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by.葉月ゆらサマ |
「ロキ様〜。」 「ん?レイヤ、どうかした?」 「はいですぅ〜。あの・・・」 ココは、燕雀探偵。僕と闇野クンが二人で住んでいるところだ。いっつもいっつもミ ステリーマニアの女子高生だの神界のころの影まったくなしのトール神改めナルカミ クンだのやってくる。最近はフレイヤ・・・レイヤもよくやってくる。 前は、毎日毎日退屈でたまらなかったけど、最近は、毎日が充実している。・・・そ れは彼女らのおかげだと思う。 そんな風に充実な毎日を送ってると、時が過ぎるのが早く感じる。どんどんどんどん ・・・・・・周りに変化が起こってきている。 はじめはヘイムダル。アイツを通してオーディンが僕の命を奪おうとしているのが分 かった。そしてフレイ。彼は僕の神格を落としに来た。・・・・これも、オーディン が僕の命を狙ってる証拠。そして、直接オーディンとは関係ないけれど、巨人族の王 『ウトガルドロキ』。僕と同じ名前で、僕と同じ姿。そして、僕が彼と会ったから フェンリルの呪縛が解けたとノルンが言っていた。きっと、フェンリルの呪縛が解け たことでオーディンはますます僕のことを殺そうとするだろう。 すべてを信じているわけじゃない。オーディンが、僕と義兄弟であるオーディンが僕 を殺そうとするわけがない。・・・・・・・・でも。 そう、でも。だったらなぜヘイムダルやフレイが人間界に降りてくる?それに、ナル カミクン・・・トールが理由もなく人間界なんかに来るわけがない。彼は、神界の守 護者なんだから。そう・・・よっぽどの、それこそ僕を殺すためでなければ彼が来る わけがない。そして、彼も僕を「殺しに来た」と認めていた。 ねえ、オーディン?僕は君にそんなに怒られるようなことをしたのかな?僕を本気で 殺せる神々ばかりを送り込んでくるんだね。そんなに僕のことが嫌いになったの?そ んなに僕のことが憎くなったの? そして・・・・彼女。フレイヤ、君はどうして僕のことを憎んでいた?鳴神クンは僕 が「フレイヤを振ったから」なんて言っていたっけ。そんな覚え全然ないよ。君がそ んな風に思ってるなんて僕は知らなかったんだ。君に何かした覚えなんてちっともな いんだ。 誤解が解けて君は僕に優しくなったね。・・・・・君がそんなに態度が変わるくらい ひどいことを僕はしてしまったのかな?だったら、ゴメン。素直に謝るよ。だから、 君の笑顔を僕にもっと見せて?今までの仲の悪かった時間を取り戻そう。 「最近ロキ様元気がないから、レイヤ頑張ってシュークリーム作ってきたです。よ かったら・・・。」 彼女が言い終わる前に一つ掴んで食べてみる。・・・・・おいしい。それに、さり気 ない優しさがすごく嬉しい。 「とってもおいしいよvありがとうレイヤ。元気が出たよ。」 「ホントですか!?よかったです♪」 無邪気に微笑んでくる。優しい笑顔。君のそんな顔を僕にもっと見せて? ・・・・・・君の笑顔を見るたび胸がじんわりしてくるんだ。最近、レイヤといると よくこんな気持ちになってくる。この思いをなんていうか・・・・・・、僕は知っている。 オーディンが、僕を殺そうとしている。これは、まだ真実かどうか分からない。 鳴神クンは、「どこまでも僕に付き合う」って言ってくれた。彼のことだから、きっ とホント。コレは真実。 じゃあ、レイヤを思う僕の気持ちは?他の人にはないような思いを僕は君に持っている。 君を思う僕の思いは真実? 君に対する、思い。 この思いは、真実? ************************************************************************ 心の描写がキュンッとキます。 自分の心をまだちゃんとわかりきれていないような、 それでも理解しようと苦しんでる様子がひしひしと・・・。(あたしだけか?) 真実、ほんと難しいです。 だけどその存在によってあたしたちはきっと平常心を保っていられるのだと思います。 だからロキくんも、真実が欲しいんですね、きっと。(違うだろう) 本当にありがとうございましたvゆらサン☆