最強の楽曲揃いなのにライブが最凶だったlionsheart
きっと伊藤政則氏も落胆したことでしょう当時。


伝説のバンド、lionsheartです。ぼくも未だに大好きですこのCD。

友達がパワーロックトゥデイを聴いてのことでした。
物凄く興奮しながらlionsheartの試聴した曲の感想をまくしたててきました。
とにかく凄くかっこよかったとのことです。でも、漫画のおもしろい部分を
口で説明されても全然おもしろくないのと一緒でやはり口では
その楽曲の良さを説明するにはとても無理というもの。
聴いているこっちも辛くなってきます。


ただ、B!誌でもカラーページでlionsheartの特集をしていたので
そちらを熟読しました。まずびびったことが、ギターリスト二人が
兄弟なのです。双子の。かなりかっこ悪いそのルックスに
衝撃を受けました。


極めつけがVOです。巨漢です。100kgはあるんじゃないかと思えるほど。
ロックバンドのメンバーはスリムでスリージーでワイルドで
金髪でロンゲでクールでニヒルなイメージの集合体と思っていただけに
この不細工ぶりは聴く前からひいちゃいました。
だってモトリークルーやボンジョヴィはかっこいいですし。


しかし楽曲の良さはピカイチとここでもうたわれていて
点数も高いしなによりもぼくの年間予算はCD代にシフトしていた
この当時。買って自分の耳で最終判断を下そうと地元の新星堂に
ダッシュしました。が、売り切れ。仕方ないので某駅のディスクユニオン
まで遠征してゲットしてきました。店員さんもお薦めといってくれましたね。


そして。買ったばかりのCDの梱包を解いてCDデッキにぶち込んで
一曲目がかかる時。或る意味一番美味しい瞬間なのですが
どうしても不細工バンドっていう先行意識のせいでなかなか
ハッピーではなかったのですね。でも、そんなルックスハンデを
軽く覆せるパワーを持ったcant'believe、ready or not、
Living In A Fantasy、素敵すぎます。なによりも
スティーヴグリメットの声質が最強にかっこよい。この声をきくかぎり
ジョンサイクスみたいなセクシーな男性を容易に想像できます。
以降、ぼくはこのCDを聴くときはVOのルックスをスティーヴ本人を
思い出さないようにする為、妄想のグッドルッキング白人に
設定することで代替手段とし、気持ちよく聴くことができます。でぶ嫌い。


そんな素敵なアルバムを送り出したlionsheartですが。
日本ではCDがよく売れた。それじゃー来日するっぺみたいな
軽いのりで彼らは来日ライブを行なうことになりました。
誰もが双子の凄腕ギターリストのオワーズ兄弟がそのまま来るのだろうと
思っていた矢先、メンバーチェンジが起こっていました。
でも、プロフェッショナルならライブも素敵だろうと思っていただけに
彼らのライブは散々たる結果に終わってしまいました。


ぼくは行ってないのであくまでB!誌の酷評をですが。
VOのスティーヴはライブ中にカンペを丸読みしながら歌い、
声はでない、パフォーマーとしての動きが皆無、でぶ、
飯だけはよく食べるなどなどもの凄い書かれ方をしていました。
バンドの演奏もボロボロだったようだし。
もちろん笑っちゃいましたよええ。政則氏もラジオで半ギレでした。


その後は地下活動状態になったとはいえ、現在3rdくらいまでは
アルバムを出しています。ぼくは1stしか買ってないので
興味は沸きませんが。でも、1stは完全無敵なオーラをまとっていた
だけに、このバンドが原点回帰の起死回生アルバムを出そうものなら
もう一度応援したいとおもいますよ、まじで。     戻る