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  小さな雨粒が降り注ぐ世界にて   僕は微かな霧に 身を隠すように座ってる   何かを待つワケでもなく 座ってるんだ   独りぼっちで 隠れんぼ   an Abstract World by.林檎屋ヤミトさま   そんなボクの白い視界を通りすぎたのは   霧がかった世界とは 全く似合わない   綺麗な金の髪と 整った顔立ちの人   ボクの目の前を 何も言わずに通り過ぎた   「・・・ふーん、振り返ってもくれないんだ?」   彼女が通りすぎた後   僕は彼女に向かってそぅ投げ掛けた   すると その言葉を聞いた彼女は その場で足を止めた   「・・・あと三歩歩いたら 声かけてあげようと思ったのよ?」   赤い傘がくるりとこっちを向いた   傘が邪魔して彼女の綺麗な瞳が見えなかった   「・・・へぇ、じゃあ もぅ少し 待ってればよかったな」   「あら 声かけてほしかったの?」   「うーん・・・正確に言えば 見つけて欲しかった」   ボクがそんな意味深なことを言ったものだから   彼女は隠れていた顔を上げて ボクを見たんだ   その雨に濡れない 綺麗な瞳で   「・・・アナタ 隠れんぼでもしてたつもり?」   「その通りだよ フレイヤ」   ボクがなんの捻りのない答えを 返すものだから   彼女は珍しそうに 意外そうな目で ボクを見るんだ   「そんなの一人でやるモノじゃなくてよ?」   「それが 一人でじゃないんだよ   世界中の誰かが見つけてくれれば そこで終り」   「なにもこの雨の中でやることないでショ?」   「雨でも降ってないと すぐ見つかっちゃうよ」   降り注ぐ小さな雨粒が僕の頭に落ちて   細い髪を伝って滴れ落ちる   服の袖は霧雨のような雨で湿っていた   「−・・・濡れてるわよ?」   「だって 雨だからね」   ボクの上に半分だけ赤い傘が差し出された   コレには意外だったから 少し驚いた   「・・・馬鹿じゃないの?」   「ボクが馬鹿ってこと?」   「・・・誰も来なかったら 意味ナイじゃない」   あぁ、みんなで隠れんぼしてて   自分だけ見つけ出してもらえなくて   そのまま忘れられちゃうってゆー可哀想なコトですか。   言っておくけど 勿論 このボクには   そんな哀れなことは起こらなかったからね   ・・・それに 今だって、   「・・・ソレは無駄な心配だよ」   「どうしてよ?」   「だって フレイヤが見つけてくれたでしょ?」   傘の柄を持っていない方の手に   僕は優しく触れて 握ってみせた   君は少しだけ湿った綺麗に伸びた爪をしていた   「あら?アタシを鬼にでもするつもり?」   「そんな滅相も無い、アナタは女神様です」   ボクだけのね、なんて付け足したとしても   きっとキミは本気にしないだろうから   あえて 面と向かって 言いはしないけどね   キミが ボクを 見つけてくれたんだよ   「・・・ だから 特別にご褒美」   キミのその湿った手を引っ張って   ボクは 顔色ひとつ変えないキミの頬に   軽く口付けてみたんだ   「−・・・今日は やけに大人しいと思ってたのに」   キミはさっきのボクの不意打ちの攻撃のせいで   アスファルトに落としてしまった傘を拾いながらそぅ言うから   「・・・隠れてる間って 結構 心細いんだよネ」   ボクも思わず 本心を曲げる発言をしてしまった   いや、心細かったのは事実なんだけどね   誰か この世界から ボクを見つけ出して   そうじゃなきゃ ボクは独りぼっちなんだから   「・・・じゃあ 今度はアナタが鬼ね」   キミは イキナリ そう言いだすと   ボクの目の前から 一歩離れてみせた   「キミは目立つから すぐ見つけられるよ?」   その金髪に 深紅の傘を差してるキミ。   こんな薄い霧の中だったら すぐに分かるよ   「アナタよりは隠れるのは上手いわ」   だけど キミは負ける気が全くないみたいで   だから ボクはひとつの企みが頭の中に過ぎったんだ   これは さっきと同じ隠れんぼなんだから、   「じゃあさ キミより 早く見つけられたら・・・」   そう言って ボクは笑みを浮かべながら   キミに 自分の頬を 指で触れてみせた   何を示唆していたのか キミはすぐ解ったみたいで   「・・・考えといてあげるわ」   彼女は赤い傘の下のキミは   まるで勝ち誇るかのように 笑ってみせた   目を閉じて ゆっくりと 数を数える   きっと 次に ボクが目を開けたら *** 誰が 見つけてくれるだろうか *** ↑コレは、ヤミトさんのあとがきのはじめんトコに書いてあったお言葉デス。 あとがき全て載せてしまっていいのかどうかわからなかったんで、全部は載せなかったのですが。 この一言があんまり素敵過ぎるもので、ここだけ載せさせていただいちゃいましたvvv 勝手に引用スミマセン;; この面白半分ちっくで期待ちっくで反語ちっくで・・・・・・。 そのうちのどれと判断するには(ってかそのうちのどれでもないかもしれないんですが;) かおりの頭が足りないんですけども、ホント余韻残すような素敵言葉だったので。 内容のほうもばっちし大好きです〜vv >  独りぼっちで 隠れんぼ ツボです、コレ!!!! あんたは友だち居ないのかい、なんてヤボな質問はナシですぜぃ!!(誰もしねーよ) ヒマなのかさびしーのか、どっちにしてもロキさまは計算抜き希望。 いや、普通に言いますと、『この辺に居たらフレイヤさん来るかなv』なんて待ち伏せじゃないのってことで。 なんかもぅ、そういう方向に地球が回ってんですよ。ロキさまが居たらフレイヤさまがいらっしゃるんですよ。 あぁぁ、すいません、感想じゃないっすね、このヘん。 ってゆーか両思いですッッッ!!ロキさま哀れじゃないんですッッッ!! なんかなにげに通じ合ってます。 それにしっかりやることやってますしねv(固羅) そして最後の一言も大好きです〜☆ >  キミを探すための 独りぼっち世界 こういうささやかな変化って、かおり的にものすんっごいツボツボンなんですよねvvふふふ〜v(怪) はゎゎ、、、なんだかヘンな感想で申し訳ないのですが、とりあえず 『フレイヤさまを鬼(の役)にしようなんて、ロキさまアンタ感服ヨ』ってことで。 でわでわ、ヤミトさまどうもありがとうございましたぁvvv






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