暴れろ!そして踊るんだ!
「よー、九里子さん。こんなとこで何してんの」
いつだったか見た覚えのある一人を人混みの中から見付け、足達は声をかけた。驚いたのは九里子の方だった。
「ひえ。そっちこそ何やってんですか」
「質問に質問で返すとはさすが。相変わらず頭悪そーね」
「ほっといて下さい!」
長い金髪の間でキツネの耳が逆立つ。ミリタリーかぶれの格好も相変わらずだが、まさかこんな道端で会うとは思わず。コックリさんの彼女がおいそれと人前に出ているとは。
「足達さんこそ、今日は平日ですよ。学校サボってきたんですか?」
疑わしそうな顔で見られる。制服で歩いていた足達はそれに、同じく疑わしい顔で問い返す。
「よく名前覚えてたわね。メモるほどだったから、てっきり覚えてないかと思ったけど」
「あんなことに巻き込んだとゆーか、巻き込まれておいて忘れるワケないでしょーが。あのあと大丈夫でしたか?」
「ケガはともかく、テストはズタボロだったわ・・・・あんたこそ始末書とか上司のことで大変だったんじゃないの?いろいろ世話になったとゆーか、あれだったしね」
件の事件、テストのヤマ当てでコックリさんもとい九里子を呼び出したりした足達ともう一人、そこに出てきた九里子の上司もとい閣下もとい主任、いろいろ大変なことがあった。結局は何もかもどうにもならなかったけれど。
よくあの失われた殺人拳にやられてお互い無事だったと思う。被害者意識から来る連帯感に襲われる。九里子はどんよりとした顔で答える。
「主任も居合わせたことですし、私はお咎めなしでした」
「じゃあなんなの、その陰気なツラは」
「あのあと、テストのヤマ当て担当に掛け合ったんです。深夜シフトを増やして、もっと都合のいい時間帯にしてくれって・・・・」
「ふむ。適切な処置とも言えるわね。それで?」
「そしたら、これだからバカ狐はとかって言われたんですよ!ひどいと思いませんか、まったく!」
「ふむ、適切な処置ね」
「がー!!あなたまでそんなこと言ったら実もフタもないじゃないですか!」
バカは当たってるが、バカ狐はひどい。足達は口に出さなかったがひそかに同情した。こんなことがあった以上、もうヤマ当てで頼ることもないだろうが。
「ま、ま。ところで九里子さん、誰かに呼び出されたの?こんな町中で・・・・」
一番気になっていたことがそれ。キツネが町中をフラフラ出歩いてるなんて、いろんな意味で物騒だ。
「私ですか?私は今日オフなので」
「非番か!!交代制か!」
出た、コックリさんのシフト制。効率はよいけれど釈然としない。そんな秩序は必要か?
「私だって休みがほしいですよ~」
「相変わらずコックリさんの概念を覆すわね」
「だって私の勤務時間、日中八時半から五時までなんですよ。ひどい時にはそれに加えて夜勤もあるんですから~」
「あんたらの世の中に労働基準法はないの・・・・?」
確かにひどい。それだけキッチリしているんなら法律があってもおかしくはない。足達は二度同情した。
「で、足達さんは何してるんですか?今日月曜日ですよ」
自分の事情を明かしたところで聞き手に回る九里子。ポケッとした顔で尋ねる。
「九里子さん、GWとゆーものを知っているかしら」
「知ってますよ。でもゴールデンウィーク終わってますよ、とっくに・・・・」
「自主的GWよ」
「ひどすぎる!!それって結局はサボリじゃないですか~!」
「ま、ま。単に今日が振り替え休日なワケよ。昨日、学校の運動会だったからね。私は部活の帰りよ」
「あ、そゆことですか。だから制服。小田原さんは一緒じゃないんですか?」
件の事件で足達と一緒になって九里子を呼び出したもう一人。今日はその姿が見えない。
「別に一緒の部活じゃないし。おおかた筋肉痛でくたばってるんでしょうね」
「あらー、そうですか。かわいそうに」
「日頃からの運動不足が祟った結果よ。800メートル競技を1500だと勘違いして一人で走り続けた報い」
「かわいそうだ!!何を一体勘違いすればそんな惨劇に!?」
九里子は思わずのけぞった。くっと目頭を押さえる足達、肩が揺れている。
「挙げ句に気付かず、二走目の選手と一緒に走ってたわ。かわいそうに・・・・」
「途中で教えてあげればよかったじゃないですか!」
「いや、見てて面白かったから」
「友達じゃないんですか・・・・!!」
ものすごい現代っ子気質に驚く九里子。よくみれば足達は泣いてるんじゃなくて笑っていた。低い笑い声が聞こえてくる。なんて輩。
「小田原はともかく、九里子さん今日休みなんでしょ?遊ぶんなら付き合うわよ」
「いえ~、私は新茶を買いに来ただけで」
「見かけによらず老いてるわね・・・・」
コックリさんの年齢はよく分からないが、見た目だけは自分達と同じくらいな九里子は割と渋かった。
「あそこにお茶屋さんがあるから行かない?善し悪しはよく分かんないけど、よく混んでるみたいだし」
「そうですか~?じゃあ行ってみましょーか」
とゆーことで、二人はよく分からん内に連れ立ってお茶を買うことになった。
「あ、ゲーセン。最近行ってないなあ」
足達はお茶屋の隣にある建物の前で足を止める。店構えは狭いが奥行きが利いている。同じ制服を着た集団が中で遊んでいるのが見えた。
「源泉?温泉が町中にあるんですか」
「あんたなに言ってんの・・・・?」
つられて九里子も足を止める。その顔を足達がまじまじと見る。
「源泉って言いませんでした?」
「ゲーセンよ。今さら正式名称を言うのもアレだけど、ゲームセンター」
「そう言ってもらえれば分かります。足達さんも遊んだりするんですか、こーゆーとこで。見た目は人畜無害なのに」
「人畜無害?」
言ってる意味がまたもや分からなかった。九里子の感性は分からないが、ともかく足達の見かけだけは真面目な優等生っぽい。そういうことを言ってるらしい。平気でコックリさんに命運を託すような輩だとは思えまい。
「同じ制服の人がたくさんいるみたいですね」
九里子は首を傾げて店内を覗き見る。でかい耳が揺れて、端からはとても目立つ。
「学校全体で休みだからね。それよりあんた、その耳どうにかならんの?」
「これですか?私のアイデンテ・・・・個人的な特徴ですから!」
「アイデンテティ。今さらだけど、一緒にいるのは恥ずかしいわね」
今さらだが、一歩引く足達。キツネだと思えば当たり前だが、なんにも知らない通りがかりの人が見たら確実におののく。九里子は慌てて付け足す。
「あのー、ほら、それ、あれですよ。コスプレだと思ってもらえれば」
「ゲーセンは知らないのに要らないことは知っている・・・・人って言われるまで突っ込まないしね。今は集団意識がありがたい」
物分りのいいことを言いつつ足達は、やはり周囲の視線がチラホラ集まるのを否めなかった。ツッコミ待ちかと思われる九里子の耳。知り合いに見付かったらと思うと、ちょっとヒヤヒヤする。
店内を物色してみたが、あいにくと言うか幸いと言うか、知っている顔はない。みんな自分の遊んでいる台に夢中になっているか、友人の手元を覗き込んでいる。こんなもんだろう。
「ちょっと入ってみる?九里子さんはこういうとこに入らないでしょ」
「あんまり興味はないですね~。みんな楽しそう」
「今時の若者はバーチャルな世界が大好き。閉鎖的な空間で無機質なプログラムを相手にしてはしゃいで、反対に現実では無感動な気質を築いていく。現代社会の闇よ」
「心の闇怖い!!なんでそういちいち怖く言うんですか!?」
「あんた、人間相手に商売するんなら覚えておいた方がいいわよ・・・・」
「現代っ子怖い!」
単にからかっただけだが、いきなりびびる九里子を引きずってゲーセンに入る足達。液晶の色を際立たせるために照明を落とした薄暗い店内は人の熱気で冷房もかすむ。
「ちょっと音が大きいですね」
九里子は尖った耳を伏せる。いい具合に髪の毛に隠れて見えなくなる。
「しばらくそうしてなさいよ。お客様店内でコスプレはちょっと、とか言われて追い出されるわよ」
「自前なんですけど・・・・」
矛盾する現状に九里子は納得のいかない顔をする。どちらにせよ生身とは思われまい。
奥に進んだところで、足達は大きな台を指差してみせる。九里子は首を傾げた。
「端的に言うと、お化け屋敷に大量発生したゾンビを警官が殺しまくるゲームよ」
「うう、怖いハナシですね」
「もっと怖いのはゲーセンになると年齢規制がまったく利かないところね。R-15のクセして小学生でもできるわよ。バンバン撃ちまくってちょーだい、と」
「こ、怖!!ゾンビもかわいそー。あ、警官食われた・・・・で、どっちが悪者ですか?」
「どっちかっつーと前者ね」
台の前では二人の男子校生が有線のモデルガンを構えて撃ちまくっている。よく見ると足達と同じブレザーだった。
「足達さんもこーゆーの好き・・・・あー、それよりもっとすごいか・・・・」
「どーゆー意味だっ」
「あいたたたた!!耳は、耳は!!すいません耳はやめて下さい!」
すかさず耳を引っ張られる。鉄棒持参で職員室に乗り込んだ経緯(覆面付き)を思い出すとこんなもん、足達で考えたらタダのお遊びだ。現状では太刀打ちできない。
「お、落ち着いて。で、こういうの遊んだりするんですか?」
後ろから画面を見ていた足達は興味なさそうに答える。
「私はやんないわよ。あんまり得意じゃないし。あー、死んだ。近年まれに見るほどヘタクソね」
「見てるだけなのにひどい言いザマ・・・・あ、まだやるんだ」
高校生の片側が百円を入れてコンテニューする。粘ると言うかなかなか諦めが悪い。見ている九里子を引っ張って足達が促す。
「そろそろ行くわよ、見るほどのもんじゃ・・・・」
ド ガン!!
液晶の大画面に、大穴が空いていた。無機質な欠片がパタパタと落ちる。足達は無言のまま九里子を見た。
「このバカ狐ー!!」 ガン!!
「あいたー!?殴られた!?」
ものすごい横殴りで頭をすっぱ抜かれた。殴ったのは足達。画面を撃ったのは九里子。
一方、モデルガンじゃなくて九里子の相棒ベレッタ、モノホンの銃が八ミリ弾をブチ込んでた。しかし足達のカウンターもすごいブチ抜き加減だった。。実弾に負けてない。
「き、貴様。本田に勝てなかったからってこんなところでウサ晴らすな。縦割り社会のストレスにおいて現実と虚構の狭間で狂ったか!」
「難しい!!難しいですよそれは!!」
足達が九里子の胸倉を掴んで物陰に押し込む。突然ブッ壊れた画面を前に、高校生は驚きの顔でモデルガンを見る。違う、違う、それじゃない。君らの仕業じゃない。どれだけすごいんだ。
ザワッとする店内の喧騒よりも足達の力の入った手が怖い。襟首を閉められる。九里子は慌てて弁解する。
「だって、あんまりにも彼らの手口がヤワだったから!手伝っただけじゃないですか~」
「ゾンビか?警官か?なんだ?ピンポイントどころかみなブッ壊してどーする!!」
「ついウッカリごめんなさい!縦割り社会のストレスにおいて現実と虚構の狭間で狂ったことにしておいて下さい!!」
「言い訳するならもっと語彙を増やしてから出直してこーい!」
「国語は苦手でー!」
みんなだろう。教科全部において頼りにならない九里子、発言にしたって頼りにならない。
「しょーがない逃げましょう。あの台は呪われていたと言うことにしておいて」
「ものすごいこじつけ・・・・!!」
誰も納得しなそうな言い訳を残し、足達は九里子を連れ去った。弁償しようにもあの筐体だけでどれだけするか分からん。壊したのは自分じゃないけれど、九里子をみすみす見逃した責任も感じる。
店の奥に歩いていくと、さっきの撃ちまくりゲームよりも大きな台があった。九里子はますます耳を伏せる。
「これうるさいですよ~」
「これ好きだったなー。ダンレボ」
「段ボール?」
足達は敢えてえぐらなかった。大画面の前に二つ並んだ足パッドに乗ってみせる。
「よーし、あんたのフットワークを試してやる。来い!」
「え、え。何するんですか、どーするんですか」
後ずさる九里子の腕を掴んでムリヤリ台に乗せ、百円玉を二枚入れる。バキューン。(効果音)
「いいか、見ろ。目の前の画面だけ見てろ。下から出てくるシーケンスが一番上のマークに重なったら、そこで足元を踏む」
最初のデモを見せて口だけで説明だけする。初心者にやらせるにしてはかなり不親切な。
「この矢印ですか。ええー、難しくないですか!?足が!足がタコになる!」
「どんだけ頑張っても四つ一気に踏むことはないから、手とか使うな」
「ええー」
しゃがんで手で触っている九里子を立ち上がらせる。先に言っておかないとやりそうな気がした。そんなキツネと一緒にやりたくない。
「最初は間違ってもいいから、ゲームオーバーにならないように最小限やってればいいから」
「むが。私、初心者なんですけど・・・・あんまり難しいこと言われても覚えられない!」
「動かすのは足だ、最初から使えない頭なんか使うな!!」
「ひどすぎる!!」
今のが一番ひどかった。九里子はまともにショックを受けた。メモるヒマもない。
「それじゃ始めるよ。音楽も大きいから引っくり返るんじゃないわよ」
「そんな一気にできないですよ~!えーと、ここが右で・・・・」
「足元見んな!!画面だけ見てろつったろ!!」
「怒声も大きい!!」
スパルタ教育。即座に頭を引っ叩かれてびびる九里子。思わず耳が出そうになる。足達とこんなところに来たのは間違いだったかもしれない。震え上がる。
足達は一人で手順を進めて音楽を決める。三回勝負で、最初は簡単な曲から始めた。
「ほら、足動かして。顔上げろ!!」
「あわわ、見てますよ~!」
モタモタしている割に九里子はなんとか付いてきた。足達に怒鳴られて顔が真正面を見たまま硬直していることを除けば、どうにか見られるカッコであった。真っ青だ。
「おーおー、やればできるじゃないの。集中集中」
「集中というか、緊張を強いられて・・・・!!こんなの遊んで面白いんですか~」
「慣れるとね。もうちょっと難しくするわよ、ちゃんとついてくるのよ。トチったらどうなるか、分かってるな・・・・」
「ひどいプレッシャーが!!」
もはや踊らされている九里子であった。足達は別の曲を選んで難易度を上げる。九里子には分からないけれど、とても初心者にやらせる難易度ではなかった。
「うう、なんかさっきより速くないですか~」
その割にしっかり足を動かす九里子。今さっきで慣れたワケでもないのに、コツを飲み込むのは早い。
「む、いじわるのつもりで選曲したつもりが」
「そういう意図ですかァー!!自分でバラしてらっしゃる!」
足達の暴露も早かった。ちょっと困らせてやろうとした腹積もりが裏目に出る。唸りながらも自分も足を動かす。
今のところ五分五分の評価が続いていた。そしていつの間にかギャラリーが集まっていた。経験者と初心者、足並みの揃う二人の背後でザワつく。
「あれC組の、なんて言ったかな」
「隣の女は?なんだ、あの、微妙にトチりそうでギリギリの動き」
「見てるこっちが緊張してくるなァ・・・・」
九里子も去ることながら、ギャラリーもヒヤヒヤしていた。見る者を不安にさせる崖っぷちの現状。一回トチったら立て直せる自信がない。そしたら足達にやられる。
タコみたいにあわあわ動く九里子を横目で見据え、足達はちょっと焦った。ここで置き去りにするハズが、こっちが抜かされそうな感じ。本気を出す!
「!このマニアックを叩くとは!!」
「思い出したぞ!あれは三年前、受験を理由に突如引退した神足の足達!ここでまさか二度とまみえようとは・・・・」
「引退って、何を」
「いや、ゲーセン通いを・・・・」
「あわわ~」 ←九里子
そんな二つ名聞いていない。九里子は今のことだけで精一杯。どうにか追い付く。
「しかし、あの隣も・・・・あの足達に追い付くか!?」
「本人は真っ青だ!」
「何故そこまでして?」
「因縁か?」
因縁と言うより、言い掛かり。こんな緊張に追い込まれると知っていたら、おとなしくお茶屋さんに向かっていた。注意一瞬なんとか一生。足達はフッと笑った。
「案外
「い、今話しかけないで下さい~!!一気に二つのことできない!」
「謙遜するない、上出来よ。ボサッとするな!!左右踏め!」
「ひー!!」
「あれ、あの金髪の・・・・」
「耳みたいなの出てないか?」
今のゲキで驚いた九里子は、うっかりキツネの耳を現していた。本人は気付いていないけれど、ギャラリーと足達はしっかり見付けた。
本物の耳とは誰も思わないだろうけれど、九里子が人間じゃないとかコックリさんだのとバレるより、そういう人種と一緒にいると分かっては堪らない。足達は人情よりも体裁を取った。足を振り上げる。
「ここで終わりだ!もらったァ!!」
「ぎゃふ!!?」
足達の容赦ない回し蹴りが九里子を横殴りに襲った。九里子の悲鳴と一緒に、ギャラリーの視線が水平に横に滑った。あまりの早ワザに見てるだけが精一杯。
九里子はそのまま台の上から蹴り落とされて、床に転がる。なんというキレのある決め。
「悪いわね・・・・私の勝ちだわ」
セリフと共に降り立った足で最後のステップを踏破する。なんか別の話になった。
あんまりな結末に、ギャラリーは声もない。足達は床に転がってる九里子に歩み寄り、肩を掴んで揺さぶる。
「さあ行くわよ九里子さん。お茶屋さんで新茶を買うんでしょ。あれ?どーしたの、返事がないわね。負けたのがそんなにショックだった?ごめんごめん!」
返事がないのは今のショックで気絶したから。目立つほどワザとらしく口上を述べ、足達は九里子を担いで、行ってしまった。そんなオチでいいのか。ギャラリーは未だ声もなくそれを見送った。
「さすが神足の足達・・・・見る者を圧倒するぜ」
「それより初心者だったのか」
「初心者相手に本気を出すとは、さすが獅子はウサギを狩るのにもなんとやら」
「獅子の足達か・・・・」
もっとも本気を出したのが最後の蹴りだったことに、ギャラリーは気付いていなかった。
最初は「社交ダンスに通い始めた足達と小田原」でした。
今でもDDRは、やってるんですかね…最初の曲が「ピンクダイナソー」で次が「パラノイア」のマニアックでした。はい。ただ、やりたいことをやって自分で満足しようというのがこの小話の狙いです…はい…(2006/5/19)