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by.寅さんサマ |
ロキ様は気付いていないです・・・・ 「ロキ様・・今日はまゆらさん来ないですか。」 いつも聞いてしまう。本当は来て欲しいと思っていないのに。 もう少しこのまま・・・でも。 「ん?ああ、まゆら?・・・そうだね早く来るかな。」 ロキ様はそうやって扉の方に意識が行く。 レイヤ、その空間に入り込めません。だってロキ様は・・・。 「やっほうロキ君!!今日はケーキ焼いてきたんだ! あ、闇野さーん、紅茶あります?お茶にしましょ!」 サラサラの髪の毛・・・優しい笑顔・・・無邪気な声・・・ レイヤに無いモノばかりです。 「いい加減落ちつきなよねまゆら。高校生になってんだからさ。」 呆れたように言うロキ様。でもレイヤは知ってます。 いつだってそのお顔には幸せが混じっていること・・・。 まゆらさんが来ると賑やかになって明るくなります。ロキ様も幸せになるんです。 でも出来ることならロキ様をレイヤが幸せにしたいんです。 何であの娘を最優先してるの? なんでって・・・だって彼女は・・・ 狡いわ何であの子なの?私より・・・ フレイヤ? 私だって・・ ・・・ゴメン。僕はー・・・ 「・・・也!玲也!!・・・大丈夫?酷くうなされていたけど」 ああロキ様のお顔が近くにあります。レイヤ寝ていたですか・・・。 あの夢は何だったですか?何だかとても懐かしい夢でした。 「大丈夫?令也ちゃん。」 まゆらさんまで・・・。 そういえば夢に出てきた人にまゆらさんに似た人がいました。 ロキ様のお隣に・・・。 「!!」 「れ、レイヤ?」ロキ様がビックリしてます。 レイヤがいきなり起きあがったから・・・でもでも。 そんなの嫌です。けれど、お二人はよく似ていました。夢のお二人に。 「レイヤ、見野さんが迎えに来てるよ。そろそろ帰ろう、疲れてるみたいだし。」 「・・・はい。」疲れているんじゃ無いですロキ様。本当は・・・ 「じゃあね。令也ちゃん。」 「さよならです。」まゆらさん、今日もロキ様に送って貰うんですね。 お隣にいるロキ様、とても楽しそうに笑ってます。 バタン。ブロロロロ・・車が走り出してしまったです。 どんどんお二人が遠く、遠くなって・・・ 見えなくなりました。きっともうまゆらさんを送りにロキ様は歩き出してしまってます。 ロキ様は気付いていないです。 夢でロキ様は幸せそうにしていたことを。レイヤが辛かったことを。 どうしてよロキ!!何であの子だったの?! ・・・だってフレイヤ。 僕が会った中で一番心が安らいだ人だったんだ 安・・らぐ? そう。誰よりも優しい心で僕の側にいてくれたんだ だから彼女が良いと思ったんだよ・・・ 私じゃだめなの・・・ロキ・・・ 私だって・・・ずっと・・・ずっと・・・ ゴメンフレイヤ。僕は・・・ その先をまだ私は聞いていないわ。「僕は」何なの・・・ロキ・・・ −・・・僕は幸せを初めて知ったんだ。 彼女を通して。 だから僕は彼女を大切に ・・・大切にしたいんだ ・・・それでも諦めたくない・・・良いじゃない好きでいたって・・・ 良いでしょロキ。貴方が好きだって・・・ 「諦めないです。レイヤ、ロキ様が好きだから」 ***************************************************************** 素敵すぎます〜〜〜vvv フレイヤさまとロキくんのとか、なんとなく霧がかった会話がイイ感じですv そして最後の玲也ちゃん!!! 雨の中天を仰ぐ紫陽花を想いました。(←寅さんサマにも言ったけど) 本当にありがとうございました〜!!!