Episode1 余韻


大層、急な辞令で早朝、出立したクルガンは、都市同盟の国境付近へ向かって早馬を飛ばし行ってしまった。
昨夜は思う存分、お互いの肉体を堪能し、そして一緒に甘い朝を迎える筈だったのに…。
ほんの30分前までは、自分とクルガンは1cmたりとも離れていなかった。
でも今は…もう、何キロ離れてしまったのだろう。
寂しさを認めたくない反面、今クルガンが向かっている方向へ何度も視線をうつしてしまう。
窓に映るのは、やっと陽が昇りはじめたルルノイエ郊外。
「ちくしょう……」
シードが小さく呟いたその瞬間…彼の股間からツーとクルガンの一部が流れ落ちた。
暖かい。
シードの心にポッと灯かりが点った。
「クルガン…どれだけ離れようと俺ん中に一緒だったんだなv…へへへ」

が、しかし…
それから、支度をして朝議へ向かう途中で、ツツー…
――ひぃぃ気持ち悪ぅ、これで椅子座んのかよー、もう着替えてる時間ないな。くそっ。
恐る恐るといった様子で腰掛けるシードにソロンの容赦ない一言。
「痔か?シード。」
――当たらからずとも遠からずです、ソロン様。とは流石に言えないシードであった。

その後の軍事訓練で下腹に力を入れれば、ツツツツツツー…
――うっ?!
――シード将軍、いかがなされましたか?
――い、いや…何でもねぇ。ラウド基準っ 体操の隊形に集まれっ!
――集まりましたよ? 将軍? あ、あのう…太ももが痛むのですか?
――は? い、いやベトベトして気持ちわ…じゃなかった何でもねぇ!

もうないだろうと着替え、すっかり忘れた頃に
――へぇーっくしょい!…だいまおーっとくらぁ…ん?
ツツーっ!
「おわぁーーーっ まだーーーーーっ?!!!」

「あんの野郎っ、どれだけ出しやがった? 今度から絶対!ゴムつけさせるからな!」

−おしまい−



koh mirimo






何がツツーなのかレディ、わかるよね?(笑)
妊娠の可能性は皆無なシードに「つけないと、させないからな!」
って言われるクルガンって…(微笑) まぁそんな事、クルガンが受け入れる訳ないんですが!
生まれて初めて書いたSSもどき。
ネタが浮かんで一気に書いてしまって・・・。
さぁ創作文やってみよう!って最初に浮かんだネタが
これとは、いかがなものかと自分で自分を問いたい作品。




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