向日葵〜序幕〜 ――ロキ………、ここに居てよ……? 向日葵は笑う。 ――……いいんじゃない?わ、私には関係ないわ。 ただ太陽を見つめ続けながら。 ――オーディン様!何を考えてらっしゃるのですか!? やがて太陽が沈んでも、 ――すぐ、帰ってくるんでしょ? 水平線の彼方へ消えゆこうとも、 ――泣く?なんで私が? その存在を信じて、 ――?勘違いでしょ?壊れてんじゃない? 東の地平線をただ待ち続ける。 ――どこにいようとあたしの勝手でしょっ。 その姿勢に疑いの欠片もなく、 ――……べっ、別に待ってた訳じゃないわよ!!! 我が絶対的存在を想う。 ――あんた…、誰なの……? 信じることが揺らぐとき、 ――…仕事の一つよ、どうせ……。 自らの躯も揺らぐから。 ――すぐ…、すぐ帰ってくるんじゃなかったの……? そしてまた、 ――乗せて!! 夢見てみる。 ――ちょっと、眠いわね。 もう一度太陽が昇るその時を。 ――……な、何よ………。 太陽が戻ってくる瞬間を。 ――………! そして、 ――ありがと。 また来る幸せを。
†いながき かおり†
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