《内 藤 列 伝 1》〜打倒闇の王〜
寒い、凄く寒い。当たり前か、ここは氷河だ。一年中雪が降っている。
何でこんな所にいるかと言うと、話せば長くなるが。
まぁ、闇の王を倒しに来たのだ。
リーダー「雪合戦開始!」そう言って彼は雪を投げ出した・・・
何で裸なんだよ、死ぬ気か?雪が当たる、うざい
みんなまで雪を投げ出した、このテンションの高さは異常だ。
俺はもう凍死してもおかしくない程寒いのだが。
大体、氷河を渡るのに防寒着すら用意しないってどういう事だ。
ナイトD「雪wwwwwwwwwww」
・・・Dさんが変な物を飛ばしている。雪じゃない、気孔弾だ。ありえない、痛い
リーダー「Naitou君ノリ悪いよ〜どうしたのかな?」
この寒さだ、ノリが悪いとかそういう問題ではない・・・
がんっ!
リーダーの投げる雪が妙に痛い・・・よく見ると石が入っている。
俺「・・・痛いっすよリーダー」
俺はリーダーにホーリーを放った。寒くて体が動かないからだ
「うほっ、いいホーリー・・・」喜ぶリーダー。気持ち悪い、服を着てくれ。
氷河の地形は複雑だ、高い崖が広がっている。落ちたら命は無いだろう
俺「Eさん、そっち崖ですよ。気をつけて下さいね」
ナイトE「無理wwwサポシwwww」
そう言ってとんずらを発動した。素早い動きだ。
数秒後、彼は足を踏み外し崖下に転落した。
俺「・・・」
リーダー「彼はとても馬鹿だよね♪」
あんたが言うな
Eさんを救助した直後。ゴーレムに襲われる。Bさんがはしゃぎだす
ナイトB「5段突きぃぃwwwwwwwwwwww」当たってない
Eさんの不意玉が決まり倒れるゴーレム。
ナイトB「うはwwww早くどかせwwwwww」
下敷きになったBさんが叫ぶ。少し動かすだけで騒ぐ。
やかましい、思わず蹴りを入れてしまった。
このゴーレムを連れてった方がまだ役に立ちそうだ。
腹も減ってきた、食料が底をついたからだ。もう二日何も食べていない
みんなも腹くらい減るだろう・・・なんだ?Cさんが何か食っている。
俺「Cさん、何食べてるんですか?」
ナイトC「バニシュだよ」
よく見るとCさんの口の中でぼこぼこ音がする。なるほど、バニシュか・・・
いや、バニシュって食べれたか?というか食べ物じゃない・・・
だが彼はバニシュに命を懸けている。バニシュも食えるかもしれない
とうとう城の前まで来た、城は異様な雰囲気を放っている・・
リーダー「いや〜、長かったねぇ♪」雪より白い歯が眩しい。目が痛い
普通にここまで来る時間の3倍くらいかかっている。既に疲労は極限にきている・・・
城の中は魔物だらけだった。
俺「ここからは慎重に行きましょう」
ナイトB「任せろってwwww」槍を持ちデーモンの群れに飛び込むB
わかってねぇ・・・
途中ヤカマシ部屋の鍵というアイテムが出た。
リーダー「宝の鍵かな?」
俺「いや、違うんじゃないですかね。ヤカマシ部屋の鍵って書いてあるし・・・」
ナイトE「うはwwww箱探そうwwwww」
聞いてねぇよ・・結局俺達は宝箱を探す事になった。
更に奥に進んだ先、部屋の隅にぽつりと置いてある箱を見付けた。
リーダー「見付けた、開けるよ〜♪」
強引に鍵穴に鍵を差し込む。あきらかに違う、開錠出来そうもない。
Dさんがイライラして箱を殴り始めた。
リーダー「開かないねぇ〜」当たり前だ、馬鹿が
ナイトE「俺に任せろwwwww」Eさんが自前の鍵で箱に挑む。
・・本職よりも手際がいい。さすがだ。というか本職しかその鍵は使えないはずだ。
ナイトE「もう、少しかなwwww」
開錠に成功!箱はミミックだった・・・
ナイトD「却下wwwwwwwww」
Dさんが箱を蹴り飛ばし、数メートル先の壁にぶち当たる。粉々になる箱。
リーダー「・・・さぁ、先に進もうか♪」
どっと疲れがでた
そんなこんなでようやく王の間の扉前まで来た。扉の前に誰かいる。
あれは、有名な暗黒騎士の・・確かZeidとか言ったか。
彼の前まで俺達は進んだ。
Zeid「む・・・何だ?お前達は」
俺「や、あの。闇の王倒しに来ました」
胡散臭そうに俺達を眺め回す。
Zeid「その装備と、編成でか・・・?」
彼の言葉も出るべくして出たものだろう。
リーダーは裸だし。両手棍、槍、本、ナイフ・・・ましてや全員ナイトだ
適当な装備だと思われてもしかたない。
リーダー「ははは、僕らの腕前に驚きましたか?」
うるさい、腕前など見せていない。
Zeid「駄目だ駄目だ、ふざけるなよ。このまま行かせたら俺が見殺しにしたようなものになる。帰れ」
彼の言う事はもっともだ、だが今更帰るわけにもいかない。
ナイトE「無理wwwサポシwww」
Zeid「・・・だからなんだ?」やばい、切れそうだ
俺「すいませんこの人馬鹿なんで!」俺はEさんの口を塞ぎ言った
Zeid「今のお前達では無理だ。すぐに引き返せ」
ナイトD「却下wwwwwwwwwwwww」
Zeidの頭に両手棍がめり込む。崩れるZeid・・・
リーダー「邪魔者もいなくなったし、行こうか♪」
いいのか?俺達は汚名を晴らす為にここまで来たんだが・・・
かの高名なZeid氏を棍で一喝・・・そこまで考えた時、目の前の扉は全開だった
中に入ると凄いプレッシャーを感じた。汗が出る。
リーダーを見る、満面の笑みだ・・・歯が眩しい。彼は緊張した事がないらしい。
部屋の奥のほうに棺がある。あれか・・・?
棺から闇の王と思われる物が飛び出てきた。
闇の王「・・何だお前ら・・う〜んめんどくせぇ、まぁいい。かかってこい」
う、うわぁ〜、やる気ねぇよこの闇の王!こいつも内藤じゃねぇか?
両手剣を片手で持ってる(?)し。なんたって盾持ってないしな
リーダー「ははは、弱そうじゃない♪」お前よりは強そうだ
ナイトB「でかいwwwこれなら当たるねwwww」当たらねぇよ
ナイトC「ごめん、MP切れてる」最初に言えよ・・・
ナイトD「うはwwww練習相手にならないwwww」・・・?
ナイトE「腕が鳴るwww盗みまくりwwwwww」盗めないっての
とりあえず俺が敵の攻撃を全部受ける。かなり痛いが。
Eさんの不意玉でがっちり固定だ。闇の王は馬鹿だから俺がやったと思いこむ。
リーダー、Bさんの攻撃は当たらない。ここまでは計算済み。
Dさんの攻撃してる箇所だけ妙に痛そうだ、流血している。
Cさんのバニシュが当たる。効果無し。
俺「Cさん、今バニシュ撃っても意味ないよ!」
ナイトC「闇の王にはバニシュが効くんだよぉぉぉ!!!」
あんたさっきまでMP無いって言ってたじゃないか。連発してるし・・
Bさんの槍がDさんの足に直撃した。貫通している・・・
こいつの槍は味方にしか当たった事がない。
ナイトD「うはwwww殺すwwww」
DさんがBさんに襲い掛かった。ぼこぼこにされるBさん
やばい、前代未聞の馬鹿共だ。闇の王との戦闘中に同士討ちなんてありえない
Dさんが攻撃してくれないので戦況が悪くなった。
おまけに切っても手ごたえがない。物理無効か?
俺「Cさん、今が働きどきですよ!バニシュお願いします!」
ナイトC「MP無いよ?」座っている
むかつく、後で覚えていやがれ。
リーダー「おお、攻撃が当たる当たる♪」
今当たっても意味ない、帰れ
ナイトE「うはwwwwこいつ何も持ってねぇwwwww」
もう言葉が出ない・・・
俺は大声で叫んだ。
俺「全員!!最強魔法発射!!!!!」
PTメン「任せろ!」
次の瞬間、ホーリー*5、バニシュ2が闇の王に炸裂した。
こいつらの扱い方が少しわかったかもしれない
怯む闇の王。
闇の王「おのれ内藤・・もう手加減せんぞ!」
・・・内藤言うな
闇の王が周囲に魔力を開放する。かなり痛い。
俺達はもう全員ふらふらだ。Dさんは妙に元気だが。
けど、最後の力を振り絞って闇の王に挑んだ。
俺「後一押しだから、頑張ろう!!」
ナイトE「無理wwwサポシwww」
リーダーの歯が光り輝き、敵の目がくらむ。
Bさんのジャンプ、敵の肩に槍が突き刺さる。あんたジャンプ出来たのかよ!
Cさんのバニシュ、もう下手なホーリーよりも威力があるかもしれない。
Dさんは滅茶苦茶な動きだ。両手棍を片手で持ち振り回す。左手で殴る突く
蹴りを入れたり頭突きをしたり。気孔弾が飛んだりする。
Eさんは不意玉を俺に入れる。・・・俺の腰にあったはずのギル袋がない。
後で張り倒す。
俺は片手剣で斬り、盾で攻撃を受け止める。俺が一番地味だが・・
これが仕事だから仕方ない
やがて、闇の王は倒れた。
闇の王「くっ、内藤如きに負けるとは・・無念」
俺達は歓喜の声を上げた。闇の王から金目の物を奪っているEさんを眠らせ、
どうやって城の外まで出たか、覚えてないが。とにかく脱出したんだ。
そして、国に報告しに行く事になった。
偶然にも、俺を含めた全員バストゥーク出身だった。
闇の王を倒した功績を認められ。俺達の手配も解かれた。
晴れて自由人だ。
リーダーはその後、両手剣の道場を開いた。
有名人の開く道場という事で、客はたくさんいる。
内藤製造道場・・・不安だ。道場の看板に「スマイル無料」と書かれている。
「これより強い槍に会いに行く」Bさんはそう行って旅に出た。
あんたの持ってるのは一番弱いやりだ。店に行けば見つかるだろう。
Cさんはウィンダスに引っ越したと、風の噂で聞いた。
バニシュ3の開発に取り掛かっているらしい。
多分、近いうちに魔法スクロールが出回る気がする。
Dさんは、修行を積むと言い残しどこかに行った。
ベヒーモスを一人で倒すのが夢だとか。
本当にやりそうで怖い。
Eさんはサポシだ。どこかで盗んでいるだろう。
最近ジュノ大公の住居にこそ泥が入ったとか・・・まさかな
俺は以前と同じ退屈な日々を送っている。不満は無いが・・少し寂しい気もする。
内藤の血が騒いでるのかもしれない・・俺は内藤だったのか・・・?
その日はジュノで昼飯を食っていた。
向こうのテーブルには男が座っている。仮面をかぶっているので顔がわからない
注文した二つ目のサンドイッチを口に入れようとしたとき、その男が話しかけてきた。
男「組まないか?」仮面から覗く、歯が輝く。眩しい。
いつの間にか彼の周りに4人の男が立っている。見覚えがある。
俺は答えた。
俺「うはwwwwwおkkkwwwwwwwwww」
〜内藤列伝1:完〜