
まぁ、その分狙われないからいいんだが。
ジャグナーでの穴倉生活もそろそろ飽きた。虎もキノコも羊も玉ねぎ、
蟹に魚も食べ飽きた。調味料が無いからだ。
昨日Dさんがリーチを食べて死にそうになった。止めろって言ったのに。
ドレインキッスを口にくらった。ファーストキスだったらしく、落ち込んでいる
まぁどうでもいいが。
リーダー「Naitou君!でかい木がいるよ!こいつ食べれるかなぁ」
うざい、木が食えるわけないだろう。答える気力も無い
リーダー「むっ!これはなかなかおいしいよ!」
・・・食ってる・・・まぁどうでもいいが
Bさんは本を読んでる
タイトル「流行の槍。今五月雨が熱い!」・・・後で捨てた方がいいかもしれない
Cさんも本を読んでる。タイトルは見る気にもなれない。後で捨てる。
Dさんは食事の時以外縛られている。危ないからだ
EさんはDさんの体から金品をこっそり奪っている。確実にばれてる。
後で殺されるだろう。
のどが渇いたので水を飲みに行こう。
川の所まできた。
水をすくい飲む。少ししょっぱい。海水?なわけないよなぁ
上流を見るとリーダーが立ちションをしている・・・
あきらかにこっちを見て満面の笑みだ。嫌がらせか?殺すか?
俺は片手剣を抜きリーダーの方に向かった
次の日、昼頃人の気配がした・・・
俺「みんな!早く穴の中に!急げ!」
二人組、男だな。声がきこえる
???「ここら辺に賞金首が逃げ込んでるってほんとか?」
???「あぁ、だけど3桁らしいぜ。賞金額。へっぽこだよ」
まぁ、3桁の中でも一番低いんだけどな・・・
やがてそいつらが穴に近づいて来た。息を潜める俺達
見つからないよな。向こうからこっちはまるで見えないはずだ。
・・・だが。
男1「おい!誰かいるぞ!矢だ!弓だ!撃て撃て!」
うわっ!いきなりばれてるし。何でだ?
後ろを見るとリーダーの歯が眩しく輝いている。
そしてリーダーの顔がぼんやり見える・・・
満面の笑みだ、鼻毛が見えている。俺は笑ってしまった。
やばい、剣が持てない。とりあえずリーダーを張り倒しておく。
リーダーの歯の白さを忘れていた。
ナイトE「無理wwwwサポシwwwww」
Eさんが穴から飛び出した!相手の弓と矢、銃を強引にぶん取る。
凄い、もうサポシとか言うレベルじゃない気もするが。
俺は腹が痛いので指示を出す事にした。
俺「Bさん、突っ込んでください!」
ナイトB「スピリッツウィズイィィィィィンwwwwww」
それは槍技じゃない。当たってない。
俺「じゃ、Cさんバニシュ!」
Cさん渾身のバニシュが、Bさんに炸裂した
痛そうだ、威力が今迄の非ではない・・・
地面を転がるBさん
ナイトB「うはwwwwいてぇwwwwwww」
ナイトC「良し!」・・・何もよくねぇ。
俺はCさんを敵に投げつけた。怯んだ隙にDさんの封印を解く
ナイトD「両手棍が無いよ?ww」
あれ、どこだ?辺りを見回したがない。
ナイトD「あっ見っけたwww」
Dさんが指差した所、Bさんだ。
よく見るとBさんは両手棍を持っている。あの馬鹿両手棍で突く気だったのか。
俺「仕方ない、両手棍無しでやってください」
ナイトD「うはwwww乱撃wwwwww」・・・乱撃?
Dさんが二人を素手で片付けた後、すぐに俺達は移動する事にした。
だが、これではずっと追われるままだ。どこに行こうと変わらない
ラテーヌの谷底で、またも会議を開く。
議題「汚名を晴らすにはどうするか」・・まぁ、会議は1分で終わるのだが
リーダー「よし、闇の王を倒しに行こうか♪」
・・ありえない、このPTで闇の王などと
そこら辺の冒険者をスカウトした方がまだマシというものだ。
俺が反対しようとするよりも早く、みんなが口を開いた。
ナイトB「うはww突いていいなら行くwwww」
突かなくていい、というか来なくていい
ナイトC「闇の王は光属性に弱い、つまりバニシュに弱いんだ」
聞いてない、帰れ
ナイトD「行くwwwww」・・・
ナイトE「盗めるよねwwwww」 盗めねぇよ
リーダーは勢いよく立ち上がると走り出した。満面の笑みだ
リーダー「さぁ、すぐに行こう!」
何も準備してないのだが・・・薬どころか食事も無い
みんなもリーダーに続く、みんなの白い歯が眩しい。目が痛い。
PTメン「お〜れた〜ちなーいとーうはwwwおkkkwwww♪」
通行人に笑われている。俺も同類だと思われているだろう・・・
〜内藤列伝1:追われる者〜完