1.発端


BOLT   我がメインキャラ。最初は純戦士を目指すが、なぜか扇動戦士の道を歩む。 黄金聖衣こと金のプレートメイルに執着している。
ギルドMAHO堂 BOLTが籍を置く、『おジャ魔女どれみ』好きが集結したギルド。しかし、UO中ではほとんど「どれみ」話をしないので、普通の方でも安心して接触できる(笑)
LALAさん MAHO堂最強を目指す女戦士。なんの因果かBOLTのライバルとなる。ちなみに、BOLTでは絶対に彼女には勝てない(泣)
HARUKAさん バードテイマーメイジ。プレイヤーは私をUOに引き込んだ張本人である。 実力的には抜群の生存能力を持っているはずだが、悲しいかな死にマニアのケがある。
シェイム 各種エレメンタル(精霊)が生息するダンジョン。UO中級者にとっては格好の修行場(死に場)となる。
風エレ、水エレ、ダルエレ それぞれ、エアエレメンタル、ウォーターエレメンタル、ダルカッパーエレメンタルのこと。風エレと水エレは魔法を操り、ダルエレは強力な肉弾攻撃を持っているので、囲まれるとアブナイ。
クラーケン シェイムの水辺に沸く巨大イカ。その腕力は凄まじく、フルプレートの戦士でさえ数秒で屠る。(経験者語る)






七月某日





  人生って分からないもんです。

それまではバブルのおかげで左うちわの大豪遊を繰り返してた不動産屋が、バブル崩壊のおかげで夜逃げにまで追い込まれたり。

反対にそれまで赤貧にあえいでいたのに、一冊書いた本がベストセラーになって大富豪の仲間入りをすることになったり。

かと言えば、気まぐれで買った宝くじで三億円あたったのに、調子に乗って使い倒したらいつの間にか借金まみれになっていたり。

世の中とにかく油断なりません。



それはもちろん、UOの世界でもおんなじことです。









ギルドMAHO堂。
我がメインキャラBOLTが所属するギルドである。個人的に、ここのまったりのんびりな雰囲気が非常に気に入っている。

そんなMAHO堂の何人かで、シェイムB2の孤島(対岸というべきか?)に狩りに出かけた。



特にこれといった事件も無く、軽快に水エレ、風エレ、ダルエレ等を屠るMAHO堂一同。
時には岸辺に寄ってきたクラーケンに首をもがれそうにもなったり、シーサーペント肉の淡白な味わいを楽しんだりしながら、平穏に狩りが進んでいく。





LALAさん「悪い子はいねえが〜」

なまはげごっこを楽しむ余裕すらあるほどだ。



しかし。





これがすべての始まりだった。







この他愛も無い台詞が、HARUKAさんの耳に入ってしまったのだ。



HARUKAさん、LALAさんの傍につつつ、と接近。

今にして思えば、その時のHARUKAさんは勘定奉行に接近する越後屋のような笑みを浮かべていたのだと思う。



HARUKAさんお奉行さまそれは黄色い鎧の人です」



・・・黄色い鎧?

それを聞いて画面内を見回すBOLT。 だが黄色の鎧の人などどこにもいない。



無論、BOLTの鎧は燦然たる黄金聖衣なので、黄色などといわれる筋合いがあろうはずが無い!



LALA atakking you!!

俺かよ!?





このふざけた所行にHARUKAさんを睨み付けると、





HARUKAさん「うひひw」



悪魔ですか?







嗚呼まさか、まさか危険いっぱいのダンジョンの中で、背中を守ってくれるはずの仲間にこんな仕打ちを受けるとは思いもしなかった!

深く深く傷ついた!


よって!





死なす!!(おい)







愛用のFORCEウォーハンマーを握り、愛馬Motamotaのきびすを返し裏切り者へと突進する!

だが。



ガクガクガク





なにやら反復横飛びめいた左右運動を繰り返すばかりで一向に動けない。
画面左下に積み重なる冷酷な文章列。

「フリーズしているため動けません」

いつの間にか、パラライズ(麻痺)の魔法をかけられていたのだ。



まずい。これはいかにもマズイ。

身動き取れぬとあっては、まともに魔法を使えないBOLTでは勝ち目が無い。

す巻きにされて転がされてるようなものだ。



LALAさん「ふっふっふ、動けまい・・・」

ハルバードを握るLALAさん。



枕元で出刃包丁を砥がれてるような気分になる。





しかし、LALAさんはなかなか攻撃を仕掛けてこない。BOLTは動けないままである。





・・・





・・・放置プレイ!?



その日は結局何度も何度もパラライズを食らい、さんざん玩具にされてしまったBOLTであった。









だがこの日の事件は、それからのネタ獲得受難の日々の始まりでしかなかったのだ・・・。









日記TOPへ

次へ