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夢ヲ見ル 繰リ返シ 繰リ返シ タダ同ジ 夢ヲ 見ル ソレハ現ト幻想ガ 交ワル世界…… 泡沫−ウタカタ− 深深深 空にはどんよりとした雲。 深深深 黒から白が生れ落ちる。 雪の降る寒い夜。 白い雪の中、一人の女が去って行く。 それは、まだ10歳になったばかりの少年がみた、母親の後姿。 女の銀の髪がサラサラ揺れる。 サラサラ サラサラ 『サヨウナラ…サヨウナラ、士郎…』 紡がれる言葉。繰り返される。 白い雪に母の女としての朱の唇が恐ろしく鮮やかだった。 『母さん?どうしたの、母さん…どこにいくの?』 少年は迷う。 母親の言葉が理解できずに。 何故別れを告げているのか、それがわからなくて。 サヨウナラ…サヨウナラ… 母親は答えない。ただ女の赤い唇が、別れの言葉を繰り返すだけ。 雪が降り積もる。 銀の髪に降り積もる。 少年の、短い銀糸にも等しく。 純白の雪に体温を奪われながら、少年はただ、青い瞳で追いつづけた。 ゆっくりと遠ざかって行く背中と。 なのに何故か脳裏に焼きついた紅い唇を。 その場から動く事は出来ずに… 『お母さん…どうして』 呟きは、雪に消えた。 『士郎…』 突然、背中に声をかけられる。 驚き振り向いた先には父親の姿。 いつも厳格で、和服を着こなす父。父は少年の寝室の前に立っている。 気付けば、少年も自室に立っていた。 体も10歳のものではない。13歳のわずかに成長した体。 そうだ、中学に入学したんだった。 何故かそう思った。 身につけているのは、少年が寝間着がわりに使っている浴衣。 鮮やかな青を基調としたそれは、少年の母が好んでつけていたものだった。 青が、母の銀糸の髪と青い瞳に良く映えていたのを思い出す。 いつのまにか…自分は母と同じ背丈になっていた。 どうして母さんは…父さんの元を去って行ってしまったんだろう…… あんなに仲むつまじく暮らしていた…少なくとも幼い少年の目にはそう見えた、昔。 まるで今が悪い夢のようで… 突然、体が並行感覚を失った。 なにを感じるまもなく、気付けば背中に硬い床の感触。 驚いて見上げた先に見つけた…父の顔。 『…父さん?』 少年の眼前にある父の顔は、今まで見たことの無い顔だった。 それはまるで飢えた鬼。 恐ろしい形相に思わず腰が引ける。しかし、大きな手で掴まれて、無理やり組み敷かれた。 知らない…こんな父は知らない。 少年の知らない男は、まだ幼さの残る彼の体をすき勝手になで繰り回した。 浴衣の合わせ目から厚い手を強引に差し入れて来る。 気持ち悪くて、恐ろしくて。 少年はもがいた。 でも万力のような力で押さえつけられて……なにより鬼の顔が父だったために逃げる事が出来ない。 『エレ…エレーナ……ッ』 自分を好き勝手に探る。 鬼の悲痛な声。 ああ、母さんの名前だ…… 痛みと熱に揺さぶられながら、少年は薄れ行く意識の中で思った。 「っ!」 竦みあがった心に飛び起きる。 心臓は常よりも早い速度で脈打っている。 まだ夜明けは遠いのか、開いた目に映る部屋は薄暗いままで。 士郎は見えない目で辺りを見まわした。 少しずつ目がなれてくると、室内の家具の輪郭などが見えてくる。 「…夢?」 暗がりにわずかに慣れた目で自身を見下ろす。 それは紛れも無い、21歳の自分の体で。 しかし体の奥に残る残滓に、夢が全て夢でない事を嫌と言うほど思い知らされる。 鬼はここにはいない。 いつも、突然襲いかかり、終わればすぐにいなくなってしまう。 そして父はなんでもない顔で声をかけてくる。 「…う」 うつむいたことで、長い後ろ髪が肩の上を滑って落ちた。 いつもはキツク結い上げている髪も、今は無造作に下ろしたままだ。 この髪に触れてもいいのはあの鬼だけ。 そう約束した。束縛された。銀の鎖。 彼らの顔がふいに脳裏に浮かぶ。 『ジャパニーズサムライ?』 『ポニテなの?』 『お前のセンスか?それ。』 『士郎らしくっていいじゃん』 『遠くからでもすぐわかるしね』 違う。そんなものじゃないんだ。 誰も触れるな。 誰も俺の中に入って来るな。 わずかに開いたカーテンの隙間から満月が覗いていた。 室内を照らすその白い光に 頬から雫が1つ 珠を作って滑り落ちた…… end or continue? |
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言い訳…聞いて下さいますか?ビクビク。 なんか、萌えちゃって。その。近親相姦……<制裁! それをなぜ2DXでやらなきゃいけないの?とか、どうしてSS1本目が裏なの?とか。 …私が聞きたいです(泣) ていうか士郎S家庭…とんでもないよ!!?ゴメンナサイ。 完全穴として…受け取っていただきたいです。てか士郎はこんなに女々しくないでしょ!? かっこいい、かつ受けの士郎を書きたいのに……ゴプッ<脳みそ容量オーバー。 プツン。<何かの切れた音。 士郎はハーフってことですが。 お母さんが外国方希望。そして士郎母親似希望。(※2DXのGOLI絵で想像しないように…そんなお母様、怖いです・笑) 家庭事情…私もよくわかりま…げぷん。 きっと貿易会社かなんかを営んでるんじゃないかと…居合い?祖父の代まで道場でした。なんて。 とりあえず、イバラどころか前人未到の世界に両足そろえでハイジャンプしてしまったかのようなSSです。 暖かい眼でどうか1つ…… 蛇足ですが、MY妄想ワールドではこの後ニクスとかサイレントか出て来たりとかして、士郎の心の傷痕に触れたりとか降れなかったりとか<どっちさ。 Q.ていうか続くのかい? A.さあ? あ。このSSは一八さんにメルった時に、気の迷いでメールに直接書き込んでしまった駄文の手直しです。 サイトの裏に載せるべきというありがたいお言葉を頂き、勇気を出してみました。 恥は書き捨てさ!!<ヤケ。 優しくして下さい…… 誰か士郎下さい……<こら。 |