6「うまく言葉が出ない」
結局、オレは家でねーちゃんを待つことになった。
夕方5時ホントは、この時間には帰って来ている時間。
そして、金曜日ならオレと一緒にねーちゃんと夕食の準備をしている時間なんだ。
でも、ねーちゃんの姿はここには無い。今たぶん、あの男と一緒にいるんだろう。
・・・・。
今のオレは待つしかない。
6時。まだ、帰ってこない。遅くなるときは必ず、電話してくるのに・・・。
そうだ、電話があった!
オレは、電話をかける。
プルルルルルルル、プルルルルルルルル。
出ない・・・・。
留守番電話サービスになった。おかしい、いつもならすぐ出るのに。
なんで出ないのだろう。
神様・・・おねーちゃんが無事でありますように!(色々な意味で)
お願いします、神様〜っ!!
・・・・。
そして、7時になった。
ガチャリ。
玄関が開く音が聞こえる。帰ってきた!
なんなんだよ、まったく!
すっげー、待った!さんざん、待った!
ねーちゃんがいなくて、すっげー寂しかった!
なんだかわかんないけど、とにかく怒っていた。
何に怒っていいのかわからないけど怒っていた。
・・・・。
それからねーちゃんとはうまく話せなかった。
感情がスゴクから回りして、全然言葉にならなかった。

オレは夕食を食べ終わったあと、とにかく眠る事にした。
まだちょっと早いと思ったけど。
今の感情をおさめるにはコレしか方法が思いつかなかった。

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