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【これもきっと愛】 「バネさん、キスしよう」 「…とりあえず聞いておいてやるが。 今度はどんなネタだ」 「…キスをしたいネタ」 「ほぉ…?今この場でか?」 黒羽が首だけ動かして周囲を見るように天根に伝える。 二人がいるのはけして、お互いの部屋でもないし学校の部室でもない。 無人の公園なんて条件の揃ったものですらなく。 地元商店街のど真ん中だった。 昼を少し回ったばかりのこの時間、夕方ほどではないにしろ日曜と言う事でそれなりに賑わっていたりする。 そんな中で。 少し前に昼食をとったぐらいで。 道端で前触れ無く言う事では、普通ない。まして男同士で。 (といっても、二人は別に天根が口にした事をしたことがないわけではないのだが) 「人はたくさん居る。でもしたい。今じゃなきゃダメ」 「その言葉に愛があれば俺はものすごーく嬉しいんだがな。 どうにもお前のその態度、怪しすぎる」 天根の真摯な瞳に、黒羽も一瞬ぐらつかないでもなかったのだが。 いかんせん相手はあの天根であったので、黒羽はただ溜息をつく。 「あやしくない。キスしよう」 「馬鹿。一人で言ってろ」 「…キスしてくれない。バネさんのケチ」 「ケチ羽春風ですから」 「…ならいい。サエさんとしてくる」 言うなり、天根は背を向けて本当に佐伯の家がある方向へ向かおうとした。 その肩を黒羽は思い切り強く掴む。 「痛い。バネさん」 「てめぇはキス魔か、ダビ」 「違うけど」 「〜〜〜っ! なんかもう俺がとび蹴りをする様が素晴らしくカッコよく想像できるんだが。 そこまでいうならしてやるよ!」 表情を変えない天根に黒羽は苦虫を潰したような顔をし。 そのまま肩を掴んで商店街のわき道に早足で滑りこんだ。 二人並んであるいたら肩がぶつかってしまう程度の幅しかない道で、黒羽は商店街に背を向けて自身をシャッター代わりにする。 そうして天根の頭部を掴むようにして支え、唇を押し付けた。 しばらく鼻から抜けるような声やら、息やらが漏れ聞こえた後。 (それが往来の人々に見つからなかった事は奇蹟に近い) ようやく黒羽は天根の髪を掴んでいた手を離した。 「…で?」 ひゅうっと息を吸い込み、すでに臨戦態勢に入っている黒羽。 その低い問いかけに、やはり普段と変わらない無表情で天根は一言。 「中学生のチューがクセ―」 「なるほど」 「…プッ」 「一度死んで来い!!!!」 ドガッ バギッ ボゴォッ 天根の体は見事に決まった黒羽の空中コンボで、マットならぬ商店街脇の路地裏に沈んだ。 着地も華麗に決まった黒羽は、地面に倒れ伏す天根を見て。 「俺も…やきが回ったよなぁ?」 フッと遠くを見たと言う。 なお蛇足ではあるが、その日の二人の昼食は、商店街に暖簾を構える中華料理店【昇竜軒】の特製ギョーザランチ(にんにく増量中)だったそうだ。 終われ(命令形) :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: だって二人は花の中学生ですから。 キス続きすぎですから。 お題あわせるともうバネとダビは3回チューしてる。 どうせチュー好きですから。だいすきですから。(私が) 180台身長の筋肉質な男がしてるんですよ、ええどうせね。 バネとダビは本当によくチューをします。 それはきっとバネがホ○だからに決まってる。 |