だって、しょうがないだろう。
こうしなければ。
あなたは俺の物にはなってくれないんだから。




束縛




「いつまで…こうしてるつもりだ」

静かな場所に静かな声。
シンと静まり返った、そこは冷たいコンクリートの壁。
ジャリ、と鳴る音。
鎖のぶつかり合って、きしむ音。
反響する空間と、明かりの無い空と。
暗闇にまぎれる漆黒の髪。相反するい肌。
明けの陽よりい、ピジョンブラッドの目。
それに睨まれる、恍惚。

「永遠なんて、幻想に過ぎないのに」

囁くのか。
それとも諭すのか。
諦めているのか。
待っているだけなのか。
声は、どんな音よりも確実に鼓膜に浸透し。
それに絶えず酔うような昂揚感。

声帯は皮製の物に抑えられた首の下。
内部に。
ただ歌うように。嘆くように。

「何がそうさせた」


貴方が。

その存在だけで。
一固体の質量だけで。

『狂わせたんだよ』



俺を。


「…そうか」


ただ答えないで。
もう目を閉じて。
息をしているのか不安になることは、数分に一度の感覚で訪れる。
それを消す為だけに。
手元の銀を引く。
表情が変わって、わずかに寄せられた眉に。
でも苦痛の言葉一つもらさずに。

ただ 安心した。


『生きてる』

「お前が俺を殺さなければな」

でもお前はいつか俺を殺すだろう?


問い返す言葉は、空気を振動させる事なく。
脳に直接響く。


ほしいから。
欲しているから。
何よりも。誰よりも。

『アイシテルンダヨ』

「それは、お前だけの愛だ」







全てを否定しながら。
全てを受け入れて。

なにもかも。

埋め尽くして。






色の無い世界に。
黒とと。

そしてだけが 在った。





窓の無いここに。
慈悲の光は射しこむことは無い。






「お前の救いは…どこにある?」
















ゴミです。ただなんとなく書きたくて。形にすらならなかったもの。
読む方のご想像におまかせいたします。
それじゃいけない。わかってる。
ゴミはゴミなので。増えたり消えたりするやもしれません。