Sd.Kf.232 8輪重装甲車

その快速を活かしてオートバイ歩兵と共に敵地深く侵入し、ドイツの快進撃を支えた代表的車両がついに登場!
この車両は数ある装甲車の中でも一番のお気に入りで、前々から作ってみたいネタでした。
それだけに、完成までに並々ならぬ労力と時間(当社比XXX%)を費やし、なんとか形にする事ができました。
まだ、細かな意匠やアクセサリー類を付加する余地がありますが、しばらくは現状維持。
いずれは他のリメイク作品同様、さらなるディティールアップや大改修があるかもしれません。
しかし、それはまたの機会という事で現状をご覧下さいませ〜。




















「オレたちゃ、命知らずの偵察隊!」

「Sd.Kfz.232」
全長:5.85m 全幅:2.20m 全高:2.35m(アンテナは含まず)
武装:20mm機関砲1門、7.92mm機関銃1挺
車内の狭さから、後に旋回砲塔は廃止され、無砲塔のSd.Kfz.263 装甲無線車へと移行。
同じく無砲塔で75mm砲を装備した支援型Sd.Kfz.233も少数が生産された。

<製作レポート>
(1)初動
この車両の一番の特徴であり、自分が気に入っている理由が
これでもかと被弾経始を考慮し、優美なまでに洗練された多面構成のボディー。
しかし、この多面ボディーがレゴで立体化する上で大きなハードルとなるのは明らか・・・
それ故に、実際の作業に取り掛かるまでに、長い期間を要したのだった。

とりあえず、ボディーは後回しにしてシャーシだけでも組んでみるか・・・と挑戦開始。
ボディーに関しては、作業の過程で生まれる新しい発見やひらめきに期待って事で。

(2)シャーシ製作
この車両、外観以外の大きな特徴が全輪駆動・操舵。
後部にもに操縦席があるので、後進もラクラク(^^)
さらに前4輪と後4輪を逆に切る事で旋回半径も小さくできるという、なんたるハイテク!

これを再現できれば「絵になるなぁ」と思い、全輪操舵を目標にシャーシに着手。
操舵機構はテクニックパーツを教科書通り採用。
ここで苦労させられたのが、タイヤを2輪ずつ覆うフェンダーとの兼ね合いで、 何も考えずに組むとタイヤを切った時にフェンダーと接触してしまいNG(^^;
タイヤを目一杯切っても接触しないフェンダー位置・組み方の確立がシャーシ製作の目標となった
(結局、最後尾の2輪はわずかにフェンダーにふれるが、フェンダー上に排気系装備があるので致し方なし)

これでどうにかシャーシとフェンダーだけは形となった訳だが、肝心のボディーは全くの手付かず。
苦労して仕上げたシャーシをこのまま放置する事もできず、数日後、思い切ってボディーに取り掛かかる。

(3)フロント
操縦手ハッチを取り入れる事を第一としました。
この狭いスペースにハッチを取り入れるのはかなり骨で、 ベクトルが上下左右入り乱れてしまい、 ポッチ接合ではなくブロック同士の干渉(戦艦マゼランのレタリングで使った手)によってハッチを固定しています。

(4)ボディー中央
オーソドックスに、連続的な段差と半ポッチずらしによって フロントから中央にかけて膨らみのある装甲を表現。

(5)リア
ヒンジを使って全体を緩やかに傾斜。
ハッチなどのギミックを仕込込めなかったのが心残りだが、 ここは装甲の傾斜表現にのみ重視。

こうして、懸案だったボディーも車体前部〜中央部〜後部とそれぞれ異なったアプローチで "それらしく"表現!したつもり(^^>"

(6)砲塔
毎度ながら砲身の上下はもちろん、ハッチも上面と背面の2箇所に設置。
砲塔内部も、車長が乗れる程度のスペースは確保しました。

フロントの追加装甲板、スペアタイヤ、工具、etcを付加すれば、Sd.Kfz.231(まだ232ではなし)の出来上がり。

(7)Sd.Kfz 232への改修
車体上部のフレームアンテナの形状出しが第一の課題。
SWで多様されていたチューブやペグを使ってなんとか形に。
次に問題となるのが車体との接続・固定方法。
最後に、アンテナと車体にサンドイッチされた砲塔をきちんと全周旋回できるようにする事。
これらの課題をクリアし、作品タイトルの「Sd.Kfz.232 8輪重装甲車」はようやく完成したのだった。

<総括>
元ネタに詳しい方が見れば、かなりの要素が省略・簡略化されているのがわかるかもしれません。
しかし、ある程度のデフォルメや割愛はレゴで造形する上での宿命とお許しくださいませ。
とりあえず「それと分かる」レベルには到達できたかと思うのですが、いかがでしょう?
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