そこは誰も入り込めない世界。
四つのバラの化身たちが、デュナン湖にそびえ立つ城に咲いていた。

エスメラルダあら、今日はヴァンサンとシモーヌはいませんのね。

ミルイヒ今日はリーダーから久しぶりにお呼びがかかったらしいんだ。でも、そろそろ帰ってくると聞いていたのだが・・・。

ヴァンサンおおっ、ミルイヒ、エスメラルダ!やっと帰ってきたよ。

シモーヌ待たせてすまなかった。

ミルイヒおおっ、ヴァンサン、シモーヌ!二人ともよく帰って来てくれた。けがは無いかい?

シモーヌああ、大丈夫だ。

ミルイヒそれはよかった。ああっ、なんと!君達の額に、とても美しいバラのような汗が輝いているよ!

ヴァンサンなんとうれしい事だ!

エスメラルダでも、その汗で素晴らしいナルシーメイクがくずれて、眉が・・・。

シモーヌノンノンノン。エスメラルダ、それ以上は言ってはいけないよ。

シモーヌあら、いけない。つい本当の事を・・・。ほほほ。さあ、語らいにはいりましょう。


エスメラルダ今回の戦いはどうでしたの?

ヴァンサン楽勝だったさ!なんと言っても私たちには、ナルシー攻撃があるからね。

シモーヌそう。われらのナルシー攻撃を前にすると、皆倒れていくのさ。

ヴァンサン深紅のバラが舞う中、私たち二人は敵の周りを走って取り囲む。

シモーヌそして、二人が対角線上に並んだ所で、敵をめがけて一気に剣を振り払う!

ヴァンサンシモーヌの片手剣「ラプソディー」が!

シモーヌヴァンサンの片手剣「フェリシタシオン」が!

ヴァンサンそしてたなびく美しいマイヘアー。

シモーヌそしてたなびく美しいマイストール。

ヴァンサン最後は優雅に着地。

シモーヌ敵はあえぎ声すらもらすことなくジ・エンド。


エスメラルダ最強無敵ですわね。

ヴァンサンそう!私たちの技は、最強無敵なのさ!

ミルイヒうらやましいかぎりだ。私もそんな攻撃をやってみたいが、私にはないからなあ・・・。

シモーヌならば作ろうではないか!我ら四人があみだす「真・ナルシー攻撃」を!

ヴァンサンおおっ、すばらしい!「真・ナルシー攻撃」か!

エスメラルダでも私は戦闘には参加できませんわ。

シモーヌ大丈夫。君でもできるようにするさ。

ミルイヒそれではどんなふうにしようか。

シモーヌうーん・・・・・・。例えば、こんなのはどうだろう。まず私がドの音で「ナルシー!」と歌う。

ヴァンサンそして次に私がミの音で「ナルシー!」と歌うのかい?

ミルイヒそれでは次は私がソの音で「ナルシー!」と。

エスメラルダそして最後は私がその上のドの音で「ナルシー!」と決めるのね。

シモーヌそう。そしてバラが舞う中、私が突進して「アン!」と言って剣を振り払う。

ヴァンサンそして次は私が突進して「ドゥ!」と。

ミルイヒ今度は私が「トロワ!」と。

エスメラルダ最後は私のバラの微笑みで決まりですわね。

ミルイヒなんと素晴らしいんだ!

シモーヌああ、早くやってみたいものだ。

ヴァンサン次にリーダーからお呼びがかかったら、是非やってみようではないか!

ミルイヒその日がとても待ち遠しいよ!

エスメラルダええ本当に。

シモーヌはっはっはっ!

ヴァンサンはっはっは!

果たして、彼等にリーダーからのお呼びがかかることはあるのだろうか・・・。


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