などといきなり質問をしてみます。・・・なんだ、そんなこと簡単じゃないか、
「空は青い」って太古の昔から決まっているじゃないか。なんて言う人もいれば、
いや待てよ、「空」は曇ったり、夕焼けをしてみたり、夜になったりするから、
白や灰色や、オレンジ、黒とか藍色というのもあるかも知れないなと考える人も
いるかも知れませんね。でも、空が桜色になったり、紫色になるって言ったら
あなたはその言葉に納得できるでしょうか?「わたしは生まれて一度も桜色の空なんて
おがんだこと無いや」っていう人がほとんどなんでしょうけど・・・。
でも、実際に桜色や紫色の空というのは存在しているのです。
夕焼けに染まるちょっと前の瞬間の空の色。
そして、夕焼けが終わってだんだんと暗くなりゆく空の色。
さすがにこれらの中間の色というのは、空全体に広がるわけじゃないので
「だまされた」と思うかも知れませんが、桜色や紫色の空というのは、
やっぱり存在するのです。・・・そしてそれだけではありません。
暇があったら夕焼けの終わり頃に日の沈む方をずっと見ていてください。
夜の深い青色と、夕焼けの明るいオレンジ色との間に、青から赤に向かって、
黄色や暗い緑を経て、きれいなグラデーションが見えるでしょう?
そして、夕焼けに限らず、普段の青空でさえ、様々な青色を伴って僕らに
その姿を見せてくれます。水平線方向には薄い水色、真上には深い青色。
「空は青い、夕焼けはオレンジ」なんて思いこみに引っかかって、
その微妙な色の違いに気づくことができない。そもそも、そんな色の違いに
気づくほどゆっくりと空を眺めてみたことがありますか?
実は、このように僕らが思いこみだけで済ませてしまい、その本質の美しさに
気づいていないものって、きっとたくさんあると思うんです。
それは自然だけとは限りません。人工的に作られたものだって、それこそ
鑑賞するために作られたものでなくても、そのなかに美しさや調和といったものを
見いだしたことはありませんか?
別に僕は、「感受性」の話をしたいわけではありません。感受性っていうと
なんだか芸術的なセンスみたいで、苦労してもなかなか身につかなさそう・・・。
僕が言いたいのは、「ゆっくりとした時間を過ごすこと」なんです。僕らは確かに
いろんなやらなきゃいけないことに追われてしまって、・・・またせっかく時間が
できたのに、急にできたその暇に何だか不安や恐れを感じてしまい、穴埋めするか
のように次のスケジュールを入れてしまう人もいますね。
ぼーっとすることって、そんなに無駄なことですか?
「ゆっくりとした時間」は、僕らに思いこみから脱却する余裕を与えてくれる。
そんな風に僕は思っています。そして、僕らは思わぬ美しいことに出会うんじゃ
ないでしょうか?
そんな僕の考えを、チョット参考にして欲しかった。
そして、その一番大きな例と言うことで「青空」を思いついた僕は、
この「青空王国 -Blue Sky Kingdom- 」というタイトルにしたのです。