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ゆりの葉の剣 Sosun-patta
美しく歪曲した刀身からは考えられない、おそろしい呪いが込められた剣。自らを裏切った恋人を我が身とともに貫いた少女の怨念が刀身に宿っている。 この剣に魅入られた者は己の剣が手から離れなくなり、自らの意思とは関係なく人を殺める。この呪いを解くには自分の手を切り落とすのみ。 自らの腕を切り落とし呪縛から逃れたものは、その剣に自分の精神が宿り、念じるだけで自由自在に操れるようになる。 腕を切り落とさずに済む唯一の方法は、剣に宿りし少女の魂を魅了することらしいのだが、いまだかつて切り落とさずに済んだ者はいない。 (公式設定より)
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草原の竜騎槍
昔、飛べない竜がいた。荒々しい高潔な心を持つ彼は人間と交わることはなかった。だがある日、傷ついた若き騎士と一匹の竜が出会う。 竜は騎士を助けると、彼が目覚めるのを見届け、その場を立ち去ろうとした。翼のない竜は、役立たずと人に忌み嫌われていたからだ。 別れ際、騎士が言った。 「この恩は生涯忘れない」 時が流れ、年老いた竜は人間の軍勢に取り囲まれる。竜が死を覚悟したその時…… 「翼なき友よ!長く待たせたな!」あの時の騎士が国王となり、数千の兵と共に現れたのだ。竜は忘れていた牙を剥き出しにして吼えた。 (武器物語より)
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バールベリトの涙 Balberith
バールベリトとは人と悪魔の契約の際に現れ認証を行う悪魔である。彼は多くの邪悪な契約を認め、次々と人々を地獄に堕としていく。 あるとき、バールベリトは一人の人間の女を好きになる。それは病気の父親を持つ若い女であった。彼女は悪魔に言う。「病気の父を助けてください」 だが、そうすれば女は地獄に堕ち、悪魔のモノにはならない。悪魔は悩み、ついにひとつの答えを出す。「自分が代わりに地獄に堕ちればよい!」 急いで女の家に行くと、病死した父親の傍らに眠るように女が死んでいた。死を理解できない悪魔は、女を延々と揺らし続けたという…… (武器物語より)
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人斬りの断末魔 slaughter
人を切る快感に溺れ、毎夜罪もない者の命を奪い、その血でこの世のものとは思えぬ素晴らしい絵を描き続けた悲しき哀れな絵師の剣。 絵師には夢があった。「僕の絵で世の人々の気持ちが安らげばいい」そんな気持ちで絵を描き続けていたのだが…。 彼の芸術は認められず、そればかりか変人として街の人々から冷たい視線を受け続ける。絵師の繊細な心は次第に崩壊していった。 「赤!赤い色!!アガーッ!!」叫びながら人々を殺め続ける哀れな絵師。最後は自らに刃を刺し、笑顔で息絶えた… (武器物語より)
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首切り包丁
滴り落ちる肉汁、口の中に広がるハーブの香り。その料理人が作る肉料理は、シンプルでありながら、誰もが唸るほどの美味しさだった。 彼の店には連日行列ができ、贅を知り尽くした時の公爵ですら彼の料理を味わうためならば、お忍びで城から抜け出すほどであった。 料理人の笑顔は、ひとたび調理場に入ると真剣そのものになる。彼が取り出した大きな肉の塊はどうやら食用のものではなかったのである。 時代が移りすぎ、料理人もその店も、その町も消え去った今も、彼が使った包丁だけは錆びることなく次の出番を待ち続けている。 (武器物語より)
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日出国の魔刃 the raikuni
東方の大商人が贅沢の限りを尽くし作り上げた至高の刀。その鋭い切れ味は空気をも切り刻み、斬られた者は痛みも感じずに絶命していくという。 しかし、持ち主の業の深さが乗り移ったせいなのか刀身に映る己の姿は醜い魔物の姿をしている。欲深いものが覗くとその姿はより醜く映るらしい。 商人も自らの姿が誰よりも恐ろしく。目も当てられぬほど醜く映るので、できるだけ見ぬようにしていたのだが…。 ある日、魔が差して覗いてしまったその姿は、この世のものとは思えぬほどの醜い姿だっため呆然自失となり、その場で自ら首をはねた。 (武器物語より)
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匠のつるはし
その男が手がけた建造物の数々は、その美しさから国の宝と称えられていた。 数々の建造物を生み出すこのつるはしもまた、神器と称えられていた。 ある時、隣国との間に戦が勃発した。 国中の男達が徴兵される。男もまた、例外ではなかった。 破壊を好まない男は、戦には向いていなかった。 戦禍の中で、男は殺され、男の築いた美しい街並みは破壊された。 創造を好む男は、殺される最期の瞬間まで、人を殺めなかったという。 この神器が次の主にもたらすものは、破壊の力か、創造の力か。 (武器物語より)
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鉄壊
この世界で最も大きな剣。 普通の人間では振るうどころか動かすことすらできず、今までこの剣を使おうと思う人間はいなかった。 この大剣を所持していた『バッカス将軍』は、弱者の命すらも容赦なく奪う冷血漢で、自分の力を誇示するために殺した敵の鎧を溶かし作り上げた。 命を奪う度に重くなる大剣。 次第に持ち運ぶのさえも困難になり、誰にも、当の本人さえも扱えなくなっていった。 ある朝、バッカス将軍の惨殺死体が見つかる。 屍の傍らには血に染まり肉片の付いたこの鉄塊。 いったい誰がこの剣を振るったのであろうか…。 (武器物語より)
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断罪の斧 Adjudgement
若い二人が祝福を受けながら結婚しようとしていた。結婚式の前夜、夜の闇の中に小さく光る精霊の姿を花嫁が見つける。精霊が囁きかける 「お前の夫をお前だけのモノにしないか?お前だけを愛するべきじゃないか?」 花嫁の心の隙に精霊が甘く問いかける。 花嫁が正気に戻った時には、手には血で染まる斧が握られ、床には夫の首が、首だけが転がっていた。 「コレデオマエダケノモノニ…」 時が過ぎた今でも、夫の首を持った妻の亡霊が、血まみれのドレスを着て村を徘徊することがあるという。 (武器物語より)
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不浄なる斧 Axe of Filth
野心家の魔術師が火トカゲを閉じ込めた斧。その破壊力と共に、炎の魔術を使うことができる魔剣に成長した。 魔術師は火トカゲの囁きを耳にする。「血を…さすればさらに強大な力を与えよう」。力の魔力にとりつかれた彼は、やがて人を殺めるようになる。 「どうだ?我にもっと力を与えてみぬか?」 魔剣はそう囁き、さらに血と臓物を欲する。力にとりつかれた魔術師に抗う術は無かった。 近年、魔剣と共に枯れ木のようになったミイラが発見された。闇に魅了されし者達に魔剣は今日も囁き続ける。「殺せ」 と……。 (武器物語より)
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死神の大鎌 Deadly Sickle
地獄の門番である死神が持っていたと言われる、「永遠の闇」の入り口を切り裂くための大鎌。闇に落とされたものは二度と生まれ変わらない。 その男も「永遠の闇」の判決を受けて、死神に落とされるのを待っていた。鎌の刃先が暗黒の闇を切り開き始める。 その時、男は死神を後ろから突き飛ばした!吸い込まれていく死神の姿。「愚か者め…意味のないことを……」 すると鎌がひとりでに男の足元を切り裂いた。地獄の門番は死神ではなく大鎌の方だったのだ。そして大鎌は、今も罪人を静かに待っている。 (武器物語より)
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嵐神の閃撃 Thundergod
破壊的な風を巻き起こす嵐神の怒りが込められた槍。運悪く、この突風を受けてしまった者は、骨だけ残し血と肉が吹き飛ぶ。ある村に風を自在に操るやさしい青年がいた。青年の評判を聞きつけ彼の前に現れた嵐神。 「お前の力がどんなものか、わしと勝負じゃ!」 道行く剣士の外套を風の力で脱がせた方が勝ち。強烈な突風で外套を吹き飛ばそうとする嵐神だが勝負は暖かいそよ風で薄着にさせた青年に。 「人間の分際で、このわしに勝つな!」怒り出した嵐神は成年の血と肉を吹き飛ばす。そのときの怒りが剣士の持つ剣に刻まれたという。 (武器物語より)
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王妃の玉座 Queen's Throne
アウストラシア王ジギベルト一世妃ブルンヒルデは西ゴート王アタナギルドの娘で王の死後、あとを継いだ息子が摂政となり実権を握った。 一方、ネウストリア王キルペリク一世妃フレデグンデはアウストラシア王国の領土をいまいましく思い、ジギベルト一世国王を暗殺してしまう。 アウストラシアとネウストリアは抗争を続け、ブルンヒルデの血族やフレデグンデの家族が次々と暗殺され、両国間は深刻な状態に陥る。 ブルンヒルデはネウストリア王クロタール二世との和平会談時に謀略に遭い処刑される。この斧はブルンヒルデの首を落とした斧と言われている。 (武器物語より)
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赤の旋風 Crimson Gust
数百年前、赤装束に身を包んだ義賊がいた。悪徳商人から奪った財宝の使い道に迷った義賊は集めた金銀を溶かし煌びやかな斧を作り上げる。 初めは財宝の使い道に満足していた義賊であったが、斧がより豪華になるにつれ欲望に心を囚われ、罪のないものからも財宝を奪うようになった。 ある日、王国一の魔術師の屋敷に乗り込んだ義賊は一枚上手であった魔術師に捕まってしまう。真の義賊だった頃に戻るように促す魔術師。 しかし義賊の病んだ心はもう戻せないことを悟った魔術師は、彼の身を真紅の宝石に封じ込め、その自慢の斧に埋め込んだ。 (武器物語)
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領主の狩猟刀 Hunting knife
とある国の領主が狩猟の際に必ず持ち歩いた、お気に入りの剣。 領主は動物の命を奪う快感に溺れ、意味もなく日々狩猟を続けていた。 ある夜、森の動物達が集まり話し合いをした。 「これ以上、殺戮を繰り返すつもりなら自分たちが領主を討つしかない!」 領主の屋敷を囲み、機会を窺う森の動物たち。 その様子に気づいた領主は大喜びする。 「このわしに狩られたがっておるのか!」 喜び勇んだ領主の前に、非力な動物達はなす術もなく、すべて狩り殺され森からは動物達の姿が消えた。 結局、領主は天命をまっとうしたという。 (武器物語)
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