紅蓮の里北西、森の中

アリシア「サプレス・エレメンタル!」

アリシアがカルトゥースに向けて能力封じの術を放つ

『グルアァァァァァァァ…』

しかしその術は死霊達に弾かれ四散する

カルトゥース「無駄ですよ…私に術なんて…」

全身に死霊達をまとい壁にしているカルトゥース

カルトゥース「死霊爆砕激!」

カルトゥースの操る死霊の一部が渦をまきながらアリシアに迫る

アリシア「は!」

紙一重でかわすアリシア

しかし死霊達は再び方向を変えて向かってくる

アリシア「な!」

かわせる間合いでは無い

その時

「火炎術・焔柱!」

『グオォォォォォォォォ』

死霊達が炎の柱に飲みこまれ四散する

アリシアは術が聞こえた方を見る

そこには一人の男が立っていた

アリシア「鳳蓮!」

アリシアは自分を助けてくれた男の名前を呼んだ

鳳蓮、元紅蓮一族四代目当主

現在は幻夢の一人として過去の罪を償っている

鳳蓮「助けに来たぞ、アリシア」

そう言って刀を抜く鳳蓮

アリシア「まあ、いいけどね…とりあえずそこの嫌味な奴をやっつけますか」

アリシアは呪文を唱え始める

カルトゥース「一人増えたとこでどうと言うことは…」

カルトゥースがそう言った瞬間

『バチン!』

カルトゥースの『混沌の膜』が破裂する

カルトゥース「な!」

驚愕するカルトゥース

鳳蓮「!」

その隙をついて一気に近づく鳳蓮

カルトゥース「おのれ!」

鳳蓮の行動に気づいたカルトゥースが死霊の壁を作る

鳳蓮「紅蓮剣術煉獄の型・炎神乱舞!」

刀に炎をまとわし連続斬りを叩き込む鳳蓮

『ゴォォォォォォォォォォ』

カルトゥースの作った死霊の壁を全て削り落とす

カルトゥース「ばかな!」

カルトゥ−スが驚愕の叫びをあげる

その瞬間

アリシア「エーテル・ブラスター!」

アリシアの生み出したマイクロブラックホールがカルトゥースの身体を引き裂く

カルトゥース「グオオオオオォォォォォ…」

カルトゥースの身体が黒い靄へと変わっていく

カルトゥース「この…この私ガアァァァァァァ…」

…カルトゥースが叫び声をあげた後

その場にはなにも残ってはいなかった…



紅蓮の里南東、森の中

フェン「ハアァァァァァァ!」

右手に持っていた剣を一気に振り下ろすフェン

テルライブはそれを何とかかわす

テルライブ「風刃激射!」

テルライブはいくつもの小型の真空波をフェンに向かって飛ばす

『カキカキン!』

フェンはかわせないいくつかの真空波を剣でたたき落す

フェン「ヒュ!」

フェンは左手でひきぬいたダガーをテルライブに投げつける

『トス!』

しかしテルライブの風の結界に阻まれ地面に突き刺さるダガー

フェンは一度間合いを取る

フェン「なるほど…簡単には行かしてくれんわけだな…」

テルライブ「はい、もう少しの間は私と遊んでいてもらいますよ」

テルライブがそう言った時

『バチン!』

テルライブが張っていた『混沌の膜』が破裂する

フェン「なんだ?」

フェンはいぶかしげに聞いた

テルライブ「…どうやらお遊びの時間は終わったようですね…」

そう言って呪文を唱え出すテルライブ

テルライブの身体から今までより強力な魔力が感じられた

フェン「なるほど…」

そう言ってフェンも剣をかまえ直す

フェンの持っている剣が紅く輝き出す

テルライブ「疾風昇竜陣!」

テルライブの呪文は巨大な竜巻を巻き起こす

その竜巻はフェンのほうに向かって進んで行く

フェン「ライフブレイカー!」

フェンが紅く輝く剣を振るう

すると剣先から黒い衝撃波が飛んで行く

『バキィン!』

竜巻と衝撃波が衝突する

テルライブ「ガアァ…」

フェンの撃った衝撃波が竜巻を切り裂きテルライブの胸に突き刺さる

テルライブ「ぬう…」

テルライブの身体が胸の部分から黒い靄へと変わって行く

フェン「…お前」

テルライブ「見事でしたよ…私の術を破った上で私を倒す…本当に見事でした…」

テルライブはフェンにそう言うとがっくりと膝をついた

フェン「仲間が待ってるんでな…行かせてもらうぞ」

フェンはテルライブに言う

テルライブ「ええ…私はもう止めれませんから…」

そう言うとテルライブの身体は完全に黒い靄と化し、四散した



紅蓮の里南西、森の中

斬波「はりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

斬波はサクカに執拗なほどに斬りかかっていた

サクカ「くぅ!」

『カキンカキン!』

そのすべての剣撃を受け止めているサクカ

しかし斬波の攻撃が鋭く速いので攻撃に転じれないでいる

斬波「はーはははは、死んじまえ!」

『ガキン!』

サクカと鍔迫り合いになる斬波

その時

『バチン!』

斬波の張りめぐらしていた『混沌の膜』が破裂する

斬波「けひゃ!?」

一瞬動きが止まる斬波

サクカ「うおぉぉぉぉぉ!」

そこを見逃さずに斬波の剣を弾いて横凪にしようとする

しかし

『ガキン!』

一瞬でその動きを察知し防御する斬波

斬波「あぶねいじゃねえか!」

そう言ってサクカをサクカの刀を弾く

サクカ「く!」

後ろに下がり距離を取るサクカ

斬波「畜生め…俺の楽しみを邪魔しやがって…殺す殺す殺す殺す!」

斬波が叫ぶ

斬波「まずは手前だ!死ねぇ!」

斬波がそう言って再びサクカに斬りかかろうとした時

「お前が死ね!」

斬波の後ろから声がした

斬波「誰だ!」

そう言って後ろを振り向いた時

「疾風流抜刀術・凪の太刀!」

斬波の横を男がすり抜けて行く

斬波「手前!一体…」

そこで斬波は気づいた

自分の身体が一文字に斬られていることに

斬波「な、な!」

膝をつく斬波

斬波の身体が傷口から黒い靄に変わって行く

サクカ「風滅さん…」

サクカは自分を助けた男の名前を呼んだ

風滅、元紅蓮一族十天衆風の将

今は幻夢の一人として過去の罪を清算している

風滅「危ない所だったな」

風滅がサクカさんに話しかける

サクカ「ええ、ちょっと苦戦してしまって…助かりました」

サクカが風滅に言う

斬波「俺が…俺がァァァァァ!」

立ち上がり叫びだす斬波

風滅「お前のような危険な奴はこの世界には必要ない、去れ!」

斬波「グルァァァァァァァァァ!」

さらに叫び声をあげる斬波

…叫び声をあげたあと、斬波は完全に黒い靄となり四散した…



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