《内 藤 列 伝 2》〜戦争篇〜
あれからしばらく音沙汰が無いと思ったら、急にリーダーから集合がかかった。
うまい話があるらしい、怪しいものだ。
俺達はナイト限定の店に入った。貸切だ。リーダーが何か興奮している。
リーダー「新情報だよ、昨日未明ザルクヘイムの
Outpostとガードがサンドリア兵に強襲されたらしいんだ。」
ザルクヘイムと言えば、バストゥーク領だったな。万年最下位のうちが苦労して取ったところだ。
リーダー「これに対してバストゥーク大統領がサンドリア王国に宣戦布告」
・・・宣戦布告?
俺「宣戦布告って、まずいんじゃないですか?そもそも人同士争わない為に
今のコンクェスト政策が・・・」
リーダー「まぁ、いつこうなってもおかしくない状態だったからね。先に仕掛けたのはサンドリアだし
バストゥークとしては、戦争のきっかけになった。ってとこじゃないかな」
とんでもない話だ、闇の王が死んで魔物が大人しくなったとたんに人対人の戦争か・・・
リーダー「そこで、来たるべく戦いに備えて優秀な兵士を募集する。と、まぁ
戦果をあげて褒美をがっぽりもらおうって寸法だよ♪基本は6人PTの遊撃隊らしいから
丁度いいでしょ、全員バス出身だし。バストゥーク軍にはもう申し込んでおいたから大丈夫♪」
俺「えぇっ、戦争に参加するんですか?」
正直乗り気はしない、戦争なんて面倒臭いからだ。
ていうかナイト6人PTで戦場に出るのは恥ずかしいのだが・・・
リーダー「戦場を駆け抜ける白い集団、彼らの前に立ちふさがる者は次々倒れていく・・・
う〜ん最高♪」
無理だろ・・Dさん一人なら出来そうだけどな
結局強引なリーダーのせいで戦争に参加する羽目になった・・・
俺は準備に忙しかった。野宿する時の道具とか薬とか、いろいろだ。
一週間後のコンシュタットにて、両軍は激突した。
俺達は最前線にいた、一番死ぬ確率が高いのは言うまでもない。
みんなテンションが高い、Dさんがさっきから「ためる」を繰り返している。
湯気が出てきた・・大丈夫か?この人
風車が並んでいる辺りで敵の小隊と戦闘になった。
敵PTも6人、つまり一人が一人相手にする勢いじゃないと危ないって事だ。
敵の構成はなんだ?バランス型だったら正直危ないだろう。
みんな白いな・・両手剣、槍・・山串を食べている。
内藤*6だな・・・
何だこいつら、狙ってるのか?
この狭い範囲にこんな内藤集まっちゃってどうするんだよ・・・
敵リーダー「うはwwwInt低そうな奴等発見wwwwwww」
お前も十分低そうだがな
リーダー「ははは、何言ってんの。僕のIntは23もあるんだよ♪」満面の笑みだ、歯が光る。
自慢するな、低すぎだろ。Lv一桁の黒魔道師以下かよ・・・
リーダーの梅干大の脳みそが透けて見えるようだ。
ナイトB「うはwwww俺の槍が火を噴くぜwwwww」
噴かねぇよ。ていうか当たらないってどうせ・・・
が、Bさんの自称5段突きは敵リーダーに全段ヒットした
俺「なっ!?」
馬鹿な、今迄Bさんが敵に当てようと思って当たった事なんてない。
しかも5回連続で当たってるし・・リーダーの急所突き以来の快挙だ・・・
敵リーダー「うはwwwこいつら強すぎwwww」
むしろお前ら弱すぎだろ、PT中最弱のBさんの突きが当たる時点でどうかしてる。
医者に行け。
敵ナイトB「俺様最強魔法wwwホーリーwwww」俺を狙ってホーリーを放つ
俺「・・・」全然痛くないんだが・・・同じ魔法を使えると思うと情けなくなってくるな
ナイトC「そんな貧弱魔法じゃ最強なんて名乗れないよ!最強魔法は、バニシュさ!」
Cさんのバニシュ3が相手に決まる・・・花火程度の威力だろう。
・・・何か弱くなってる?
俺「Cさん、何かバニシュ弱くないですか?」
ナイトC「いや、あのね。本が無いと調子出ないんだよどうも・・」
あの、バニシュの謎に迫るとかって本か?バニシュに謎があったのか?
俺まで気になってきた、今度買うか・・・いやいや、落ち着け俺
「バニシュの謎に迫る本〜前編〜 Lv7〜ナ バニシュ効果アップ」
「バニシュの謎に迫る本〜後編〜 Lv34〜ナ バニシュ効果アップ」
リーダーが敵リーダーと斬り合いだした。両者裸だ、醜い。敵も露出狂か!?
リーダー「君、強いじゃない♪」
敵リーダー「お前の歯もちょっと白すぎるぜ!」
会話成り立ってないじゃない♪お前らの剣も当たらなすぎるぜ!
・・・いやいや、落ち着け俺。少し疲れてきた
Eさんは敵からいろいろぶんどっている。
またか!あんたのサポシはもういい加減飽きたんだよ。
その曲がった根性叩きなおしてやる。
俺「Eさん」
ナイトE「無理wwwサポシwww」
俺「Eさん、ちょっと」
ナイトE「無理wwwサポソwwww」
俺「Eさん、こっちに来」
ナイトE「うはww金貨ウマーwww」
気がつくと目の前に血だらけで倒れるEさんがいた。
しまった・・・やってしまった。だが少しスッキリしたかもしれない。
Cさんは座っている、いつぞやの要に使い物にならない。
Bさんは敵の槍内藤と突き合っている。少し優勢だ。敵のレベルは1か?
Dさんはやる気がないのかごろごろしている。
俺「Dさんが動かないんじゃ俺がやるしかないか・・・恨まないでくれよ」
俺は片手剣で敵を一人ずつ切り伏せた。・・・一人一振りで済んだな。何て弱さだ
みんな無駄に疲弊しているので、ひとまず今日のところは山陰に隠れる事にした。
リーダー「さて、日も暮れてきたし食事にしようか。働きすぎてお腹空いちゃったよ♪」
・・・とりあえず、我慢しよう。俺も腹が減ってきたからな
俺は袋から持ってきた食料を出す事にした。
保存が効く干し肉を大量に持ってきた、今回は調味料も抜かりない。
・・・はずだったのだが。
俺「ん・・?おかしいな、調味料しか無いぞ?」
ナイトE「ごめwwwwさっき全部食ったwwww」
俺「二週間分全部・・?お腹と頭大丈夫ですか?」
言いながらEさんの腹を思い切り殴ってやった。
俺「しょうがない、みんな少し分けてもらえますか?」
リーダー「持ってないよ〜♪」眩しい、敵に位置を悟られそうだ。
・・というか、何食うつもりで飯の話しにしたんだよ。
ナイトC「バニシュ食べる?」
食えねぇよ、あんた以外。
ナイトB、E、D「無いwwwwwwwww」
俺「はぁ・・・今から軍の支給地点まで行くのも危ないので、ここらで現地調達しましょう」
俺はとりあえず本命の羊と鳥を探したが、昼間の戦闘の時に逃げ出したのか姿を見る事も出来なかった。
俺「う〜む、トカゲすらいないな。まいった・・・」
結局何も捕まえられないまま集合時間になったので、さっきの場所まで戻る事にした。
戻ってみると、リーダー達が何か焼いている。かなりでかい、大羊でも狩れたのだろうか。
・・・近くになるにつれそれがはっきりしてくる、妙にニョロニョロしている。
俺「・・・モルボル?」
何でモルボルなんだ?ここから真逆の沼まで行ってまでモルボル・・・
もっといろいろ居ただろ・・・これ食えるのか?
リーダー「いやーおいしそうだねぇ♪」
どこがだよ・・・しかも何で丸焼きなんだ。ありえない臭い・・・
ナイトC「僕のバニシュで仕留めたバニシュ味になってます、ご安心を」
悪いけど全く安心出来ない。その前にバニシュ味が理解出来ない。
リーダー「出来たよ、あとは好きな大きさに切って食べよう♪」
おお・・・出来たってか黒焦げじゃん、触手はそれでもウネウネしてる。
不気味だ。
それでもみんな食い始めてるし・・・
リーダー「旨い、本場のモルボルはやっぱ違うね♪」
リーダーはモルボル経験者らしい、さすがだ。
みんな食ってる・・仕方ない俺も食べるか
モルボルは独特な味がした、というか臭い。
飢えていても食べる物じゃない気がする。
よくみんな笑顔で食べれるな、特にリーダー。歯を見せながら食うな。
腹一杯になった俺達はその場で夜を明かす事にした。
・・・次の日、Dさんを除く5人が食中毒になる。
俺達は戦線離脱を余儀なくされ、ジュノに帰る事になった。
Dさん曰く
ナイトD「うはwwwお前ら胃の修行をしろwwwww」
結局、恩賞など貰えるわけもなく、逆に金を使った形になった。
俺「次に、次に期待・・しよう」
〜内藤列伝:戦争篇〜完