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望んだフィナーレ
by.菊理媛サマ

 
 
 









「繭良さん??どーしたですか?」


見上げると、レイヤちゃんが心配そうな顔で私を見ていた。


「レイヤちゃん・・・」


ひどく晴れた空が、目に痛い。


「あっあっどうしたですか!?どうして涙なんて流してるですか!?」


レイヤちゃんの可愛い顔が、今はひどく憎たらしく見える。


「あの・・・良かったらレイヤに話してくれませんか?そんな顔の繭良さん・・・らしくないですよ」


らしくない?
レイヤちゃんは私のどこを知ってるというの?


「繭良さん・・・・」


やめて。そんな顔で私を見ないで。




空は快晴で、
心地悪さを倍増させていた。




多分きっと、そのせい。


「繭良さ・・」
「レイヤちゃん・・ロキくんねぇ、レイヤちゃんのことが好きなんだって!!
 でも付き合えないんだって!!」


レイヤちゃんが驚いたような顔で見る。


でも、止まらない。




「理由・・・分かる?」




「・・・『二人とも、せっかちだからねぇ』」




「・・・・・・」
「これが、理由」


分かる?呆れ口調で言われたこの気持ち。
いくら大人っぽいあなたでも・・・・。




ぽたっ


「・・・・・・」
レイヤちゃんが泣いてた。
ロキくんがいない場所でレイヤちゃんの涙を見るのは・・・・・




正直、初めてだった。




「やだなぁ、レイヤちゃん。レイヤちゃんが泣くことなんて・・・・ないんだよ」


頭が真っ白になる。


レイヤちゃんがどうして泣いているのか
私はどうして泣いているのか
ロキくんにフラれたという事実さえ
そこにはなかった気がする




長い沈黙が二人の間に流れる。







「・・・・ねぇレイヤちゃん。どうして泣いてるの?」


初めに口を開いたのは、繭良だった。
自分の涙は、もう渇いてた。


「・・・繭良さんに何か言いたくて・・・・でもレイヤ・・」


簡単に慰めてくれるだけでいいよ、と私が言ったら、 


レイヤちゃんは思い切り首を横に振った。


「・・・・慰めることは、誰にでもできます。
 でも・・・・レイヤは慰めるだけじゃなくて・・・・誰かを・・・・でも・・・」





慰めるだけじゃいやなのに
誰かを救いたいのに
それができると
そう思って聞いたはずなのに
でも
それは 過信だったんです





「ふっ・・・・・」





つらそうに下を向いて 口惜しそうに泣いてるレイヤに
私はもしかして もの凄く残酷なことを 期待してたんじゃなかっただろうか
大人っぽいレイヤちゃんが 正直羨ましかった
 ロキくんに 愛されてるレイヤ
その大人っぽさは ロキくんが引き出したものだとばかり思ってた
ほんとにそう? ほんとにそう思ってた?






「「 こんな自分じゃ なかったのに」」





ふっとレイヤは顔をあげ、繭良を見つめた。
繭良も、レイヤを見つめた。




プッ


繭良が笑いだす。
レイヤも笑いだす。


「せっかちって、こういうことだったんだね」
「みたいですね」




レイヤは 人の苦しみをよく理解している。
けれど他人を未来に導くほど 人生を見てはいない。


繭良は 人を見る目がある。
けれどその過程を知ろうと思うほど 人を見るよゆうはない。


 


レイヤと繭良は、お互い笑い合っていた。


なんて伸び伸びとした気分なんだろう。
こんな気分は、しばらくの間忘れていた。




「・・・・ロキくんも意外におせっかいよね」
「まぁいいじゃないですか、繭良さんvこんな気持ちいい天気なんですからっ」










気持ちいい。
気分一つで、こんなに世界が変わるなんて。



私は、この少女を憎んじゃいけない。
憎めない。





私は前向きに生きたい。





男はロキくんだけじゃない。


















空は快晴で、
心地良さを倍増させていた。 




     



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菊理媛サマのサイトで300hitをゲットして頂いちゃった小説です〜v
単に「ロキ玲」と希望しただけなのに、それよりもっともっと素敵な設定になってて
かおりは幸せに狂い踊ってますデス〜☆
繭良ちゃん視点ってのがツボっぽいv
ロキくんってば間接的に女の子二人も泣かしてくれちゃってっっ。(微妙に怒/笑)
泣き叫ぶ繭良ちゃんを、救いたくて泣く玲也ちゃん。
この辺に、女神サマの本質ってやつがあるんでしょうか?
慰める、それだけじゃ足りないんですよね。
何ってったって玲也ちゃんは、みんなの幸せを願ってるんですから。
あ゛〜、何もわかってないのにわかったふうなコメント書いちまって、あたしってば。。
でわ、ありがとうございました〜vvv菊理媛サマ☆




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