59.見よ人間の尊厳





9月30日、の続き



まだまだギルメンとイルシェナーめぐり。

今度やってきたのは、天使様のお住まいになる荘厳なお城。

当然そこには、高潔な天使様が私たちを出迎えてくださいました。



天使さま姿勢悪いよ?



朝と夕方では身長が違う猫背とはいえ、さすがに天使さまは人外のお方。人間なぞとは比較にならないお力をお持ちであらせられます。



天使さまのお怒りに触れることだけは避けねばなりません。



ぬあ!?



いやあ、恐れ多くも天使さまに手を上げるなどちょっと待て柿レンジャー!?

そうBOLTを呼ばわったMajoponさんによると、柿レンジャーとは、相手が天使さまであろうと果敢に戦いを挑む、誇り高き勇気の使徒であるという。

それが無謀な狂戦士とどう違うのかといえば、

「色」

とのこと。

なんか釈然としないまま、結局BOLTはハンマーを手に天使さまの前に立った。



さすがに緊張する。



お心の広い天使さまであれば、これが軽い冗談であることを分かってくださるはず。



ぽく。



・・・



天使さまは、洒落の分からないお方でいらっしゃいました(泣)。





命からがら、何とか脱出したBOLTを、DOREMIさんは暖かく迎えてくれる。



ねぎらいのお酒をくれるDOREMIさん。



さらにはケーキまで。



敗れた者に、手厚い心遣い。これにはBOLTも感激を禁じえない。



ぎゃあ



いじめられて帰ってきた息子を「仕返ししてきなさい!」と外に突っ返す母親のようですが、BOLTが仕返しに行こうものならそのまま天使さまじきじきに天国に直行であり、思わぬ最後の晩餐です。



ケーキが妙にしょっぱいよママン!



しかし最後の晩餐を終えてもいまだ特攻を渋るBOLTに痺れを切らしたか、



DOREMIさんが喧嘩を売った!



神聖なる天使さまを火馬で足蹴にしようなど、まさしく神罰ものの不敬であるが、そんなことは微塵も意に介さず、DOREMIさんは天使さまを火馬に延々と蹴らせ続ける!

天使さまは戒めの言葉を発しながら無礼な人間をあしらおうとするが、その余裕の態度とは裏腹に少しずつ、少しずつ天使さまの体力は削られていく。

そして、ついには天使さまが逃走するに至ったのだ。



ああ、下界をはいずる下等な人間ごときに背中を見せるとは、天使さまの権威も地に落ちたか・・・



と、その時、仲間の声が響いた。



BOLTに、とどめを刺せというのか!



そうだ。天使さまが傷ついている今であれば、BOLTであっても倒しきることは不可能ではない。

そうだ。いかに天使といえど、人間相手に逃げを打つような輩である。彼らは単に、人間よりも若干恵まれた能力と、神の威光をもって、分不相応に威張りくさっているに過ぎない。

今ここに、BOLTの鉄槌をもって、人間の尊厳を見せ付けてやるべきなのだ!

「BOLTくん!」
「いけーBOLTー!」

仲間の声が背中を押す。

そうだ。BOLTには仲間がついている! 恐れることなど何もない!

天使よ! 人間の意地を見るがよい!



死にくされ猫背野郎ッッ!!





・・・





・・・





あうー。









天使さまは偉大です

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まんせーまんせー