53.命の息吹





9月28日



当時、世のUOプレイヤーの興味は、ひとつの生き物に注がれていた。

ジャイアントビートル。

突如ブリタニアに出現した巨大アリと同時に姿を現したそれは、調教して騎乗できるばかりでなく、その体を大容量のバックパックとして使用できるという便利なシロモノだった。

その目新しさと利便性から、ジャイアントビートルは瞬く間にブリタニア中に広まり、一時は、銀行前がジャイアントビートルの青色に埋め尽くされるという不気味な事態になっていたものだ。

そして流行の波は我がMAHO堂にも押し寄せた。我も我もとジャイアントビートルを入手し、さながらMAHO堂は蟲牧場。
もちろんBOLTも一匹譲っていただいた。



結構な似合いっぷりに満悦なBOLT。



同類扱い。







人を昆虫のように言ってくれる。



納得された!?



と、そこにDaoine Sithさんが合流。

つつつ、とDaoine Sithさんに近づくDOREMIさん。



DOREMIさん御注進。







誤った仮説を流布し始めるDOREMIさん。



金メッキだの死姦マニアだの、これまでBOLTにつけられた不名誉な異名は数々あるが、かといってこれ以上増やされてはたまったものではない。

しかし幸いにも、『BOLT=甲虫』なぞという説はあまりにも現実離れした代物。そんな認識が定着するとはとても思えない。

あまりに突拍子も無い仮説が無残に無視されることは、リアル世界においても実証済みである。

さあDOREMIさん! トンデモ科学者の悲哀を存分に味わうがよいッ!



すでに定説!?



てえことは、図鑑とかに載ったり・・・。





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・BOLT

甲虫目ボルト科の昆虫。主にブリタニアのトランメルに生息している。体は光沢のある金色だが、時として灰色。活動は緩慢であり、一週間に一、二度、トランメルのMAHO堂やデーモンテンプルなどでその姿を見ることが出来る。
後足で直立し、二足歩行を行う。前足で道具を扱うことができ、特に両手持ちのウォーハンマーを好んで使う。中足は小さく退化しており、繁殖期の交尾の補助程度にしか使われることは無い。
食餌は主にパン。特にMAHO堂性のものを好んで食べる。一説には死肉を食べるとも言われるが、実際には確認されていない。



・飼い方

飼育には水槽か木箱を用いる。野外で飼育する場合は植木鉢を使用する。底に腐葉土を敷き、パン、バナナなどを与える。逃げ出さないように蓋をして、日の当たらないところに置いておく。

(ブリタニア国際百科事典より)



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・・・嫌だ。断じて嫌だ。







この憂慮すべき事態を打開すべく、BOLTは反撃に出た。皆にも協力してもらい、DOREMIさん包囲網を築き上げる。



蟲BOX!!

この完璧な陣形に恐れをなしたか、一歩も動けないDOREMIさん。

そして恐怖が頂点に達した時!!



ガソリンスタンドのバイトと化す。

ゴミの処理はセルフサービスであった。サービスがなっちゃいない。





しかしこの蟲BOX、少々異様ではあるが、見ようによっては花のようにも見える。



ファンタジーなドリームに浸るDOREMIさん。

しかし、その極端なイメージ美化は周囲の反感を買い、ブーイングの嵐。



ワケは分からんがこちらの方が納得できる。



無論、DOREMIさんも黙って言われているばかりではなかった。怒り心頭に発した彼女の、大反撃が始まる!



種子発射!

レギオン草体かホウセンカか、突然の繁殖行為に驚かされた我々だったが、STRIKE EAGLEさんの一言は、さらに我らを驚愕と恐怖の淵へと叩き込んだ。



DOREMIさん大増殖!!



怖すぎて想像もできません。









想像しちゃだめだ!

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(うぞうぞうぞ)ひぃぃぃぃぃ!!