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ただ 諾諾と 闇に染まっていく キィ…と扉が鳴く。 そして、暗い廊下から僅かな明かりの部屋へ。 足を踏み入れて顔を上げる。その先に闇がある。 「時間通りだ…軍人の鑑(かがみ)だね。セム中佐」 「は…」 声は闇から。 闇からの声。 そしてスッと白い手が招く。 「おいで…わかっているのだろう?」 そのあとは何の言葉もなく。 そう、目の前の闇は言葉など求めていない。 言葉など必要ない。 今、この瞬間には。 重い。 鎖が絡まったような足をそうと取られぬ程度に引きずり。 (それは意識下だけであったが) 闇の先へと向かう。 カツカツと、深い闇の部屋に足音だけが響く。 自ら喰われる為に。 それだけのために、歩んでいく。 「セム…」 冷たく。 しかし、妙に熱のこもった声は頭上から降り注ぐ。 彼は、夜具の上に座している。 その膝元に、音を立てぬように跪き頭(こうべ)をたれた。 やがて夜の空気をかきわけて、何かが頬へ触れる。 サラサラとしたそれは白い手袋。 このような時でも、彼はそれを外したりはしない。 それは何度も、何度も。セムの頬をさすった。 そして。 「はじめようか」 無限の地獄への扉は、かくも甘美に誘うのだ。 「ふ…ん…ぅ……んんっ」 ぴちゃ ぴちゃ と。 濡れた音が耳に届く。 彼の足の間にうずくまり、そして彼の分身を口内に導く。 この行為が、何よりも最初の罪。 大きく口を開き、喉の置くまでそれをくわえ込む。 そして舌を使い舐め上げる。その動きは全てこの男から教えられたこと。 強く吸い、先端を舌先でつつき。 歯を立てぬよう、歯を立てぬように… 「そうだ…上達したね…お前は物覚えがいい」 「んぐ…ふぅっ…っ」 彼は前だけをくつろげ、それ以外はいっさい乱れのない姿。 そして自分も…着衣一つ乱れてはいない。 ベットに腰掛けた、その下に膝まずく。 背徳。 「ご褒美だよ。 今日はたくさん、あげよう。全部呑みなさい」 「ふっ…うぅ…」 ぴちゃ くちゅ 開いたままの口からは、飲み込めぬ唾液が顎を伝って滴り落ちる。 それでも、それを拭う事すら赦されずに。 ただ、一心にそれを愛撫した。 やがて口内で力を増したものは、ますますその質量を増して。 「んっんん!」 時を置かず。 喉の奥で破裂した。 激しい勢いで注がれるものに、思わず吐き気を覚えたが。 すんでのところでそれを抑え。 ごく…んと飲み干す。 喉を通り抜ける灼熱に、舌先を焼くその味に。 嫌悪という感情こそふさわしいものであったのかもしれない。 しかし、それらがセムにもたらしたものは自責であった。 「あっ…はぁ、はぁ…は…」 ようやく唇を解放され、たまらず息を吐く。 口端から飲みきれなかったものが一筋、白く伝わり床へその残滓をぽつりと落とした。 闇と同色の床に、その白は異質なほどに映えて。 「う、ぁ…ふ」 赤い瞳がそれを捉る。 次には、その瞳より赤い唇がその白を追い床に落ちる。 ぴち…ちゅ… 床に鼻先がすりつくほど顔をつけ。 舌と唇でその白を全て舐めとり、吸い上げた。 眼前に彼の足がある、それにすらきずかぬほど一心不乱に。 闇からこの白が消えてしまうようにと、さらった。 「ふ…ふふ」 頭上から、酷く楽しげな声が降る。 「本当に、お前は私の最高傑作だよ。 美しい…精悍な獣だ」 くしゃり…と髪に手を入れられて、数度撫でられる。 足が持ち上がり、顎へと当てられて上を向かされる。 僅かな光源である灯りを後ろに、彼が淫靡に笑っていた。 「さぁ、もっと私を楽しませておくれ…」 「…はい」 ボタンを外し、ベルトを抜き。 震える手など見られるわけにはいかない。 身に付けていたもの全てを自らの手で剥ぎ取って。 闇に白く浮く四肢は。 ためらいもなく。 ためらうことなど赦されるはずもなく。 彼の手の内へと、沈み込んでいった。 ああ 本当にお前が愛しいよ 愛しくて 愛しくて 殺してしまいそうなほどに ね 閉 |
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逃げてしまいました…すみません… こ、こんな濃いのを最後まで書くのは…ぎゃー!(布団被り) すいませんすいません(ガタガタブルブル) あーあーあー…き、記憶消去装置…(ないない 上官×セムは調教系で… この話はもう調教終わってる感じで…てゆか!てゆか! …ブシュッ! ピー ガー ピー お客様のおかけになった電話番号は、現在電波の届かないところにあるか 電源が入っていないためかかりません。 あきらめてください。 |