鋭い切れの変化球と歴代投手屈指の投球術。
ITしてる?
山科 - 伏見 - 岡山・投手

 ベス草史上最も遅く、最も華麗な投球術を持つ投手と言えば、真っ先に挙げられるのが永井である。投手王国と言われた初期の山科にあって最も個性的な投手でもあった永井は、実力もリーグトップクラスであった。第1期こそ先発4番手として5勝に終わったものの、(山科では)2期から5期まで4期連続二桁勝利を記録。抜群の安定感を見せ菊間とともに山科の左右のエースとも呼ばれた。特に連覇を果たした4期は開幕から絶好調。ぶっちぎりの優勝に貢献しただけでなく、それまで3期連続最優秀防御率タイトルを獲得していた本木を交わし、初のタイトルを獲得。MVPこそ南川に譲ったもののベストメンバー入りを果たした。

 大型トレードで伏見に移った第6期も3番手ながら10勝を挙げ、これで5期連続二桁勝利とした。しかし、シーズン中に痛めた手首が、この後永井を苦しめる。十分なトレーニングが出来ずに迎えた7期はそれまで見せた変化球の切れが十分でなく、球速の遅い永井は狙い撃ちをされる。思っても見なかった防御率4点台と僅か6勝という成績に、第8期は自ら中継ぎを志願して望んだ。結果は防御率3.32を残したが2勝3敗が評価されず、またチームの若返りの時期でもあり、伏見を自由契約となる。抜群の実績を買われ岡山に入団したが、当時の岡山は先発の層が非常に厚く永井が入り込める場所はなかった。元々中継ぎタイプでなかった永井は、田舎の新天地で苦労する。第9期より採用したニューボールにも馴染めず、このシーズンは自己ワーストの成績、引退を決意する。(実力的には)まだまだやれるとの声もあったが、電脳社長との結婚も決まっており目出度く寿退団となった。

所属 防御 試合 S SP 投球回数 被安 被本 四死 奪三 自責 勝率 奪振率
1 山科 3.74 24 1 5 8 0 0 137 1/3 126 12 66 127 57 .385 8.32
2 山科 3.16 24 6 13 6 0 1 165 1/3 131 15 85 132 58 .684 7.19
3 山科 3.28 28 3 14 7 0 0 170 1/3 131 10 80 132 62 .667 6.97
4 山科 2.17 25 7 13 9 0 0 186 1/3 117 9 78 143 45 .591 6.91
5 山科 3.80 28 3 10 10 0 0 170 2/3 141 14 84 147 72 .500 7.75
6 伏見 3.97 26 6 10 6 0 0 170 0/3 158 26 76 131 75 .625 6.94
7 伏見 4.04 25 1 6 12 0 0 162 2/3 154 18 70 110 73 .333 6.09
8 伏見 3.32 29 0 2 3 0 2 43 1/3 36 4 17 35 16 .400 7.27
9 岡山 5.90 40 0 0 3 1 1 68 2/3 79 11 30 48 45 .000 6.29
通算 9期 3.55 249 27 73 64 1 4 1274 2/3 1073 119 586 1005 503 .533 7.10
右下投げ・右打ち
最優秀防御率(4期)・ベストメンバー(4期)