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【プロローグ】 ここはネバーランドのはるか南… 大地無き海洋… その海の上に一人の男が飛んでいた… ?「…このあたりから奴の反応があったと思ったのだが…」 男は何も無い海洋を見まわす… ?「…一体どこに…」 ここから消えたか… ふと見上げると上空になにか黒い靄があるのが見えた ?「あれは…」 男は近づく ?「やはり時空の入り口か…ここを通ってこの世界に来たのだな…しかし…」 その時 ?「!」 急に靄が大きくなり始める 男はその靄に向かって身構える …やがてその靄が消えて行く そこには剣を持った一人の男が飛んでいた なぜか男は目を瞑ったままである… ?「…千刃」 謎の男は剣を持った男をそう呼んだ 千刃「お久しぶりです、ザイン様」 千刃は謎の男に向かって頭を下げた 目を瞑ったまま… どうやら目が見えないようだ… ?「その名で俺を呼ぶな!殺すぞ!」 ザインと呼ばれた男はそう千刃に言った 千刃「相変わらずですね…」 ?「何をしに来た。ここはおまえが来て良い所ではないぞ」 千刃「それはあなたもでしょう?」 千刃は困った様に言い返した 千刃「ザイン様、いえクオルド様」 千刃「あの御方はあなたを待っておられます、どうか…」 ?「だまれ!」 謎の男は千刃の言葉をさえぎる ?「俺の今の名はエンドだ…そう呼べ」 男は名乗った… 千刃「わかりましたエンド様」 千刃「お帰りください、あのお方のためにも…」 エンド「たとえお前に頼まれても、あの女の所には行かんぞ」 エンドは言い切る 千刃「どうしても…でしょうか?」 エンド「奴の元に行くなら死んだ方がましだ…」 エンド「それとも力ずくで連れて行くか?『空剣』の千刃…」 エンドは構えをとる 千刃「仕方ありません…あなたがそうお望みなら…」 千刃も剣の柄に手をかけ構えをとる そして戦いが始まろうとしたその瞬間… 『ドス!』 エンドの胸に後ろから槍が刺さっていた… エンド「ガハァ…」 吐血するエンド 刺さった槍が傷口から生命力を吸いとっていく… 後ろを振り向くエンド そこには黒い翼を持つ翼人の男が飛んでいた… エンド「ガラ……サー……」 エンドが男の名をつぶやく ガラサー「あの御方の意志に従わぬばかりか侮辱するような貴様をこのままにしておくわけにはいかんな」 ガラサーはそう言うと槍をひきぬく エンド「ぐ、…くそ……貴様まで……」 エンドは傷口を押されガラサーのほうに向き直る ガラサー「その罪を償うがいい!」 ガラサーが槍を振るう その瞬間槍の刃がいくつもの光の刃に変わる その光の刃全てがエンドに襲いかかる エンド「ガアァ!」 エンドは全身を切りきざまれ… 『ヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥ……ドボーーン』 そのまま海に沈んでいった… |
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ここはネバーランドのとある場所にある隠れ里、紅蓮の里にある集会所 そこではまさに死闘が繰り広げられていた… 紅「いっけー!ドラ切りリーチ!」 そう叫びながら4ピンを切る 紅、紅蓮一族における防衛衆を束ねる者である。 武器を扱わせるとかなりの腕前を発揮する。 イザナギ「あ、ごめん高目ロン。メンタンピン三色ドラ1親ッパネ18000点」 イザナギはそう言いながら牌を倒す イザナギ、紅蓮一族十天衆の一人、闇の将の名を襲名している 主に肉弾戦を担当し、戦う者には死を覚悟させるほどの威圧感を持っている。 紅「うぎゃ〜!ハコッた〜!」 叫ぶ紅 ク〜「あ〜あ、やっぱり負けたにゃ…」 ク〜、紅蓮一族十天衆の一人であり多重人格者である水の将クオルドの人格の一つ。 今は主人格のはからいにより己の肉体を持ち紅蓮の里に住みついている猫。 紅「そこの猫!うるさい!」 アディリス「あはは〜、くれちゃんはこってる〜」 アディリス、紅蓮一族密偵衆の一人 彼女に呪われた者は例外なく不幸になり、一族の者にも恐れられている 紅「これもきっとアディの呪いね…」 紅が小声でつぶやく アディリス「聞こえてるよ、くれちゃん」 にっこりと笑いながら紅にいうアディリス 紅「冗談だよ冗談」 こちらもにっこりと笑いながら受け返す ただ冷や汗が流れているのをイザナギとク〜は見逃さなかった クルト「あ〜あ、またイザナギさんの一人勝ちだね〜」 クルトが分かりきったことを皆に言う クルト、ク〜と同じく水の将クオルドの人格の一つ ク〜と同じく肉体を与えられ紅蓮の里に住みついている男の子 紅「納得いかない!もう一回!もう一回勝負よ!」 熱くなって突っ走る紅 ク〜「もう止めようにゃ〜、猫の手でマージャンするのは疲れたにゃ〜」 心底疲れたように言うク〜 アディリス「大丈夫?ク〜ちゃん?」 アディリスが心配そうに聞く ク〜「にゃ〜♪」 すかさずアディリスの膝の上にのるク〜 紅「あ!こら!うらやましいぞ!…じゃなくてさっさと卓につけ!」 ク〜「いやにゃ〜、ここで休むにゃ〜」 そう言ってひざの上で丸まってしまうク〜 クルト「もうやめなよ、紅お姉ちゃん」 イザナギ「そうそう、もう止めよう、つかれたよ…」 クルトとイザナギも紅をなだめようとする すでに半チャン10回目、二人ともかなりあきているのである 紅「いや〜!勝つまでやるの〜!ク〜が入らないならクル棒が入ってよ!」 クルト「僕はマージャン知らないから無理だっていってるでしょ」 紅「お姉ちゃんが教えてあげるから、やろうやろう!」 ひたすらに駄々をこねる紅 イザナギ「あ〜あ、これなら散歩に行った人達について行けばよかったな〜」 イザナギは今更ながらに後悔した |
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そのころ、所変わって集会所から少し離れた紅蓮の里にある花畑… 今、ここでは4人の女性が楽しそうに作業にいそしんでいた… 美朱麗「ジンジャーって意外と手先器用だったんだね」 そんな風に美朱麗は自分と一緒に花輪を作ってる女性に言った 美朱麗、世界にある道を司る者 彼女のはっきりとした正体は誰も知らない… ジンジャー「意外が余計だよ、まったく…」 そう言いながらも花輪を作る手を休めない ジンジャー・L・ラムプラム、紅蓮一族十天衆の一人、時の将の名を襲名している 空間を超越する時空術師でありその力は絶大であると言われている アリシア「そうですよ、たしかに以外ですけど失礼ですよ」 一緒に花輪を作っていたアリシアが茶々を入れる アリシア=ノクターン、紅蓮一族に使える巫女 精霊達と心を通わせれる彼女はその力を借り数々の奇跡を引き起こす ジンジャー「アリシアさん…フォローになってないよ」 うなだれる様に言うジンジャー アリシア「ええっと…ははは」 笑ってごまかそうとするアリシア クフィル「ごまかそうとしても無駄だと思いますけど…」 花輪を作りながら突っ込みをいれるクフィル クフィル、ク〜やクルトと同じく水の将クオルドの人格の一つ ク〜達と同じように彼女もまた肉体を与えられ人生を楽しんでいる ジンジャー「ところでクフィル穣ちゃん一つ聞きたいことがあるんだけど…」 クフィル「なんです?」 ジンジャー「なんで私達は花輪作りなんてしてるんだ?」 クフィル「え?」 核心を突かれてうろたえるクフィル 皆と散歩にでたが実はやることがなくて暇だったからなんて… クフィル(口が裂けても言えません…) 冷や汗が流れるクフィル クフィル「ええ〜と…」 クフィルが言葉に詰まっていると… 美朱麗「自分の好きな人に送りたいからじゃないの?」 いきなりとんでもない発言をする美朱麗 クフィル(あああああああああああ!そんなことあるわけないのに!) 頭の中がパニクってきたクフィル アリシア「ええ!クフィルちゃん好きな人できたんだ」 ジンジャー「それはぜひとも応援しないとな」 さらに二人がはやしたてる クフィル「ちょ、違います!美朱麗さん!変なこと言わないでください!」 顔を真っ赤にして美朱麗に抗議するクフィル 美朱麗「あはは、ごめんごめん」 全然反省して無さそうに言う美朱麗 今日も平和な紅蓮の里… …今の所は…… |