★ロキv玲也☆


幸せ
by.寅さんサマ




           ロキ様は気付いていないです・・・・






「ロキ様・・今日はまゆらさん来ないですか。」

いつも聞いてしまう。本当は来て欲しいと思っていないのに。

もう少しこのまま・・・でも。

「ん?ああ、まゆら?・・・そうだね早く来るかな。」

ロキ様はそうやって扉の方に意識が行く。

レイヤ、その空間に入り込めません。だってロキ様は・・・。

「やっほうロキ君!!今日はケーキ焼いてきたんだ!

あ、闇野さーん、紅茶あります?お茶にしましょ!」

サラサラの髪の毛・・・優しい笑顔・・・無邪気な声・・・

レイヤに無いモノばかりです。

「いい加減落ちつきなよねまゆら。高校生になってんだからさ。」

呆れたように言うロキ様。でもレイヤは知ってます。

いつだってそのお顔には幸せが混じっていること・・・。



まゆらさんが来ると賑やかになって明るくなります。ロキ様も幸せになるんです。

でも出来ることならロキ様をレイヤが幸せにしたいんです。





       何であの娘を最優先してるの?



                 なんでって・・・だって彼女は・・・



      狡いわ何であの子なの?私より・・・



                           フレイヤ?



     私だって・・



                      ・・・ゴメン。僕はー・・・



 



「・・・也!玲也!!・・・大丈夫?酷くうなされていたけど」

ああロキ様のお顔が近くにあります。レイヤ寝ていたですか・・・。

あの夢は何だったですか?何だかとても懐かしい夢でした。

「大丈夫?令也ちゃん。」

まゆらさんまで・・・。

そういえば夢に出てきた人にまゆらさんに似た人がいました。

ロキ様のお隣に・・・。

「!!」

「れ、レイヤ?」ロキ様がビックリしてます。

レイヤがいきなり起きあがったから・・・でもでも。

そんなの嫌です。けれど、お二人はよく似ていました。夢のお二人に。

「レイヤ、見野さんが迎えに来てるよ。そろそろ帰ろう、疲れてるみたいだし。」

「・・・はい。」疲れているんじゃ無いですロキ様。本当は・・・

「じゃあね。令也ちゃん。」

「さよならです。」まゆらさん、今日もロキ様に送って貰うんですね。


お隣にいるロキ様、とても楽しそうに笑ってます。

バタン。ブロロロロ・・車が走り出してしまったです。

どんどんお二人が遠く、遠くなって・・・

見えなくなりました。きっともうまゆらさんを送りにロキ様は歩き出してしまってます。





ロキ様は気付いていないです。

夢でロキ様は幸せそうにしていたことを。レイヤが辛かったことを。





      どうしてよロキ!!何であの子だったの?!

            

                ・・・だってフレイヤ。

                   僕が会った中で一番心が安らいだ人だったんだ

 



     安・・らぐ?



                  そう。誰よりも優しい心で僕の側にいてくれたんだ

                  だから彼女が良いと思ったんだよ・・・





       私じゃだめなの・・・ロキ・・・



                   私だって・・・ずっと・・・ずっと・・・





           ゴメンフレイヤ。僕は・・・





  その先をまだ私は聞いていないわ。「僕は」何なの・・・ロキ・・・



                  −・・・僕は幸せを初めて知ったんだ。

                     彼女を通して。

                   だから僕は彼女を大切に

                           ・・・大切にしたいんだ





・・・それでも諦めたくない・・・良いじゃない好きでいたって・・・

良いでしょロキ。貴方が好きだって・・・

「諦めないです。レイヤ、ロキ様が好きだから」



 

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素敵すぎます〜〜〜vvv
フレイヤさまとロキくんのとか、なんとなく霧がかった会話がイイ感じですv
そして最後の玲也ちゃん!!!
雨の中天を仰ぐ紫陽花を想いました。(←寅さんサマにも言ったけど)
本当にありがとうございました〜!!!





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