42.影龍の巣へ!





2月某日



どうもこの頃ギルメンと顔を合わせることが少ないBOLT。
このままではネタが拾えない親交が絶えてしまうかも、と、仲間の姿を求めてショップMAHO堂へと飛んだ。





そこにいたのは、『MAHO堂一の死にマニア』ことOnpuちゃん。すでに引退は決まっていたものの、未だゲームタイムが残っていたのでUOってた模様である。

しばし近況を報告しあったり、殴ったり殴られたり、さらには自決した上でBOLTに殺人容疑をかけるという決死の冤罪行為に晒されたりしながらも歓談。

しかしそのうち、身内での軽い殴り合いでは飽き足らなくなってきた。



そんな時には、そう。

死地への狩りが一番であろう!

早速MSNでギルメンに召集をかけるOnpuちゃん。(その後、狩りに向けてGigiruおじいちゃんへとキャラチェンジ。)

今までどこにいたのやら、続々と集まるギルメンたち。

その顔は一様に、久々の集団狩りに向けての期待に輝いていた。







まず我らが向かったのは、新大陸T2A。 しかし、ここに巣食うサイクロプスやワイバーン程度では、血に飢えた我らの衝動を満たすには役者が足りなさ過ぎた。

もっと強い敵を!

もっと危険な場所を!




「影竜行こうか?(ぼそり)」



・・・



その時、場の雰囲気が凍った。






影竜。 竜族の巣窟であるダスタードの地下二階を巣とする、古代竜にも匹敵しようかという強力な敵である。

しかも、常に二体一緒に棲息しており、影竜に相対するという事は、ニ体を同時に相手取るという事なのだ。

無論、敵は影竜だけではない。ドレイクが、ドラゴンが、そしてデーモンが、我らの血肉を求めて殺到してくるだろう。



冗談に聞こえない。





しかし、我らの勢いは止まる事がなかった。

大丈夫!

これだけの人数がいれば!(敵は確実にこっちより多いです)

バードだって二人もいるし!(影竜は、扇動してもすぐにターゲットを切り替えます。しかも、バードのうち一人は、プレイヤースキルの低いBOLTです)



・・・泣きながらゲートをくぐるBOLTたち。











ゲートを出てみりゃ激戦区。

影竜やデーモンを前にして、長く足を止めようものならすぐに冥土行きである。各自、懸命に戦場を走り回り、敵に斬りつけながらも、傷ついた仲間を回復していかねばならない。

もちろんBOLTも、ウォーハンマーを振るいながら扇動に努めた。打ち鳴らす太鼓の音色に、我を忘れたドラゴンたちが同士討ちを始める。 その隙に、剣が、魔法が、敵に叩きこまれていくのだ。

この見事な連携に、ドレイクやデーモンが、一体、また一体と屍を晒していった。見よ! ギルドMAHO堂に穴などないのだ!





影竜×2「「Guwooooooooooo!!」」

「あうー(LALAさん)」「あうー(kasuminさん)」「あうー」(Gigiruおじいちゃん)



大穴あいたよ!!



しかし、それでもバード二人はまだ生き残っている。何度も扇動を繰り返し、敵が同士討ちをしているうちに仲間を一人ずつ蘇生していった。

蘇生した仲間が「さんきゅ♪」と言ってくれるのは嬉しい。
言ったそばから影竜のブレスでまた消し炭になってしまうのは悲しい。



そして目の前で倒れた仲間の姿を見送った後、ふと見上げれば。

半透明の影竜が、大口を開けていた。

喉の奥に、赤い光。



じゅ。



めでたくBOLTも仲間入り。(とほほ)



どんどん増えていく幽霊仲間。



こうなると、だんだん幽霊同士の連帯感が生まれてくる。



こんなセリフを吐く余裕すら出てきた。
・・・現世で懸命な蘇生作業を行っているHARUKAさんに聞かれたら殴られると思う。グーで。



確かこの時、幽霊の数の倍近い死体が転がっていたんじゃなかろうか。(BOLTの死体は、たしか三つ…)









どんどん増えていく死人。もはや生存者は一人だけ。全滅は避けられない、と、幽霊仲間たちの誰もが確信していた。

しかし、そうではなかったのだ。



ただ一人残った生存者、HARUKAさん。




彼女の活躍は、まさに神がかっていたようにさえ見えた。

扇動が、魔法が乱れ飛び、敵が一体ずつ倒れていく。そして影竜もまた、いつしか戦場から引き離されていた。



気付いた時には、かつての戦場には平穏が戻っており、また、一人として装備を失わずに蘇生を完了していたのだ。

HARUKAさん恐るべし、である。



・・・怒らせないようにしようっと・・・(汗









さて、とりあえずの安全が確保されたわけだが、そうなるとまた退屈の虫がうずき始めるのが、人間の度し難いところ。

さしあたってのBOLTの興味は、すぐ下の階にいる古代竜へと向いた。

無論、BOLTには、まだ古代竜とタイマンできるほどの技量はない。更に、先ほどの戦闘で、古代竜戦では必須となる馬を失って徒歩である。

無理、無茶、無策の三無主義(BYウッドチャック)と言う奴だ。

誰かが止めてくれればすぐに引き下がっただろう。



LALAさんが煽った!



BOLT乗った!



吶喊(とっかん)をかけるBOLTとLALAさん!



追われるのはBOLTだけ!



当然の結果。





このあと、HARUKAさんに「もう死んでるでしょ」と的確なツッコミを貰い、ちょっぴり嬉しかったのは内緒である。











この一件で、影竜が嫌いになりました

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古代竜はもっと嫌い。