戦慄の宿泊施設「山小屋」


もちろん山小屋の写真ではないよ。登山中に霧が出てきた時のモノだね。

 

 注・初めに書いておきますが、「山小屋」はこの文章で書いてあるほど、ヤバイ所では
   ありません。いや、良くもないけどさ。ただ自分が個人的にそう感じただけです。
   がんばれ!「山小屋」!!

    富士登山中の雨や霧(雲の中)のおかげで、身体はびっしょり濡れて、さらに
   もはや九合目に達しているから、気温が低くて・・・・寒い!寒いよ、マジで!!
   当初の予定では、資金の節約のために宿泊するつもりはなかったのだが、
   こんな状態で泊まらずに登れば、命の危険を感じるし、辺りはもう夜で暗いし、
   凍死寸前に追い込まれるのは目に見えてるから、資金はもったいないが、
   意を決して「山小屋」なるモノに泊まる事にした。

   さっそくガラガラと戸を開ける。小屋の中はまあまあ賑わっていて、客はまあまあいたな。
   かなり苦労してバイトの者が持ってきたんだと思うが、テレビやストーブまであった。
   登山客たちは、テーブルで飯を食べたり、コタツで寝ころんだりしていた。ほとんどが
   個人ではなくグループで登ってきている人たちばかりだった。
   当然、俺は一人で登ってきていたりするんだが。
   とりあえず、空いたテーブルに座って、荷物を降ろし、休憩した。登山の疲労と
   冬並みの寒さの所をびしょ濡れで登ってきたせいもあり、かなりガタガタ震えていた。
   その時の状況は、冬に風邪をひきながら、スキーをやるぐらいの辛さっぽい感じだ。

   どうやらカウンターに並んで、メシを買う仕組みのようで、俺もさっそく並ぶ事にした。
   昼から夜になるまで富士山を登りまくってたから、お腹はペコペコなのだ。
   ガイドブックにも書いてあったが、カレーがオススメらしいので、ここは変に迷わず、
   カレーライスを頼んだ。ま、当然だがレトルトだ。
   山で食べるカレーは美味い、とよく聞くが、今までの戦いによってめちゃ風邪気味っぽくて
   カレーはまあまあ美味かったが、それどころじゃなかったなぁ。
   早く布団に入って休まなければ!!・・・・もうろうとする意識の中で、宿泊手続きを必死に
   やった。寒さに震える手で宿泊簿に記入をさせられた。

   そして、バイトの人に寝所まで案内してもらう。バイトの人も大変だな。
   寝所外部の感想は・・・・おそらくボロい合宿所以下かな。(笑)
   っていうか、笑い事じゃないな。これから泊まるハメになるんだしさ。
   ボロい合宿所を彷彿させられる陳腐な二段ベッドがたくさん並んでいて、
   そのうちの一つが俺が使う所だと案内された。二段ベッドの上だ。しかもまあまあの
   高さだった。足を滑らせて落ちたら、ちょっと痛そうな高さだ。

   一応、カーテンが閉められており、カーテンを開けるとそこには・・・・薄い上布団と薄い下布団が
   あった。決して良い布団ではないのは予想していたが、この寒さに対して
   この布団では・・・・ヤバイだろ、おい!? 微妙に清潔な布団じゃないような感じもするし。
   俺が登山中の雨で、風邪をひいてしまったからかもしれないが、布団をかぶっても寒い!!
   っていうか、この布団は薄過ぎだろ!? 勘弁してくれ。
   その後もブルブルと震えながら必死に休もうとした。当然、いまだかつてない程の
   寝心地の悪さだったのは、言うまでもないだろう。

 

   前に戻るで!!