<修学旅行前>
主人公 「氷室先生!もうすぐ修学旅行ですね」
氷 室 「修学旅行のことを考えると憂鬱になる。
諸君たちにも、引率教員のことを少しは考えてほしい」
主人公 「すみません」
氷 室 「君に詫びる気持ちが少しでもあるのなら…
コホン、君が修学旅行委員をやりなさい」
主人公 「えぇ〜!!」
氷 室 「えぇ〜ではない。"旅は道連れ、世は情け"と言うだろう」
主人公 「はぁ〜(大変なことになっちゃったな)」
はばたき学園の修学旅行は京都・奈良!
<1日目>
主人公 「バスの席順は早い者勝ちです!
その代わり譲り合って速やかに着席してください」
(ふー、やっと皆座ったよ)
氷 室 「………」
主人公 (この無言の圧力は…)
「ひ、氷室先生!(やっぱり…)」
氷 室 「自分の席は?」
主人公 「はっ?」
氷 室 「自分はどこに座るつもりかと聞いている」
主人公 「あっ!自分の席を確保するのを忘れちゃった…」
氷 室 「全く、君は…事前にバスの席順を決めておけば
このようなことにならずに済むものを…」
主人公 「…申し訳ありません」
氷 室 「…仕方が無い。私の隣に座りなさい」
主人公 「えっ!氷室先生の隣ですか?」
氷 室 「ここしか空いていないのだから、そうするしかないだろう」
主人公 「はぁ〜い…」
(緊張するなぁ)
<2日目・夜>
主人公 「氷室先生!クラス全員の食事とお風呂の終了、
各部屋での点呼確認済でーす!」
氷 室 「よろしい。こちらからも報告をするが、
念のため旅館の方に生徒代表として報告と挨拶をしておきなさい」
主人公 「はい。それでは失礼します」
*
主人公 (あ、担当の仲居さんだ!)
「あの、すみません!はばたき学園の生徒全員、
お風呂と食事が終わりました」
仲 居 「はい、かしこまりました。委員のお仕事大変でしょう?
お疲れ様でございます」
主人公 「いえ、そんな…」
(なんだか照れくさいな)
仲 居 「ひょっとしたら、委員さんは、ご入浴がまだなのではございませんか?」
主人公 「あ、そうでした…」
仲 居 「今のお時間でしたら、まだご入浴できますので、是非どうぞ」
主人公 「でも、学園関係の使用時間は、もう過ぎて…」
仲 居 「内緒にしておきますよ。幸い本日は学園の方しか
お泊りになっておりませんから、お気になさらずに。
少々お待ちくださいませ。(タタタタタ…)
こちらの浴衣をお使いくださいませ」
主人公 「すみません。ありがとうございます」
*
主人公 「ふっー、いいお湯だった。しかも貸し切りだったし、極楽、極楽っと」
(少し涼んでいこうかな…)
「(どっこいしょっと)今日一日色々あったな〜」
氷 室 「ここで何をしている」
主人公 (ん?この声は…)
「ひ、氷室先生!(やっぱり…)」
氷 室 「宿泊施設内では、体操服を着用するように
決められているはずだが」
主人公 (ひぇ〜どうしよう)
「あの、実は………」
*
氷 室 「ふむ。そういうことならば今回だけは特別に許可をする。
では質問を変える。何故部屋に戻らずここに座っている?」
主人公 「え〜と、あ、見てください、先生!星が、星がとてもよく見えます!!」
氷 室 「ふむ、どれ?…確かによく見えるな」
主人公 (どきっ!わわっ、氷室先生が、すぐ横に!!
…っていうか私、下着つけてないんだよぉ〜
浴衣をもらって、そのまま部屋に戻らずお風呂に
入っちゃったから下着の替えを持っていなくて。
どうしよう!気づかれないかな…暗いから大丈夫かな?
恥かしいよぉ…)
氷 室 「うん?どうした?急に静かになったが?」
主人公 「い、いえ何でもありません!大丈夫です
氷 室 「よし、では質問をする。星が動いて見える理由は………」
主人公 (よかった、全然気付かれていないみたい)
*
氷 室 「…星の色の違いは、表面温度の違いで、
明るさは星の大きさと表面温度に…」
主人公 「くしょん!」
氷 室 「ん?そういえば、君は風呂上りだったのではないか?
湯冷めしたな…こんなところにいるからだ…早く部屋に戻りなさい」
主人公 「はーい…(って先生の講義、盛り上がってたせいじゃ…
とても言い出せなかったよ)
貴重な講義ありがとうございました」
(ぺこり)はらり(←最早お約束。胸元はだけました)
氷 室 「!!君は…!」
主人公 「(ボッ!!赤面)失礼しま―――――す!(ダッダッダッ)」
【ヒムロッチ機能停止】
主人公 (あーん、私のバカバカバカ。見られちゃったよー
恥かしい。わぁー、もう氷室先生と顔合わせられないよぉぉぉぉぉ〜)
続く